たらいまわしとは? わかりやすく解説

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たらい回し

読み方:たらいまわし
別表記:盥回し

物事をよその部門に対応させて面倒事を回避しようとするさま、あるいは、行く先々で他の窓口へ行くように案内されなかなか目的果たせないさまなどを意味する表現

たらい‐まわし〔たらひまはし〕【×盥回し】

読み方:たらいまわし

[名](スル)

あおむけ寝て、足でたらいを回す曲芸

人や物、また権利地位などを、ある限られた範囲内で、順送りにすること。「病院転々と—にされる」「権力の座を—する」


盥廻


盥廻し

読み方:たらいまわし

  1. ⑴〔犯〕共謀してする詐欺。⑵一つのものを順ぐり持廻ること。⑶陰謀的に政権等を次々譲り渡し行き、又元にかえすこと。
  2. 相場一方にて買建釣上げ一方買玉を売つて利喰する仲買店の奸手段。盥を廻せば元にかえるところから形容したもの。〔詐〕 ②不動産売買にからむ詐欺手口の一。右(※⑴)に同じ。〔詐〕 ③政党相互間で陰謀より政授受すること。右(※⑴)に同じ。〔俗〕 ④被疑者被告人留置場所を必要により転々替えること。右(※⑴)に同じ。〔盗〕 ⑤もぎり(切符きり)が入場券半片を客に渡さず売場廻して再び売ること。右(※⑴)に同じ。〔業〕

分類 犯罪者、詐/俗/盗/業/犯罪一般


盥廻し

読み方:たらいまわし

  1. 甲店に買ひ乙店に売り建玉を運用すること。
  2. 一方で買建相場釣上げ一方で買玉を売つて利喰する仲買店の奸手段をいふ。〔相場語〕
  3. タラヒマワシ。甲店より買ひて乙店に売つて建玉運用すること。
  4. 一方で買建相場釣上げ一方で買玉を売つて利喰する仲買店の奸手段をいふ。
  5. 物を売買する際し買主方の中に仲間の者をひそかにはいらせておき、安価の物を高価にせり上げさせて多分の利益を得る詐欺のことを云ふ。
  6. 甲店より買ひ乙店より売るか甲店より売り乙店より買ふかとにかくその行動一般に知らしめぬやうにする駈引をいふ。

分類 相場相場

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たらい回し

(たらいまわし から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/03 00:16 UTC 版)

たらい回し(たらいまわし、盥回し)とは、たらいを足などで回す曲芸。転じて、物事を次から次へと送りまわすこと、面倒な案件や関わりたくない案件を、部署間で押し付け合う責任逃れ(俗に言う「責任のなすり合い」)や責任転嫁、その他一部の組織・派閥による権力や利益の独占も例えて呼ぶようになった。






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