PLOS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 16:33 UTC 版)
URL | PLoS.org |
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言語 | 英語 |
タイプ | 学際 |
営利性 | 非営利 |
開始 | 2001年 |
現在の状態 | 稼働中 |
歴史
2001年に、スタンフォード大学の生化学者であるパトリック・O・ブラウンと、カリフォルニア大学バークレー校の計算生物学者でハワード・ヒューズ医学研究所の研究者でもあるマイケル・アイセンが中心となって立ちあげられた。当初はあらゆる学術雑誌の全文に、誰でも自由に無料でアクセスできるようにするよう呼びかけるプロジェクトであった。「BioMed Central」などがこれにすぐ応えてオープンアクセス化を進めた他、「米国科学アカデミー紀要」 (PNAS) 誌などが、発行後半年以上経過した記事をオープンアクセスにした。その他の多くの出版社は、著者自身が未定稿版 (プレプリント) などを公開するセルフアーカイブに頼り続けていた。
出版活動は、2003年8月13日に1冊目の査読付きのオンライン科学雑誌である「PLOS バイオロジー」を発行し、その後も医学や計算生物学、遺伝学などの専門雑誌を立ち上げた。2006年に創刊した「PLoS Clinical Trials」は、同年に発行を開始した「PLoS ONE」に吸収される形で発行を休止した。
ライセンス
PLOS から発行される学術雑誌はオープン・アクセス・コンテンツであり、すべての著作は「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示)」のもとで利用可能である。なおクリエイティブ・コモンズ財団のローレンス・レッシグも、PLOS理事会の一員として名を連ねている。
資金源
PLOSの雑誌に投稿する際には、著者または著者が所属する研究機関が投稿料を支払う必要があり、PLOSはそれを雑誌発行の資金としている。
ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団やサンドラー財団から2006年に約1300万米ドルの資金援助を受けるが[5]、2011年7月時点で、その補助金に頼らず運営費をまかなえるようになったとしている[6]。
雑誌
創刊順
- 「en:PLOS Biology」 ISSN 1544-9173; 2003年[7]
- 「en:PLOS Medicine」 ISSN 1549-1676; 2004年[8]
- 「en:PLOS Computational Biology」 ISSN 1553-7374; 2005年[9]
- 「en:PLOS Genetics」 ISSN 1553-7404; 2005年[10]
- 「en:PLOS Pathogens」 ISSN 1553-7366; 2005年[11]
- 「en:PLOS Neglected Tropical Diseases」 ISSN 1935-2735; 2007年10月[12]
- 「en:PLOS Clinical Trials」 ISSN 1555-5887; 2006年5月創刊後、「PLOS ONE」に統合[13]。
- 「en:PLOS ONE」 ISSN 1932-6203; 2006年12月、同年創刊の「PLOS Clinical Trials」を取り込む[注釈 1]。
- 「en:PLOS Hub for Clinical Trials」; 2007年第3四半期[14]
- 「en:PLOS Currents」 ISSN 2157-3999; 2009年8月[15]
拠点
PLOSはサンフランシスコ市内で創業の地[16]が手狭になったため移転、2010年6月21日からリーバイス・プラザで本部業務を開始した[17][18]。
またイギリスのケンブリッジにも編集局を設けている[要検証 ]。
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