《橙赤》の正しい読み方
「橙赤」の正しい読み方
「橙赤」の正しい読み方は、「だいだいあか」である。漢字をそれぞれ訓読みしている形である。また、音読みで統一した「とうせき」という読み方も、間違いではない。ただ、「とうせき」と読む場合は後ろに「色」を付け足し、「橙赤色（とうせきしょく）」とすることが多い。「橙赤」の読み方は、「だいだいあか」あるいは「とうせき」のみである。前後を入れ替えた「赤橙」の読みである「せきとう、あかだいだい」と混同しやすい。「橙赤」の意味解説
「橙赤」は、色の名前である。橙色と赤の間にある色という意味を持っていて、主に化学の分野で使用される。カルシウムを火にかけた際、炎色反応として出る火の色が、橙赤とされている。また、芸術の分野などで、細かな色の区分が必要な場合に、橙赤が用いられる。ただ、一般的に橙と赤の間の色を指す場合は、「赤橙」が使用されることが多い。なぜ「だいだいあか」「とうせき」と読むのか・理由
日本語で、色の名前を表す熟語を読む際、「黄緑（きみどり）」や「青紫（あおむらさき）」のように、訓読みを使用する場合がほとんどだ。そのため、「橙赤」も訓読みの「だいだいあか」という読みとなる。ただ、語尾に「色」が付いた場合は、音読みになることがある。したがって、「橙赤色」は、「とうせきしょく」と読める。「橙赤」の類語・用例・例文
「橙赤」は、色の名前として使用するのが基本である。そのため、例文にすると、「橙赤色がどのような色なのかを確かめるために、カルシウムを燃やしてみる」「橙赤の色鉛筆を探しているが、中々見つからない」といった形となる。「橙赤」の類語としては、「赤橙（せきとう、あかだいだい）」が挙げられる。橙赤と同様に色を指す言葉であり、赤と橙の中間にある色という点も共通している。両者を区別するための厳密な法則は存在せず、赤味がかかっている橙色であれば、橙赤と赤橙のどちらで表現しても問題ない場合が多い。ただ、厳密には、橙赤はあくまでも赤が土台となっている色、赤橙は橙が基本という違いがある。
また、「オレンジ」や「クロムオレンジ」といった類語も存在する。いずれも色の名前であり、オレンジは橙と同じものとして扱われる、赤と黄色の中間に位置する色だ。そして、橙赤よりは黄色に近い。クロムオレンジは、オレンジにクロムを混ぜた色であり、オレンジよりは濃いが、橙赤と比べると薄い。
「橙赤」の英語用例・例文
「橙赤」を英語で表現する場合、「オレンジ色を帯びた赤」という意味の「orangish red」を使用すると良いだろう。また、それぞれの色を直訳した形の「orange-red」を使用することも可能だ。例文にすると、「In an experiment, the professor created a bright orangish red flame.（実験で、教授は鮮やかな橙赤の炎を作り出した）」「Make an orange-red color using two paints.（2つの絵の具を使って、橙赤色を作ってください）」といった形になる。《橙赤》の正しい読み方
「橙赤」の正しい読み方
「橙赤」の読みかたは主に「とうせき」である。「だいだいあか」と読まれることもあり、一概に誤りとは言えない。「橙赤色」はもっぱら「とうせきしょく」と読まれる（「だいだいあかいろ」とは読まれない）。「橙赤」の意味解説
「橙赤」とは色の名前である。暖色系に区分される色である。赤味がかった濃い橙色で、具体的には木から落ちかけの熟した柿のような色を呼ぶ。「橙色」がミカン科の果実ダイダイの熟した実の色を表現するが、「橙赤」はさらに熟した色と言える。JIS慣用色名では「あざやかな黄赤」（略号 vv-O）と定義されている。赤とんぼのような色だと言う人も見られ、華やかで目に付くカラーである。「赤橙」とはまた少し色合いが違ってくる。なぜ「橙赤」と読むのか・理由
「橙赤」は漢字からも橙（オレンジ色）を強めた赤色であることが想像できる。色で言えば、「橙」と「赤」を混じえた色になるので、「橙（だいだい）赤（あか）」である。音読みを組み合わせて「橙（とう）赤（せき）」と読むのも自然だろう。「橙赤」の類語・用例・例文
「橙赤」の類語は、「橙色（だいだいいろ）」や「赤橙色（あかだいだいいろ・せきとうしょく）」、「朱色（しゅいろ）」などが挙げられる。「スカーレット」も類語になる。「橙赤」は色を表す呼び名の意なので、類語もほとんどが色名である。「朱色」や「スカーレット」は、「橙赤」よりも赤色よりのカラーと言えるだろう。どの類語も少しずつ色合いは異なる。赤や橙、黄色系の色の配分によって濃淡も違うが、「橙赤」に似た色ということで類語になる。・わたしは目が覚めるような橙赤色が好きで、ワンピースやスカートも橙赤のものが多い。
・この綺麗なみかんは、まさに橙赤と呼ぶのにふさわしいと思う。
・赤橙色の色鉛筆を使って夕焼けを塗ってみると、まるで写真のように描くことができて先生に褒められた。
・着物の色は深い赤よりも少しだけオレンジがかっている朱色のほうが可愛らしい気がする。深紅は大人びており、娘にはまだ着こなせない。
・スカーレットと呼ばれる色はどこか情熱を感じる。
「橙赤」の英語用例・例文
「橙赤」を英語で表現すると、「reddish orange」や「red-orange color」になる。「reddish」は「赤らんだ・赤みがかった・赤みを帯びた」という意味があり、「reddish orange」で赤みがかったオレンジ色すなわち「橙赤」という意になる。「red-orange color」は訳すと「赤オレンジ色」で、「橙赤」と言い換えることができる。・Brilliant red orange flowers and yellow double ring flowers bloom in garden.（鮮やかな赤橙色の花や黄色い複輪の花が庭に咲いている。）
・Sweet Shrimp These shrimp can be anywhere from a pink tone to a reddish-orange color.（甘エビとは、全身がピンク色から赤橙色のエビである）
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