近鉄7000系電車 改造

近鉄7000系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 05:41 UTC 版)

改造

2006年3月27日のけいはんな線の開業に合わせて、2004年に増備用として7020系が登場したことから、サービスレベルを合わせるため、本系列も2004年から2006年にかけて車体更新が行われ[3]、天井および妻面の窓構造以外の各部仕様が7020系とほぼ同一に更新された。

外装

  • 行先表示器のLED化(側面にも新設)
    • 2019年から7105F - 7107Fにおいて3色LEDからフルカラーLEDへの交換を実施[15]
  • 車体側面の社名ロゴを7020系と同一のデザイン(CIロゴ)に変更[3]
  • 車番を7020系と同じ書体(Helvetica)に変更
  • 前面貫通扉部分のワイパー新設
  • フロントガラス部分のワイパー交換
  • 側窓を一段下降窓から7020系同様の上下分割式(上部内折れ窓)に交換[16]

車内

  • 内装材を7020系に準じたデザインに交換[3]
  • 座席モケットを本系列独自のデザインに交換(座席のバケットシート化は行われていない)
  • バリアフリー対応改造

主要機器

主要機器は更新前をそのまま使用しているが、最高速度向上に伴う制御装置の一部部品交換やワンマン対応工事も行われた。

2023年6月時点、7106Fの一部、7107F、7108Fにおいて制御装置の換装が行われている[15][17]

また2022年より主幹制御器をワンハンドルマスターコントローラーに交換する工事が開始された(近鉄でのワンハンドルマスコンの採用はこれが初である)[17]


注釈

  1. ^ 近鉄の一般車両において普通鋼製車体のVVVF車は本系列や7020系を除外すると、1420系1421F(落成当時は1250系1251F)や5200系が存在する。
  2. ^ 1984年の開発当時、GTO素子電流容量の制約で1C2M制御となったが[11]、直後の1984年9月に大阪線用に新製された近鉄1250系(試作車、現在の1420系)で4500V・2000AのGTO素子が採用されて、1C4Mが実現している[13]
  3. ^ B.D.U.(Bogie Drive Unitの略)方式と呼称[11]
  4. ^ なお、近鉄では電気指令式ブレーキにKEBS(三菱電機製MBS)を基本的に採用しているため(増備形の7020系もKEBSを採用)、HRDAは本系列のみの採用となった。
  5. ^ 回生ブレーキによりT車の制動力も負担することで回生率を高める方式。回生ブレーキ力が低下した場合にはT車から不足分の空気制動を込めるようにしている[12]

出典



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