三省堂 大辞林 |
ざん・す
〔江戸の遊里語〕
(1)「ある」の意の丁寧語。あります。ございます。
「おめへさんにつかはれるものはだれも―・せん/洒落本・契情買言告鳥」
(2)(補助動詞)
形容詞の連用形(音便の形)、断定の助動詞「だ」の連用形「で」に付く。補助動詞「ある」の丁寧語。であります。でございます。
「まあうそにもうれしう―・す/洒落本・傾城買四十八手」「あばただらけのぢぢいづらで―・す/洒落本・滑稽吉原談語」
〔活用は助動詞「ざんす」に同じ〕
ざんす
〔江戸の遊里語〕体言およびそれに準ずる語に付く。「だ」の意の丁寧語。です。でございます。
「ごしやう〈ざんす〉、よしてもおくんなんしえ/洒落本・遊僊窟烟之花」「うそはきついきらい〈ざんす〉/洒落本・契情買言告鳥」「なん〈ざんす〉とえ。ちつともきこえんせん/洒落本・傾城買四十八手」
〔はじめ吉原の妓楼丁字屋の使用語であったが、のち広く遊里語として用いられるようになったという〕
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山の手言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/26 01:14 UTC 版)
(ざんす から転送)
山の手言葉(やまのてことば)とは、東京の山の手で使われてきた日本語の方言。下町の江戸言葉とともに東京方言をなす。
江戸の上層武士が日常用いた言葉を基盤に、明治時代に成立した。日本語の標準語は中流階層の山の手言葉を母体として形成されたが、標準語と山の手言葉は同一ではない。
- 1 山の手言葉とは
- 2 山の手言葉の概要
品詞の分類
「ざんす」の用例一覧
宮沢賢治 山地の稜 (青空文庫)
人がこんなに云ってくれるとは思はなかった。けれども×××××××××××××××××××××とき××××××××××××××××なんだ。 「はあ、おありがどござんす。お蔭でまめしくて 居 ( を ) りあん [#「ん」は小書き] す。」純哉...
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佐々木味津三 右門捕物帖 幽霊水 (青空文庫)
の用があって来やがったんだ」 たたみかけていったのを、不思議な男は一言も答えずにじいっと伝六の顔を長いこと見守っていましたが、とつぜん奇妙なことをずばりといいました。 「だんなは、江戸っ子でござんしょうね」 「なんだと!」 「だんなは江戸っ子かどうかとおききしているんでござんす...
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旗本退屈男 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男 (青空文庫)
さまにお詣りしていたら、ぽんと肩を叩いて、篠原の先生、という声がするじゃないかよ。ひょいとみたら田舎の兄さんさ。よいところじゃ、小芳も会いたがっておりますから、一緒にどうでござんすと誘ったが、ぜひ...
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