黒い三連星 小隊メンバー

黒い三連星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 16:56 UTC 版)

小隊メンバー

ガイア

声 - 政宗一成(テレビ版[注 6]) / 徳丸完(劇場版・特別版[注 7]) / 一条和矢THE ORIGIN[注 8]

リーダーで、髭面の男。階級は大尉。常に攻撃の先頭に立つ役目を担う。自ら先駆けて敵機の技量や能力を分析し、瞬時に有効な手段を判断する。テレビ版第24話でガンダムにジェットストリームアタックをかける際、先頭を切ってガンダムに向かっていくが、乗機のドムはジャンプしたガンダムの「踏み台」にされてしまい攻撃はかわされてしまう(この際に口走ったセリフ「な、何ぃ? 俺を踏み台にしたぁ!?」は有名)。その際にマッシュ機が撃墜され、即座に撤退をしている。

そして第25話でオデッサ戦の最中、オルテガと共に再度ガンダムに挑むが、オルテガも眼前で倒されてしまう。怒りに燃えてガンダムをGスカイイージーから蹴落とし、上空からヒート剣を振りかぶって襲いかかるが、交錯した際にビームサーベルで機体を貫かれ撃破される。

一年戦争開戦時の一週間戦争では、サイド5方面攻略部隊に小隊で参加し、ジェットストリームアタックにより活躍するが、後の「三連星」のメンバーは揃っていない[1]。同部隊の作戦は失敗し、サイド3に撤退している[1]。その後のルウム戦役において、戦闘指揮を執っていたレビル中将(当時)が乗っていた旗艦「アナンケ」を撃破、そのとき脱出を試みたレビル中将を捕獲し、捕虜としている。

劇場版第2作『哀・戦士編』では、テレビ版よりも早くアムロ・レイのニュータイプ描写が現れる関係で、ガイアが「ニュータイプ」の存在についてマ・クベに語るシーンや、ガンダムとの対戦ではアムロをニュータイプと認知するセリフが追加され、そこからガイアは2人にジェットストリームアタックを仕掛ける旨を指示する、というように話の流れが若干変更されている。また、ハモンのランバ・ラル弔い合戦と順序が逆転している上にホワイトベース隊との戦闘は2回から1回に減らされ、ガイアは上記24話に当たる戦闘の後にガンダムのビームサーベルに貫かれ戦死している。その最期のセリフも、他の2人への詫びの形から「たった一機のモビルスーツに……(自分たちが敗れるとは)」という意味の言葉に改められている。

『MSV』では「A・ガイア」と表記されるが[6]、漫画『THE ORIGIN』では「ミゲル・ガイア」とされている。最後はオルテガがやられたため、半ば自棄気味にガンダムに一騎討ちを仕掛けるも、一突きを受け絶句しているところに止めを刺されており、1stアニメ版とは違い死に際の描写もセリフもないまま戦死する。

同作アニメ版ではラルと旧知の間柄と思わせる描写があり、モビルワーカー模擬戦の勝敗を冷静に見極めるなどリーダーとしての風格が強調されている。

漫画『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』では、主人公フレデリック・ブラウンと地球降下中のザンジバル艦内で出会う。ブラウンがルウム戦役の生き残りだと知ると好意的に扱い、ドムのコクピットに乗せてやったりと、好人物に描かれている。その後のオデッサ作戦時点では既に戦死が知られているらしく、ブラウンが「あの黒い三連星や赤い彗星も歯が立たなかった白いやつ」と言及している。

マッシュ

声 - 永井一郎(テレビ版[注 9]) / 佐藤正治スーパーロボット大戦シリーズ[注 10]) / 戸谷公次戦士達の軌跡ガンダムバトルタクティクス) / 水鳥鐵夫(PERFECT ONE YEAR WAR) / 土屋トシヒデ(THE ORIGIN・ガンダムバーサス)

隻眼のメンバー。失った右眼は縫合されており開かない。階級は中尉。中距離戦闘を得意とし、傾向の異なる他の2人の技能を有機的に連帯させる、いわばコンビネーション攻撃の調整役である。第24話でガンダムにジェットストリームアタックをかけた際、2番目にガンダムに攻撃を仕掛けるが、マチルダ中尉のミデアが割って入った際にスキを突かれ、前列のガイア機を踏み台にしたガンダムのビームサーベルによって乗機のドムを刺し貫かれた後、そのまま一刀両断され戦死する。

第25話ではオデッサ戦の最中に、ガイアはその冥福を祈りつつ、オルテガと共に弔砲としてドムのバズーカを空へ数発打ち上げる。

声優は永井一郎だが、セリフは一言だけ(ガイアの「思ったよりすばやいぞ! いいな!」に応える「おう!」のみ)。映像でもガイアやマ・クベの陰に隠れるかたちで明瞭に描かれず、ドム搭乗後もガイアやオルテガには度々入るカットインがマッシュにはなかった。

漫画『THE ORIGIN』では、「ルウム編」ではシャアへのあてつけから嫌味を垂れるなど、見た目通りの粗暴な言動をとるが、「ジャブロー編」では怯えるハヤトを見てオルテガを諫めるなど、歴戦の勇士らしい器の広さを見せる。アニメ版ORIGINではモビルワーカーの模擬戦でラルと渡り合い、互いに死の危険が迫った恨みで演習終了後にもラルと殴り合う他、「ルウム編」では撃沈された連邦艦隊旗艦アナンケから退艦する乗員の脱出艇を狙撃するなど、粗暴な面が強調されている。

