Plague inc.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/03 08:28 UTC 版)
伝染病タイプ
病原体には、それぞれ固有の能力が存在する。それらの特徴を理解し、上手に進化させていくことが攻略の決め手となる。
通常伝染病タイプ
最初はバクテリアのみ選択可能だが、難易度NormalまたはHardでクリアすることにより、新たな病原体が解放されていく。
- バクテリア
- 最初から選択可能なタイプ。ゲームの基本を知るのには最適の病原体で、変なクセもなく扱いやすい。固有能力である「バクテリア抵抗力」は、温暖、寒冷両方の気候に対応できるように耐性を持たせることができる。
- ウイルス
- バクテリアを攻略することで選択可能になる。プレイヤーの指示に関わらず、自らの能力を変異させることが多い為、変異によって窮地に陥る可能性もある。固有能力である「ウイルス不安定度」は、変異の可能性を上昇させることができる。
- 真菌
- ウイルスを攻略することで選択可能になる。胞子は長距離移動できない一方、固有能力である「胞子破裂」を用いることで、ランダムで1つの非感染国に伝染することできる。また、6度胞子破裂を選択すると、「胞子爆発」という複数の非感染国に感染させることのできる能力が出現する。
- パラサイト
- 真菌を攻略することで選択可能になる。DNAポイントが溜まりにくいという特徴を持つ。固有能力である「共生」は、危険度を減少させることによって病原体の発見を遅らせることができる。また、進化すると危険度の減少に加え、伝染速度が上昇する。
- プリオン
- パラサイトを攻略することで選択可能になる。自己進化のスピードが遅く、発見されにくい。固有能力はCure開発の速度を低下させる「神経萎縮」。
- ナノウイルス
- プリオンを攻略することで選択可能になる。研究所から逃げ出したという設定の為、開始直後にCureの開発が始まる。固有能力はCure開発の妨害できる「コード断片妨害」と「過激分子安定化」。「コード断片妨害」を最後まで進化させると感染力が低下するのに対し、「過激分子安定化」を最後まで進化させると感染力を上昇させることができる。
- 生物兵器
- ナノウイルスを攻略することで選択可能になる。時間経過と共に致死性が上昇していく為、人類への感染が終える前に感染者が全滅する可能性が高い。固有能力は複数あり、「遺伝子圧縮」は致死性の上昇率を減少させる。「改変遺伝子無力化」は現在の致死性を減少させる。「核酸中和」は致死性をリセットする。これらを全て進化させると「破壊遺伝子解放」が出現し、致死性が最大となる。
特殊伝染病タイプ
上記7つの伝染病タイプと異なり、伝染・症状・能力全てが専用のものとなっている。
- 脳食い虫
- 通常伝染病タイプ全てをHard以上の難易度でクリアすることで選択可能となる。宿主の脳に寄生し、人間を操るという設定。全人類を滅亡させるほかにも、「全人類を支配する」という特殊クリアがある。
- ネクロアウイルス
- 脳食い虫をHardでクリアすることで選択可能となるタイプ。いわゆるゾンビ化ウイルス。ゾンビ化すると同時に選択可能な能力が多数出現するという特徴をもつ。この病原体を選んだ時のみ、Cureの他にZCOMという対ゾンビ部隊が出現する。
- 猿インフルエンザ
- 映画『猿の惑星: 創世記』とのコラボレーションによって生まれた病原菌[4]。通常伝染病7つの他、脳食い虫とネクロアウイルスをHardでクリアすると選択可能となる。人間への感染は通常通りだが、「猿神経創世記」を進化させることで世界中の猿を知能に目覚めさせることができる。ネクロアウイルスにおけるZCOMのような立場としてGen-sys研究所が登場する。
- 影の伝染病
- 通常伝染病7つの他、脳食い虫とネクロアウイルス、猿インフルエンザをHardでクリアすると選択可能になる。感染国を選択すると、その国にヴァンパイアが1体現れる。通常通り人間に感染するが、固有能力で感染者の中の「適性」があるものをヴァンパイアにする。この病原体を選んだ時のみ、対ヴァンパイア部隊、テンプル騎士団が現れる。
専用伝染病タイプ
シナリオモードでのみ使用できる特殊な伝染病。
- リトルヘルパー(脳食い虫)
- 特殊伝染病である脳食い虫の一種。致死性を上げる能力はなく、災害などのイベントも含めて人間が死亡することはない。パーティを開催したり、脳食い虫がバカンスをしたりといった平和的なものがほとんどであり、能力の進化によっては、サンタクロースがトナカイの操縦する飛行機からプレゼント爆撃を行うという事態も起こる。
- 黒死病
- 開始時に特定の能力が進化済みとなっており、それらは退化不可能となっている。
- 天然痘
- 開始時にすでに致死性が高い為、難易度は高い。
- 豚インフルエンザ
- ニパウイルス
- 冷凍ウイルス
- 3万年もの間シベリアで凍り付いていたウイルス。
- ^ “【GDC 2015】スマホゲームをPCに移植して成功するために…『Plague Inc.‐伝染病株式会社‐』のサクセスケース”. INSIDE (2015年3月8日). 2015年3月8日閲覧。
- ^ a b c d e “今年最大の問題作『Plague Inc.-伝染病株式会社-』開発者に接触成功”. ファミ通App (2013年11月28日). 2016年8月20日閲覧。
- ^ “Cloning vs. Evolution: Pandemic mutates into Plague Inc. - Hookshot Inc.”. hookshotinc.com. 2012年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月20日閲覧。
