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かがく-こつ 3 【下顎骨】

下顎形成する馬蹄形の骨。左右顎関節側頭骨結合している。


骨の一般用語

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下顎骨

読み方:かがくこつ
【英】:Mandibula,Mandible

下顎支え頭蓋顎関節をつくる骨で、平な馬蹄形の部(下顎体)と、その後端から上方に向かう部(下顎枝)に分けられる。本来有対の骨として生じ、生後1年目で下顎底前端癒合して一つの骨となる。下顎体の上縁は歯槽部で、下縁下顎底という。歯槽部には各側8本の歯をいれる八つのへこみ(歯槽)があり、全体として歯槽弓をつくる。各歯槽境する骨壁を間中隔といい、大臼歯歯槽はさらにその歯根の間を隔てる低い根管中隔で分けられている。体の正中線上前面で左右の骨が癒合した部分は高まり、その下縁三角形をなして突出オトガイ隆起)し、ヒト特徴であるオトガイをつくる。その外側下縁に接する小突出部をオトガイ結節という。外面ではオトガイ結節から斜線下顎枝前縁に向かう。また第2小臼歯下方オトガイ孔がある。下顎体内面には前方正中部に四つ隆起からなるオトガイがあり、上二つオトガイ舌筋下二つはオトガイ舌骨筋がつく。その下外側下縁切歯卵形のへこみ(二腹筋窩)がある。そこから斜め下顎枝前縁に向かう線(顎舌骨筋線)があり、左右のこの線の間をはる顎舌骨筋が口底をつくる。この線の上前はへこみ(舌下腺窩)、またこの線の下方、第2~3大臼歯の所もへこむ(顎下線窩)。下顎底下顎枝にうつる所は下顎角といわれ、小児鈍角であるが成長とともに直角に近づく下顎枝の上縁は深い切れ込み下顎切痕)によって二つ突起分かれ、前のもの(筋突起)には側頭筋がつき、後のもの(関節突起)の先に楕円形の下顎頭があて、側頭骨部にある関節窩顎関節作る下顎頭の下はすこしくびれ(下顎頚)、その前面外側翼突筋のつく翼突筋窩がある。下顎枝外面は平らで下顎角近く咬筋のつく咬筋粗面内面には内側翼突筋のつく翼突筋粗面がある。下顎枝内面中央には下顎孔があり、その前縁上内方に尖り下顎小舌口腔から触れるので、下歯槽神経伝達麻酔の際、針をさす指標となる。下顎孔の後下から溝(顎舌骨筋神経溝)が出て前下方斜めに向かう、この上の高まりが顎舌骨筋線である。下顎管下顎孔からはじまり下顎体中央二分し、外側管はオトガイ孔外側にひらき、内側管は切歯のそばに終わるが、その経過中に歯槽に向かって小管を出している。有顎下顎支配する骨格は本来下顎軟骨Meckel軟骨)で、上顎支配する支持する軟骨は(口蓋方形軟骨)と顎関節をつくる。ともに鰓弓軟骨変化したものである。硬骨魚類では下顎軟骨のまわり若干皮骨が生じて下顎支えそのうち外面にあり、顎縁の歯をつけた大きい歯を歯骨という。顎関節下顎軟骨口蓋方形軟骨それぞれ後部化骨物(関節骨と方骨)の間につくられる。両棲類爬虫類も同じ状態であるが、哺乳類では歯骨のみが大きくなって下顎骨となり、顎関節歯骨と燐骨(側頭骨部に相当する骨)の間に新生されたものである。そして関節骨と方骨ツチ骨キヌタ骨になっている。多く哺乳動物では下顎骨は生体でも対をなした状態にとどまっている。Mandibulaはmandere(噛む)という動詞由来し、語尾のbulaは「道具」を意味する接尾辞である。下顎骨にはすべての咀嚼筋が付。

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