Blackfin
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/16 16:30 UTC 版)
周辺機器
Blackfin プロセッサは、様々な周辺機器接続手段を有する。
- USB 2.0 OTG (On-The-Go)
- ATAPI
- MXVR : MOST (Media Oriented Systems Transport) Network Interface Controller。MOST は SMSCの登録商標である。
- PPI (Parallel Peripheral Interface) : パラレル入出力ポート。LCD、ビデオエンコーダ(ビデオDAC)、ビデオデコーダ(ビデオADC)、CMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサその他のデバイスを接続できる。PPIは最高65MHzまでの速度で動作し、8ビットから16ビット幅で構成可能である。
- SPORT : 同期式の高速シリアルポート。TDM、I2S(Inter-IC Sound)などの転送モードをサポートし、ADC、DAC、他のプロセッサ、FPGA などと接続する。
- CAN : 自動車や産業用エレクトロニクスでよく使われている広域かつ低速なシリアルバス。
- UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter): RS-232機器(PC、モデム、PC周辺機器など)、MIDI機器、IrDA機器との双方向通信を可能にする。
- SPI : 組み込みシステム向けの高速シリアルバス。
- I²C : 低速シリアルバス。
全ての周辺制御レジスタは通常のアドレス空間内にメモリマップされているため、設定は容易である。
開発ツール
アナログ・デバイセズは独自の開発ツール CROSSCORE(VisualDSP++)を提供しているが、それ以外にも Green Hills Software の MULTI IDE、Blackfin 向けGNUコンパイラコレクション、National Instruments の LabVIEW Embedded Module などがある。
サポートOS
Blackfin をサポートするOSを下表に示す。
名称 | 種類 | 備考 |
---|---|---|
µClinuxディストリビューション | オープンソース/GPL | 通常のLinuxカーネルに統合されており、各種アプリケーションがある。 |
ThreadX | 商用 | |
Nucleus | ||
Fusion RTOS | ||
µC/OS-II | 商用/ソース利用可能 | |
velOSity | 商用 | |
INTEGRITY | ||
RTEMS | オープンソース/GPL | |
T2 SDE | ||
VDK | 商用 | アナログ・デバイセズのリアルタイム・カーネル。VisualDSP++ に同梱 |
TOPPERS/JSP | オープンソース | μITRON4.0仕様 |
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