αフェトプロテインとは? わかりやすく解説

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アルファ‐フェトプロテイン【alpha fetoprotein/α-fetoprotein】

読み方:あるふぁふぇとぷろていん

胎児血清含まれる糖たんぱく質成人では微量存在し肝臓癌(かんぞうがん)などで増加みられるので、血液検査による癌診断一助として用いられる。α胎児たんぱくAFP


αフェトプロテイン

英訳・(英)同義/類義語:alpha fetoprotein, AFP

胎児で高発現されるタンパクで主に肝細胞作られる成体では発現量が低下するが、肝がん細胞が高度に発現することが多いため、腫瘍マーカーとして血清生化学検査が行われる。

α-フェトプロテイン

【仮名】α-ふぇとぷろていん
原文alpha-fetoprotein

afp。正常でも胎児体内作られている蛋白。普通afpは、健康な成人男性成人女性妊娠中ではない)の血液中では検出されないafp濃度高くなっている場合は、原発性肝がん胚細胞腫瘍存在疑われる。「afp」とも呼ばれる

α-フェトプロテイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 00:55 UTC 版)

α-フェトプロテイン(アルファ・フェトプロテイン、α-fetoprotein; AFP)とは、胎児肝細胞卵黄嚢で産生される糖蛋白である[1]分子量はおよそ70,000[1]。ヒトでは4番染色体にafp遺伝子によりコードされている。健康な成人の体内ではほとんど産生されない。

医療におけるAFP

上記の通り、健常者ではほとんど産生されない。しかし肝細胞癌肝芽腫、ヨークサック腫瘍などの腫瘍細胞では産生されるため、腫瘍マーカーとして用いられる。まれにではあるが、肺癌胃癌でも産生されることがある。

AFPは糖鎖構造の違いにより、レンズ豆レクチンとの親和性が異なることを用いて分画が得られる。AFPのうちL3分画と呼ばれるものが肝細胞癌で上昇することがあり、診断の一助として用いられる。肝細胞癌では、PIVKA-IIとともに重要な腫瘍マーカーである。

脚注



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