タンジブルユーザインタフェース タンジブルユーザインタフェースの概要

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > タンジブルユーザインタフェースの解説 > タンジブルユーザインタフェースの概要 

タンジブルユーザインタフェース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/25 12:59 UTC 版)

タンジブルの具体例

既存のコンピュータの概念を一新し、形のない情報を直接触れることができる(タンジブル)ようにした、より実体感のあるインタフェースである。

概要

たとえば、何らかの複雑な化学式数式キーボードなどの旧来のインタフェースで入力しようとした場合、に比べて何倍もの時間を要する。 また、一つのインタフェースで複数の人が同時に作業に参加するなどのことは現状では基本的に不可能である。

このタンジブルはそういった「インタフェースによる制約」を取り払い、人間とコンピュータとの距離をさらに短くするものである。

実例

クリアボード
タンジブル最初期の例。透明な板に、文字を描くことで、遠隔地の同じ板にもそれを表示させることができる。電話電子メールなどよりも表現力豊かで、FAXなどよりも簡単な機器として注目を集めた。
タンジブルIPネットワークデザイナー
ネットワーク構成図上に駒を置き、その駒を動かすことによりルータースイッチ等の通信機器を配置したり、LANWANリンク上で駒をボリュームのように回すことによって回線速度を変えることによって、想定するネットワークにかかるトラフィックによる負荷シミュレーションすることができる。また、裸眼3次元ディスプレイタッチパネルジョイスティックのような形態の3次元マウスなどを使って実際にネットワーク内を流れる通信パケットの様子を見たり、投資効果の検討等も可能になっている。NTTコムウェアが開発。ネットワークシミュレーションのコアエンジンとしては、OPNET Technologies社のOPNET Modelerを使っている。
タンジブル防災シミュレータ
地図上に駒を置き、その駒をスイッチのように回したり、位置を変えることによって避難所の位置・災害発生地点・災害規模などを変更でき、実際の災害時に避難が可能かどうかなどをシミュレートできる。NTTコムウェアが開発。
ミュージックボトル
台座の上にを置き、その蓋を開けると、録音されていた音楽などが再生される機器。瓶ごとに内容を変えることができ、複数の楽器の演奏を収録して合奏させることなども可能。



「タンジブルユーザインタフェース」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「タンジブルユーザインタフェース」の関連用語

タンジブルユーザインタフェースのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



タンジブルユーザインタフェースのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのタンジブルユーザインタフェース (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS