Axiom (数式処理システム) Axiom (数式処理システム)の概要

Axiom (数式処理システム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 08:07 UTC 版)

Axiom
リポジトリ
対応OS クロスプラットフォーム
種別 計算機代数システム
ライセンス 修正 BSD ライセンス
公式サイト Axiom 公式ホームページ
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開発の経緯

Axiom の開発は1971年に始まった[1]。開発は IBMRichard Dimick Jenks の元で行われ、当時は Scratchpad という名前であった。開発には、バリー・トラガー (Barry Trager)、ステファン・ワット (Stephen Watt)、ジェームズ・ダベンポート (James Davenport)、ロバート・スター (Robert Sutor)、スコット・モリソン (Scott Morrison) が加わっていた。

1990年代に NAG が Scratchpad を買い取り、現在の名前 Axiom が付けられた(注:1992年に出た解説書中では一貫して名前は大文字の"AXIOM"と書かれている)。その後、2001年に商用製品としての販売は終了し、以降の開発、管理はティム・デイリー Tim Daly にゆだねられ、修正BSDライセンスの元で公開されている。

2007年にAxiom から2つのプロジェクトがフォーク(分岐)した。どちらもオープンソースプロジェクトであり、その一つの OpenAxiom は同年8月13日に発足し同年8月24日に最初のリリースを出している。もう一方の FriCAS 同年9月28日に最初のバージョンをリリースしている。

Axiom (本家) は数日から数週間おきにパッチの形でバージョンアップをしており[2]、バージョン番号を振っていない。

文書化

Axiom は文芸的プログラミングを指向している。Axiom のソースコードは複数の「巻 (volume)」に分かれており、Axiom の開発サイト で公開されている。各巻には Axiom の実際のソースコードが記述されている。

現在公開されているものは以下のとおりである。

解説動画

Axiom プロジェクトでは文書化に重点を置いている。また近年は解説ビデオでプロジェクトに関するアナウンスが最初に行われている。その解説ビデオは Axiom の開発サイト で公開されている。その最初のビデオで Axiom の情報発信に関する詳細が述べられている[3]




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