1996年全豪オープン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 10:11 UTC 版)
みどころ
- 1993年4月30日の刺傷事件から復帰したモニカ・セレシュが、復帰後2度目の4大大会で優勝を飾った。(1995年全米オープンでは準優勝だった。)しかし、刺傷事件前は4大大会女子シングルス「8勝」を挙げていたセレシュだったが(全豪オープン3連覇+全仏オープン3連覇+全米オープン2連覇=総計8勝)、復帰後はこの1勝のみで止まってしまう。
- 女子シングルス準々決勝のチャンダ・ルビンとアランチャ・サンチェス・ビカリオの対戦は、全豪オープンの女子シングルスで最長試合時間記録となる「3時間33分」を要した。試合所要ゲーム数「48」、最終第3セットのゲーム数「30」とも大会新記録になる。
- 女子シングルスで、日本からは伊達公子と沢松奈生子の2人がシード選手に選ばれた。第5シードの伊達は、2回戦で遠藤愛との“日本人対決”に 2-6, 6-1, 4-6 で敗れた。第15シードの沢松は、4回戦で第1シードのセレシュに 1-6, 3-6 で敗れた。
- 男子シングルス決勝は、芝生コートを得意にするボリス・ベッカーと赤土コートを得意にするマイケル・チャンの対戦で、対照的なタイプの2人の顔合わせとなった。優勝したベッカーは1991年全豪オープン以来5年ぶりとなる、4大大会男子シングルス「6勝」を記録する。これが彼の最後の4大大会優勝になった。
外部リンク
先代 1995年全米オープン (テニス) |
テニス4大大会 1995年 - 1996年 |
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先代 1995年全豪オープン |
全豪オープン 1996年 |
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