漫画『MS戦記』は前述の事情でセリフの無かったマッシュが、一言だけとはいえ初めてセリフを喋った作品である。

オルテガ

声 - 二又一成(テレビ版[注 11]) / 仲木隆司(劇場版) / 松本大(特別版[注 12]) / 松田健一郎(THE ORIGIN・ガンダムバーサス)

一番の巨漢。階級は中尉。コンビネーション攻撃の「とどめ」の役を担う。第24話でガンダムにジェットストリームアタックをかけた際、3番目にガンダムに攻撃を仕掛けようとするが、マチルダ・アジャンの乗るミデア輸送機がフォーメーションの最中に突撃を敢行、彼のドムに体当たりされ、攻撃を阻まれる。激昂した彼は、身を挺して自身を地面に叩きつけようとするミデアの操縦席めがけてドムの両手を組んで打ち下ろし、これを撃破。しかしマッシュが戦死したことで2機は後退。その後第25話でガイアと共に再びガンダムに挑むが、Gスカイイージーに乗ったガンダムにビームサーベルで胴斬りにされ敢えなく戦死する。

劇場版ではホワイトベース隊との戦闘は2回から1回に減らされ、オルテガはガイア機と組み合ったガンダムを狙い停止したところを、上空から初陣であるセイラ・マスコア・ブースターの攻撃によって撃墜される。

漫画『THE ORIGIN』では、エリートであるシャアに強いライバル心をいだいており、ルウム戦役後に自分達よりもシャアがマスメディアでの扱いが良いことに激高し、テレビを素手で破壊し窓から放り投げるなど若干三枚目気味なキャラとなっている。セリフによれば、ザクの「ツノ」は、元はシャアのオリジナルであったらしい。最後はアムロのガンダムに敗れ、先に倒されたマッシュに対し無念の思いを洩らしながら散る。

同作アニメ版では、モビルワーカーに搭乗しガンタンク初期型との模擬戦に臨む。各部を損傷させつつも接近戦で見事な操縦を見せ、これを撃破した。


注釈

  1. ^ 資料によっては、ルウム戦役の乗機から黒のパーソナルカラーであったとされる。後述の「ルウム戦役での搭乗機」を参照。
  2. ^ 『マスターグレードモデル MS-05B ザクI黒い三連星専用機』で設定された。
  3. ^ キシリア少将が「ドムを回しましたか? 三連星に」の問いに「すべて臨機応変にな」と答えており、三連星の急な人事異動に伴う融通無碍的なMS供与であったことが明言されている。『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』では、月でドムを受領後にザンジバルで一緒に降下している。
  4. ^ 通常、エースの算定は「敵機」の撃墜数で計測するが、この時点の連邦軍には航宙機としてセイバーフィッシュなどが存在しているだけであったため、「敵艦」の撃沈数で判定するシップス・エースという独自の概念が生まれている。
  5. ^ ゲーム『ガンダム無双』では、ミデアおよびマチルダが未登場のため、攻撃順がやや異なる。なお、通常の戦闘でもジェットストリームアタックをかけてくる。
  6. ^ GGENERATION』(F/PORTABLE)、「スーパーロボット大戦シリーズ」でも担当。
  7. ^ 政宗一成が声を担当していないゲーム作品のうち、2012年までの全ゲーム作品で声を担当。
  8. ^ ガンダムジオラマフロント』『ガンダムバーサス』でも声を担当。
  9. ^ 機動戦士ガンダム vs.シリーズ」でも声を担当。
  10. ^ 「スーパーロボット大戦シリーズ」以降のゲーム作品のうち、2012年までのほぼすべてで声を担当。
  11. ^ 松本大が声を担当していないほぼすべてのゲーム作品で声を担当。
  12. ^ 一年戦争』『ガンダム無双』「GGENERATIONシリーズ」(WORLD以降)でも声を担当。
  13. ^ 『ガンダム』の制作当時には、作画枚数を節約するためにセル画を後の回で再使用するバンクシステムがあり、機体のカラーリングを変更できなかったという制作側の事情もある。
  14. ^ a b 担当声優は異なる。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション2 ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月、190-192頁。
  2. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .39 機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』バンダイ、1991年12月、142頁。
  3. ^ 『アニメック16号 機動戦士ガンダム大事典』ラポート、1981年3月、106頁。
  4. ^ 『機動戦士ガンダムII 哀 戦士編大百科』勁文社、1981年9月、247頁。
  5. ^ 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』、ゲームブック『機動戦士ガンダム シャアの帰還 ―逆襲のシャア外伝―』、漫画『THE DOG OF WAR U.C.0092』より。
  6. ^ 『模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブックI』バンダイ、1983年3月、9頁。
  7. ^ 『HOW TO BUILD GUNDAM 2』ホビージャパン、1982年5月、8頁。
  8. ^ “NHKもテレビ欄に「ドイツの黒い三連星」…五輪複合団体、話題ガンダムネタ投入”. デイリースポーツ. 神戸新聞社: pp. 1-2. (2018年2月22日). https://www.daily.co.jp/gossip/2018/02/22/0011008003.shtml 2018年2月23日閲覧。 


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