- ^ “Dawn of the Planet of the Apes Virus Added to Plague Inc”. IGN (2014年7月2日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ “不謹慎な伝染病ゲーム「Plague Inc.」が大ヒットしている理由 1ページ”. エキサイトレビュー. エキサイト (2013年10月7日). 2016年8月20日閲覧。
- ^ “不謹慎な伝染病ゲーム「Plague Inc.」が大ヒットしている理由 2ページ”. エキサイトレビュー. エキサイト (2013年10月7日). 2016年8月20日閲覧。
- ^ 鳥山淳子著『もっと知りたいマザーグース』(スクリーンプレイ、2002年)参照。
Plague Inc.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 09:29 UTC 版)
『Plague Inc.』(プレイグインク)は、Ndemic Creations(AndroidはMiniclip.com)よりリリースされたシミュレーションゲームである。対応機種はAndroid・iOS。さらにPC版では『Plague Inc: Evolved』も発売されている[1]。日本語版の副題は「伝染病株式会社」。
注釈
出典
- ^ “【GDC 2015】スマホゲームをPCに移植して成功するために…『Plague Inc.‐伝染病株式会社‐』のサクセスケース”. インサイド (2015年3月8日). 2015年3月8日閲覧。
- ^ 鳥山淳子著『もっと知りたいマザーグース』(スクリーンプレイ、2002年)参照。[要ページ番号]
- ^ a b c d e f “今年最大の問題作『Plague Inc.-伝染病株式会社-』開発者に接触成功”. ファミ通App (2013年11月28日). 2016年8月20日閲覧。
- ^ “Cloning vs. Evolution: Pandemic mutates into Plague Inc. - Hookshot Inc.”. hookshotinc.com. 2012年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g BRZRK (2014年5月12日). “E13M1: 研究ノートは出せませんが、俺ウィルスで人類滅亡。『Plague Inc: Evolved』”. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “Dawn of the Planet of the Apes Virus Added to Plague Inc”. www.ign.com. IGN (2014年7月2日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ a b c “小野憲史のゲーム時評:話題の“伝染病ゲーム”に追加された「キュア」モード”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2021年7月31日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “不謹慎な伝染病ゲーム「Plague Inc.」が大ヒットしている理由 1ページ”. エキサイトレビュー. エキサイト (2013年10月7日). 2016年8月20日閲覧。
- ^ a b c d e カムライターオ (2020年1月29日). “新型コロナウイルスの危機が迫る今、あの「人類を滅亡させる作品」について語ろう【名作紹介:Plague Inc. -伝染病株式会社-】”. 電ファミニコゲーマー. 2020年2月4日閲覧。
- ^ 松脇さんば (2020年1月31日). “【今日の編集部】有料ランキング1位『Plague Inc.‐伝染病株式会社‐』がおもしろかった話”. ファミ通App. 2020年2月4日閲覧。
- ^ a b c yakan-boy (2020年1月25日). “『Plague Inc.』はあくまでゲームである―新型コロナウイルス感染拡大による注目受け開発チームがコメント”. Game*Spark. 2020年2月4日閲覧。
- ^ “『Plague Inc: Evolved』新型コロナウイルス騒動が示す現実とゲームの関係性【インディーゲームレビュー 第70回】”. ALIENWAREZONE (2020年3月11日). 2020年4月17日閲覧。
- ^ “あの「伝染病シミュレーションゲーム」が新型コロナウイルスの影響で思わぬ注目、開発元が対応に苦慮”. WIRED (2020年2月4日). 2020年3月29日閲覧。
- ^ “伝染病ゲーム「PLAGUE INC.」開発元が新型コロナウイルス対策に25万ドル寄付 感染拡大を防ぐ新モードも発表”. ねとらぼ (2020年3月25日). 2020年3月25日閲覧。
- ^ “拡張パック「Plague Inc.:THE CURE」が配信。今度は世界を救う,伝染病対応シミュレーションを体験”. 4Gamer.net (2020年11月12日). 2020年11月13日閲覧。
- ^ “不謹慎な伝染病ゲーム「Plague Inc.」が大ヒットしている理由 2ページ”. エキサイトレビュー. エキサイト (2013年10月7日). 2016年8月20日閲覧。
- 1 Plague Inc.とは
- 2 Plague Inc.の概要
- 3 概要
- 4 開発
- 5 キュアモード
- 6 外部リンク
- Plague inc.のページへのリンク