おぶ

デジタル大辞泉

お・ぶ【帯ぶ】

読み方：おぶ

［動バ四］

１ 身につける。

「我が大君の—・ばせる細紋(ささら)の御帯の結び垂れ」〈継体紀・歌謡〉

２ 細長くまわりに巻く。

「三諸(みもろ)の神の—・ばせる泊瀬川(はつせがは)水脈(みを)し絶えずは我(あれ)忘れめや」〈万・一七七〇〉

［動バ上二］「お（帯）びる」の文語形。

津軽語辞典

おぶ

方言	意味
おぶ	幼児語の水

あがつま語

おぶ

[変]＝お湯（ゆ）

大阪弁

ぶぶ、おぶ、おぶぅ

大阪弁	訳語	解説
ぶぶ、おぶ、おぶぅ	お茶、湯茶	幼児語だが、大人も使う。もともとはお湯の意味であり、白湯（さゆ）や風呂のこともさした。「おぶ」は丁寧な言い方。食事時に騒いでばかりいる子のことは「ぶぶくれ」と言う。

隠語大辞典

御湯

読み方：おぶ，おぶう

1. 板の間稼の別名である。風呂屋のことをおぶやといひ、風呂に入ることをおぶに入るといふから、おぶやに於て稼ぐといふ意味に基ゐて起つたのである。〔犯罪語〕
2. 〔犯〕板の間稼の別名である。「お湯」のこと、「板稼」「ズンブリ」ともいふ。別項参照。
3. 犯罪語にて板の間稼の別名である。風呂屋のことをおぶやといひ。風呂に入ることをおぶに入るといふから、おぶやに於て稼ぐといふ意味に基ゐて起つたのである。
4. 〔隠〕犯罪語で板の間稼の別名。風呂屋の事をおぶやといふより出づ。おぶやで稼ぐの意。
5. 「いたのまかせぎ」の事。
6. 板の間稼ぎ。前橋。
7. ⑴湯。⑵お茶。⑶風呂。⑷〔犯〕板の間稼ぎの別名、風呂屋のことをオブ屋というところから出た。
8. 「いたのまかせぎ」のこと。

分類 犯、犯罪、犯罪者、犯罪語

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

おぶ

出典:『Wiktionary』 (2020/06/16 10:27 UTC 版)

動詞

おぶ【帯ぶ】

1. 身に付ける。
2. 含（ふく）む。

お-ぶ 動詞活用表（日本語の活用）

バ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
お	ば	び	ぶ	ぶ	べ	べ

お-ぶ 動詞活用表（日本語の活用）

バ行上二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
お	び	び	ぶ	ぶる	ぶれ	びよ

用法

上代では四段活用、中古以降は上二段活用で用いられる。

諸言語への影響

• 現代日本語: おびる

Weblio日本語例文用例辞書

「おぶ」の例文・使い方・用例・文例

• 彼はおじいさんを背中におぶって行った。
• 《諺》 「寸を与うれば尺を望む」 《抱けばおぶえと図に乗る》.
• それはオオカミにヒツジの番をさせるようなものだ, それでは猫にかつおぶしだ.
• おぶうといえば抱かると言う
• かつおぶし
• かつおぶしを削ったもの
• カツオの背中の部分で作った上等なかつおぶし