《耐荷重》の正しい読み方

実用日本語表現辞典

《耐荷重》の正しい読み方

「耐荷重」の正しい読み方

「耐荷重」は「たいかじゅう」と読む。

「耐荷重」の意味解説

「耐荷重」は物がどれだけの「荷重」に「耐」えることができるか、すなわち、どれだけの重さに耐えられるか、耐えることができる最大の重さを意味する。例えば、棚板が耐荷重50kgであれば、最大で50kgの重さにまで耐えられる（50kgの物まで載せることができる）という意味になる。なお、「耐荷重」における「荷重」とは、物が静止している時にかかる重さ（静荷重）のことであり、物をぶつけた時などに瞬間的にかかる重さ（衝撃荷重）ではない。

なぜ「耐荷重」と読むのか・理由

「耐荷重」は「耐」と「荷重」から成る。「耐」は音読みで「たい」、「荷重」には、「かじゅう」と「におも」の二通りの読み方があるが、読み方によって意味が異なる。「かじゅう」はトラックなどに積む荷の重さや構造物にかかる外力のこと、「におも」は荷物や責任・負担が重いことを意味するため、「耐荷重」の意味として適切なのは「かじゅう」と読む場合である。したがって、「たいにおも」とは読まない。また、「荷重」には「にじゅう」の読みはないため、「たいにじゅう」とも読まない。

「耐荷重」の類語・用例・例文

「耐荷重」の類義語は、「積載荷重」「安全荷重」「最大重量」などがある。また、「耐荷重量」も「耐荷重」と同じ意味で、しばしば使われる。
以下、「耐荷重」を用いた例文。
・たとえ頑丈そうに見えても、耐荷重をオーバーして使うと、破損につながりとても危険だ。
・ユーザーの安全を守るため、新製品開発においては、耐荷重試験を繰り返し行うことになっている。
・この椅子は、耐荷重50kgという表示があるが、小さい子供が座ってもぐらつき、使うのが非常に不安だ。
・弊社の最新モデルは、素材をプラスチックから金属に変更することによって、耐荷重性能を大幅に改善している。
・建物の建設において、デザインや耐震性、コストなど様々な点を考慮しなければいけないが、床面の耐荷重もその一つである。

「耐荷重」の英語用例・例文

「耐荷重」の英語は「load capacity/withstand load（耐荷重）」「load bearing（耐荷重性）」などがある。以下、「耐荷重」の英語での用例。
・You should check the load capacity properly when you buy furniture from an online store. （オンラインショップで家具を買うときは、耐荷重をしっかり確認しておいた方がいいよ。）
・The board looks weak at first glance, but has sufficient withstand load and can be used in many ways.（そのボードは、一見もろそうだが、十分な耐荷重を有しており、様々な用途に使用することができる。）
・If you would like to build your own house, it is better to know what a load bearing wall is. （もし家を自分で建てたいのなら、耐荷重性のある壁（耐力壁）が何なのか知っておいた方がいい。）

（2022年9月15日更新）

《耐荷重》の正しい読み方

「耐荷重」の正しい読み方

「耐荷重」の読み方は「たいかじゅう」である。

「耐荷重」の意味解説

「耐荷重」は「どれだけの重さに耐えられるかという度合い」を示す意味で用いられる語。工業で部材の耐久性を確かめたり、橋や道路がどれだけの重さに耐えられるかを示したりする際に用いることが多い。また、棚や寝具などが、どれくらいの重さに耐えられるかは、耐荷重で示してある。そのため、一般的にも馴染みのある言葉だ。そして、耐荷重を超えた場合は、そのものがいつ破損してもおかしくない状態となる。

（2022年9月14日更新）