蛍石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 16:52 UTC 版)
特記事項
- 中国医学では紫石英と呼び、鎮静・鎮咳薬として用いられるが、地方によっては紫水晶と混同される。また中国では、蛍光する蛍石を夜明珠と呼び、古くから宝物として扱われてきた。
- 蛍光する蛍石の中で、世界最大といわれるものは、中国雲南省で採掘されたもので、採掘後直径1.6mの球形に加工された。重量6.2トン。昼間太陽の光を蓄積し、夜間緑色から白色の燐光を放つという[10]。
- 日本語での呼び方は、「ほたるいし」という訓読みと、「けいせき」という音読みが混在しているが、後者はガラスの原料となる珪石と同じであるため、混乱を避けるため訓読みされることが多い。
画像
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蛍石の表面の拡大画像
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ミラノ市立自然史博物館で展示されている標本
参考文献
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- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
関連項目
外部リンク
- Fluorite(mindat.org)
- Fluorite Mineral Data(webmineral.com)
- 『蛍石』 - コトバンク
- ^ a b c d e f 鈴木誠 (2020年6月3日). “キヤノンLレンズの「人工蛍石結晶」ができるまで”. デジカメ Watch 2020年6月3日閲覧。
- ^ “ダイキンフッ素塾”. ダイキン. 2020年6月7日閲覧。
- ^ “蛍石とは?”. キヤノンオプトロン. 2020年6月7日閲覧。
- ^ “フッ素について”. 森田化学工業. 2020年6月7日閲覧。
- ^ a b c d e 高畠保春 (2020年4月30日). “憧れの「蛍石レンズ」 キヤノンオプトロン工場見学記”. アサヒカメラ 2020年6月4日閲覧。
- ^ 飯塚直 (2019年11月11日). “初の人工蛍石採用レンズ発売から50年”. デジカメ Watch 2020年6月3日閲覧。
- ^ “FL-F300mm F5.6”. キヤノンカメラミュージアム. 2020年6月3日閲覧。
- ^ 化学工業日報、「フッ化カルシウム 岩谷産業、初の合成技術」、『化学工業日報』2014年10月15日p1、東京、化学工業日報社
- ^ “世界中のカメラレンズが安くなる? 岩谷産業、世界初の蛍石人工合成技術を確立”. ASCII.jp (2014年10月15日). 2019年5月26日閲覧。
- ^ “世界最大の「夜の真珠」を展示…6トン276億円=中国” (2010年11月22日). 2019年5月26日閲覧。
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