『ウルトラマンサーガ』に登場するバット星人
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「帰ってきたウルトラマンの登場怪獣」の記事における「『ウルトラマンサーガ』に登場するバット星人」の解説
映画『ウルトラマンサーガ』に登場。 かつてウルトラの国壊滅やウルトラ兄弟抹殺を企んだバット星人の同族で、一族の中でもエリートに当たる。外見は過去の同族とかなり異なる細身の機械的な姿となっており、過去の同族で鋏状だった手も5本指となっている。また、名前の通りコウモリのように天井から逆さにぶら下がり、マント状の翼を広げる描写も見られる。人間を「つまらない生き物」と見下し、配下の怪獣たちすらも用済みになれば容赦なく処刑するなど、性格は冷酷である。 同作ではよりパワーアップを遂げたハイパーゼットンを使って宇宙に死をもたらす神として君臨することを目論み、ウルトラ戦士が存在しない次元宇宙の地球(フューチャーアース)をそのための実験場として制圧する。「人間たちの絶望と恐怖心」こそがゼットンを成長・覚醒させる食事と考えており、そのために怪獣墓場をはじめとして多数の次元宇宙から怪獣や宇宙生命体を連れ去っては、地球(フューチャーアース)にわずかに残された子供たちやチームUに仕向ける。 以前の同族と異なり巨大化することはなく、前線基地の宇宙船内から怪獣を操ったり人間たちに自らの幻影を見せて怯えさせたりするが、終盤で脱皮したハイパーゼットン(ギガント)と宇宙船ごと融合することでハイパーゼットン(イマーゴ)となり、操ったその力でゼロ、ダイナ、コスモスを一度は敗北に追い込む。あきらめなかった3人が合体して誕生したウルトラマンサーガとも互角に渡り合うが、サーガとチームUの連携によって追い詰められ、最後はサーガのサーガマキシマムでハイパーゼットンごと爆死する。 声:東国原英夫 本作品の前日談となるOV『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』でも、ビートスターの語った記憶回路の映像(回想シーン)に登場し、ビートスター誕生のきっかけとなったことが明かされている。 デザインは後藤正行が担当した。イメージソースは、マイティ・ソー。デザイン画では腕のプロテクターが手に重なっていたが、監督のおかひできからの手の演技をさせたいという要望により、造型では逆向きに付けられた。初期プロットでは、実は人間がバット星人に扮していたと設定されており、頭部を着脱式マスクとして構成したデザイン画も描かれていた。 おかは、ハイパーゼットンに融合した後のセリフの1つはアニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のズォーダーを参考にしていると述べている。
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