ONE PIECE FILM Z
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スタッフ
- 原作・総合プロデューサー - 尾田栄一郎
- 監督 / プロット協力 - 長峯達也
- 助監督 - 暮田公平
- 脚本 - 鈴木おさむ
- 音楽 - 田中公平、浜口史郎
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 佐藤雅将
- 絵コンテ - 長峯達也、暮田公平
- 作画監督 - 大西亮、加々美高浩、舘直樹 / 佐藤雅将
- エフェクト作画監督 - 橋本敬史
- オープニングテーマ「ZEAL」 - 中田ヤスタカ(capsule)
- 企画 - 柴田宏明
- プロデューサー - 種田義彦、情野誠人
- アソシエイトプロデューサー - 服部ジャン=バティスト哲
- 美術監督 - 小倉一男
- 美術設定 - 須江信人
- ビジュアルコーディネート・色彩設計 - 辻田邦夫
- 撮影監督 - 荻原猛夫
- CG監督 - 中沢大樹
- 製作担当 - 稲垣哲雄
- 編集 - 牧信公
- 録音 - 渡辺絵里奈
- サウンドエフェクトデザイン - 新井秀徳
- 配給 - 東映
- 製作 - 2012「ワンピース」製作委員会(フジテレビジョン、東映アニメーション、東映、集英社、バンダイ)
主題歌
制作サイドが大の「親日家」であり、アヴリルが展開するファッションブランド「Abbey Dawn」が『ONE PIECE』と同じくドクロマークをモチーフにしていることから、主題歌のオファーを出したことで実現し[30]、アヴリル初の邦画楽曲提供となった[4]。
- 「How You Remind Me(ハウ・ユー・リマインド・ミー)」
- 作詞・作曲 - チャド・クルーガー / 歌 - アヴリル・ラヴィーン
- アヴリルの夫・チャドがボーカルを務めるカナダのロックバンド「ニッケルバック」が2001年にリリースした楽曲。それをアヴリルがカバーする形で、映画のために新たにレコーティングしたものになっている[30]。
- 「Bad Reputation(バッド・レピュテーション)」
- 作詞・作曲 - ジョーン・ジェット / 歌 - アヴリル・ラヴィーン
- アメリカのシンガーソングライター、ジョーン・ジェットが1981年にリリースした楽曲を、アヴリルが2008年にカバーした曲。尾田が「ハウ・ユー・リマインド・ミー」の感謝の手紙をアヴリルに送ったところ、尾田のお気に入りである「バッド・レピュテーション」が『ONE PIECE』といいコラボになるのではないかとアヴリルから提案され、ダブル主題歌という形で2曲が主題歌に起用された[30]。
プロモーション
イベント・企画
2012年11月7日、お台場シネマメディアージュ(現在のユナイテッド・シネマアクアシティお台場)でプレミアム試写会と舞台挨拶が行われた[31]。また、同日にアクアシティお台場で開催されたイルミネーションイベントの点灯式も行われた[32]。
11月22日から4週連続で、日刊スポーツ新聞社より作者の単独インタビューや編集者・声優のインタビューなど映画に関する特集が掲載された専門紙『週刊ONE PIECE新聞』が発行された[33]。
12月5日から10日連続で、過去の劇場版10作品がニコニコ生放送にて生放送された。12月13日と公開日の12月15日には公開記念特番が生放送された[34]。
12月13日、六本木ヒルズでカウントダウンイベント『ONE PIECE AWARD』が開催され、メイン声優陣他、ゲスト声優や著名人ファンらが参列した[35]。公開日の12月15日、丸の内TOEIで初日舞台挨拶が行われ[36]、2013年1月6日には梅田ブルク7と名古屋ピカデリーで舞台挨拶が行われた。
2013年10月7日から12日の6日間、WOWOWで本作含む劇場版全12作品を一挙放送する企画が実施された[37]。
前売り券
前売り券特典第1弾は作者書き下ろしの特製原画クリアファイル、第2弾は光る文字が浮かぶブラックライト付きペン「海賊ペン」と「海軍ペン」の2種類。
2012年11月には、映画『ドラゴンボールZ 神と神』(2013年3月公開)と合わせた2作の鑑賞券がセットになり、尾田と『ドラゴンボール』原作者・鳥山明がビジュアルを書き下ろしたコラボチケットが、限定で8989枚発売された[38]。
入場者プレゼント
入場者には先着200万人限定で、「海賊の宝袋」が配布された[6]。封入物は尾田栄一郎描きおろしのコミックス「第千巻」、ポストカード、ステッカーセット、データカードダス「ワンピートレジャーワールド」非売品カード、すごろくセット、全20種類ある「ゴムゴムのなりきりスタンプ」。
第千巻(『ONE PIECE 巻千』)には、尾田による映画や関連エピソードの設定画、ゼットのイラスト付き年表などが収録されている。巻末には「黄金の宝箱」が100名に当たるスクラッチくじがついている。当初は200万部限定であったが、動員数が想定以上であったため、さらに200万部増刷された(宝袋は当初の200万セットのみ)[39]。
キャンペーン
- ワンピーススマホ
- 2012年12月、NTTドコモよりONE PIECEをイメージしたスマートフォン「N-02E ONE PIECE」が限定5万台で発売された[40]。また、スマートフォン向け放送局『NOTTV』では特集番組『ワンピース・サミット』が放送された。
- アメーバピグ
- 2012年12月4日から2013年1月8日まで、 自分そっくりなアバターをつくり、ネット上でチャットを行うWebサイト「アメーバピグ」に、無料でピグをつくる期間限定エリアが登場し限定アイテムが配布された[41]。
