赤い運命
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 22:13 UTC 版)
備考
前作、赤い疑惑の視聴率は30%の大台を越えることもあったが、本作は第1回が16%、第2回が19%と「疑惑」に比べて約10%ダウンというスタートとなった[5]。プロデューサーの春日千春は視聴率ダウンの理由について「裏(フジテレビ)で洋画の話題作[注釈 3]が続いたから。視聴率は徐々に伸びている」としたが、TBSには「友和を出して」といった投書が連日のように届いていたということから、「赤い疑惑」で大人気だった山口百恵と三浦友和のコンビが本作では解消されたことも影響しているとされていた[5]。また、本作で新たに三浦の後釜といった形で加入した南條豊の出番が少なくなると「友和を復活させるために南條を番組から消すのでは」といった噂まで飛んだという[5]。
いずみを演じた秋野暢子は、山口に対するイジメ役の立場だったことから視聴者から抗議の投書が殺到していた。それに対して山口は秋野に対して「初対面のときから好印象で、本当に仲が良い」と話している[6]。
最初、山口演じる島崎直子(若杉京子/吉野いづみ)の母親(大竹由美子/吉野世津子)役には三ツ矢歌子にほぼ決定していたが、目まぐるしく変化して多忙を極めていた山口のスケジュールに三ツ矢のスケジュールが合わせられなくなり、放送開始前ギリギリながらキャスティングをし直さざるを得なくなった[7]。そしてその母親役には上述のように岸田今日子が起用されている。
DVD
- 赤い運命 DVD BOX ASIN: B00031YCRS
TBS系 金曜21時台 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
赤い運命
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リメイク版
2005年10月4日~10月6日にTBSで放送された。ホリプロ45周年・TBSテレビ放送50周年記念作品「赤いシリーズ2005」の第2弾。ホリプロ所属の綾瀬はるかが主演。視聴率は、第1話11.5%、第2話9.6%、第3話11.7%で、平均10.9%(ビデオリサーチ社調べ・関東地区)。
リメイクの他にも、直子といづみがそれぞれの父、英次と信人(共に2004年に死去した設定)の一周忌に行くオリジナル・シーンが追加されている。
キャスト
- 吉野信人:榎木孝明
- 島崎直子:綾瀬はるか
- 吉野俊介:玉木宏
- 吉野剛造:神山繁
- 吉野いづみ:佐藤千亜妃
- 大竹修三:渡辺いっけい
- 河野総一郎:筒井康隆
- 山村美矢子:麻生祐未
- 下条秋子:伊藤かずえ
- 大竹由美子:紺野美沙子
- 島崎栄次:船越英一郎
- ナレーション:石坂浩二
スタッフ・主題歌
- 原作:佐々木守、長野洋
- 脚本:関えり香
- 演出:国本雅広
- 技術協力:フォーチュン
- 照明協力:Kカンパニー
- 監修:春日千春、野添和子
- プロデューサー:菅井敦、長坂淳子、井上竜太
- 企画:小田信吾
- 企画協力:大映テレビ
- 製作:ホリプロ、TBS
- 主題歌:大竹佑季「赤い運命」
DVD
- 赤い運命 DVD-BOX ASIN: B000E1KOUG
TBS系 赤いシリーズ2005 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
赤い運命
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注釈
出典
- ^ 『「スクール★ウォーズ」を作った男』(山中伊知郎・著、洋泉社、2004年、 ISBN 4-8969-1792-8 )p.91
- ^ 『日刊スポーツ』1976年5月9日 - 5月30日付テレビ欄。
- ^ a b 『福島民報』1976年4月23日 - 10月29日付朝刊テレビ欄。
- ^ a b c d 『日刊スポーツ』1976年5月7日 - 5月28日付テレビ欄。
- ^ a b c 週刊TVガイド 1976年5月28日号 p.30
- ^ 『福島民報』1976年7月8日付朝刊9面。「百恵ファンの抗議に悲鳴、カタキ役の秋野暢子」
- ^ 週刊TVガイド 1976年4月16日号 p.26「REPORT・『赤い運命』百恵の母親役が決定しない理由」
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