軍閥 軍閥の概要

軍閥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 05:43 UTC 版)

  1. 文民文官を中心とする政治勢力(派閥)に対抗する、軍人を中心とする政治勢力(派閥)のこと。
  2. 1つの軍隊の中における、相争う複数の勢力(派閥)のこと。
    1. 旧・日本軍における、この第1・第2の意味での「軍閥」については、大日本帝国陸軍#軍閥・軍国主義思想を、その源流となった軍内における藩閥については、藩閥#陸海軍における藩閥を、それぞれ参照のこと。
    2. この第1・第2の意味の場合の日本軍における「軍閥」のことを、英語・スペイン語・フランス語いずれでも日本語をそのままラテン文字で「Gunbatsu (en:Gunbatsu (es:Gunbatsu (fr:Gunbatsuと表記し、それをそれぞれの言語で表す際には、「軍隊の派閥 (Faction」を意味する「Military Factions」・「Facciones Militares」・「Factions militaires」と直訳している。
  3. 国内の各地方に割拠し、ある程度の地域を実効支配する、複数の勢力(派閥)のこと。
    1. この第3の意味の場合の「軍閥」のことを英語で「military cliques」と、その指導者指揮官のことを英語で「ウォーロード(warlord)」と呼び、特に中華民国の成立後1916年~1928年に内戦状態が継続した時代のことを英語で「ウォーロード・エラ(The Warlord Era)」、日本語で「軍閥時代」と呼ぶ。

いずれも、政治状況によっては、政権の不安定化や軍事クーデターの温床となり得るまた、現代では、武装勢力の一種とみなされることも多い。


  1. ^ a b c d e 森久男. “『日本陸軍と内蒙工作』について”. 愛知大学. 2020年6月13日閲覧。
  2. ^ 1921年大正12年)のバーデン=バーデンの密約のメンバーである永田、小畑、岡村とその後参加した東條、河本、板垣らを中心に、陸軍士官学校15期から18期の卒業生のエリートが中心に結成された会。名称は、1927年(昭和2年)から定期的に会合を持つようになった場であるフランス料理店二葉亭に由来するという(大江志乃夫『張作霖爆殺』33-35頁)。


「軍閥」の続きの解説一覧




軍閥と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「軍閥」の関連用語

軍閥のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



軍閥のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの軍閥 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS