抉る
くじ・る【×抉る】
くじる
- 〓。抉。手指にて女陰を玩弄す。一書には玩索(くじる)の字を当つるあり。但し、「くじる」とは女陰玩弄の意のみにあらず、元来総て孔の中に物をつき入れてかきまはすことをいへる古言にて、転じて性語となれるなり。乃ち「竹取物語」に「闇の夜に出でても穴をくじり、ここかしこよりかいまみまどひあへり」とあり、又「夫木集」廿三に「淀川ややうじが島にすむ千鳥はしにてなどかはをくじるらん」などあるにて察すべし。「くじる時親指さねのかぢをとり」「金切声で廊下でくじられる」「くじりかかると暫くでおつ立てる」「くじるばつ向ふ下りて丁度よい」「嫁の下女あつちへむいちや下くじり」「くじりあき千代蚊帳の句をふと案じ」「大だはけ蔭間をくじる馬鹿和尚」「くじられたばかり物うき下女が面」「くじる度背中でもがく芥川」。
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くじる
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