ISO-2022-JP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 04:24 UTC 版)
概要
日本語表記への利用が想定されている文字コードであり、日本語の利用されるネットワークにおいて、日本の規格を応用したものである。また文字集合としては、日本語で用いられる漢字、ひらがな、カタカナはもちろん、ラテン文字、ギリシア文字、キリル文字なども含んでおり、学術や産業の分野での利用も考慮したものとなっている。規格名に、ISOの日本語の言語コードであるja
ではなく、国・地域名コードのJP
が示されているゆえんである。
文字集合としてJIS X 0211のC0集合(制御文字)、JIS X 0201のラテン文字集合、ISO 646の国際基準版図形文字、JIS X 0208の1978年版 (JIS C 6226-1978) と1983年および1990年版が利用できる。JIS X 0201の片仮名文字集合は利用できない。1986年以降、日本の電子メールで用いられてきたJUNETコードを、村井純、Mark CrispinおよびErik van der Poelが1993年にRFC化したもの (RFC 1468)。後にJIS X 0208:1997の附属書2としてJISに規定された。MIMEにおける文字符号化方式の識別用の名前としてIANAに登録されている。
なお、符号化の仕様についてはISO/IEC 2022#ISO-2022-JPも参照。
- ISO-2022-JPのページへのリンク