- スタンプラリー
- 映画公開期間に合わせた2012年年末年始に、JR西日本、JR九州、京王電鉄、名古屋鉄道、札幌地下鉄などでスタンプラリーが開催された。また、同時期に開催された期間限定イベント「イルミネーションアイランド お台場2012 ONE PIECE FILM Z」や「池袋ワンピース計画」でも開催された。
上記以外にも様々な企業とキャンペーンやタイアップが実施された[42][43][44]。
注釈
出典
- ^ “2014年記者発表資料(2013年度統計)” (PDF). 日本映画製作者連盟 (2013年1月28日). 2013年1月28日閲覧。
- ^ a b c “劇場版『ワンピース』最新作の公開決定! 脚本・鈴木おさむ×音楽・中田ヤスタカ”. cinemacafe.net. カフェグルーヴ (2012年4月20日). 2012年4月21日閲覧。
- ^ “Z?? 2012年4月20日のブログ”. 鈴木おさむオフィシャルブログ「放送作家鈴木おさむのネタ帳」 (2012年4月20日). 2021年11月24日閲覧。
- ^ a b “アヴリル・ラヴィーン 劇場版『ワンピース』主題歌決定”. ORICON STYLE (2012年10月18日). 2012年10月25日閲覧。
- ^ “篠原涼子&香川照之、 『ONE PIECE FILM Z』で“新世界”に挑戦!”. cinemacafe.net. カフェグルーヴ (2012年8月3日). 2012年8月3日閲覧。
- ^ a b “「ONE PIECE FILM Z」入場者特典は「第千巻」含む宝袋”. コミックナタリー (2012年11月5日). 2012年12月15日閲覧。
- ^ a b 一般社団法人 日本映画製作者連盟. “2013年度(平成23年)興収10億円以上番組(平成24年1月発表)[邦画]”. 2014年1月28日閲覧。
- ^ a b “ONE PIECE : 興行収入52億円突破で東映歴代最高に”. まんたんウェブ (2013年1月7日). 2013年1月7日閲覧。
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- ^ “〈速報〉ワンピース劇場版最新作12月公開へ”. 朝日新聞デジタル (2012年1月30日). 2013年1月19日閲覧。
- ^ 『ONE PIECE』 単行本第66巻
- ^ a b c d e f g h i j k l ONE PIECE FILM Z オフィシャル ムービーガイド。
- ^ a b ONE PIECE FILM Z 公式パンフレット。
- ^ a b “『ONE PIECE FILM Z』、史上最速2日で100万人突破へ 『海猿』超える邦画No.1スタート”. ORICON STYLE (2012年12月16日). 2012年12月19日閲覧。
- ^ “『ONE PIECE FILM Z』2日で動員114万人! 2000年以降で過去最多”. ORICON STYLE (2012年12月18日). 2012年12月19日閲覧。
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- ^ “「ONE PIECE」公開2日 邦画歴代最多動員”. スポニチアネックス (2012年12月18日). 2012年12月19日閲覧。
- ^ “映画『ONE PIECE』新作、満足度も“前作超え”でランク首位”. ぴあ映画生活 (2012年12月18日). 2012年12月19日閲覧。
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- ^ “映画興行成績 : 「ONE PIECE」がV3 20日で400万人突破”. まんたんウェブ (2013年1月4日). 2013年1月7日閲覧。
- ^ “映画『ONE PIECE FILM Z』20日で400万人動員 前作超え確実に”. ORICON STYLE (2013年1月4日). 2013年1月7日閲覧。
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- ^ “2013年上半期邦画トップは『ONE PIECE』!軒並みシリーズ最高興収のアニメが強し!”. シネマトゥデイ (2013年8月13日). 2013年8月15日閲覧。
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- ^ 第36回日本アカデミー賞 日本アカデミー賞公式サイト
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 『ONE PIECE 巻千』。
- ^ BD・DVD版より。
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- ^ “ワンピ×パリ水族館企画レポ、館内に存在感抜群の巨大チョッパーも。”. ナリタリドットコム. (2013年5月2日) 2013年10月7日閲覧。
- ^ “土曜プレミアムで「ワンピース」の放送が決定! 今度はルフィのエピソード!!”. ウォーカープラス (2012年11月21日). 2021年10月14日閲覧。
- ^ “映画「ONE PIECE FILM Z」公開記念の大特集をNOTTVで放送!”. Digital PR Platform (2012年11月15日). 2012年11月25日閲覧。
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