英雄伝説VII 概要

英雄伝説VII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 03:09 UTC 版)

概要

物語の前編・後編に該当する「英雄伝説 零の軌跡」と「英雄伝説 碧の軌跡」の2作を合わせて《英伝シリーズ》の第7作目と位置づけられており[14]、さらに第6作『空の軌跡』が3作構成となっているため、《英伝シリーズ》通算では9作目と10作目に当たる。

また数作毎に世界設定を一新している《英伝シリーズ》において本作は第3期〈軌跡シリーズ〉の2作目となり、〈軌跡シリーズ〉通算では4作目と5作目の作品となっている。〈軌跡シリーズ〉第1作となる『空の軌跡』からは世界設定だけではなく、基本的なゲームシステムも踏襲されている。

これまでの《英伝シリーズ》は全てパーソナルコンピュータ (PC) をオリジナルプラットフォームとして発売されていたが、本作は両作ともにPlayStation Portable (PSP) 向けに制作・発売され、初のコンシューマ機をオリジナルプラットフォームとした作品となった。

歴史

  • 2007年6月28日に発売された「英雄伝説 空の軌跡 the 3rd」のエンディングにおいて、「To be continued... The Legend of Heroes VII.」と次作が続編となることが示される。
  • 2007年11月14日 - 『英雄伝説7』が開発中であることを発表[15]
  • 2010年4月23日 - 「英雄伝説 零の軌跡」を2010年中にPSP向けに発売することを発表[1]
  • 2010年4月26日 - 5月31日にかけて作中に登場するキャラクターの名前を募集する「零の軌跡に出演!キャンペーン」を開催[16]
  • 2010年6月3日 - PSP用ソフトとして発売される『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』に主人公のロイドとエリィが出演することを発表[17]
  • 2010年9月30日 - 「英雄伝説 零の軌跡」が発売。
  • 2010年12月21日 - 『英雄伝説VI 空の軌跡』「零の軌跡」の続編を2011年に発売することを発表[18]
  • 2011年3月3日 - 「英雄伝説 零の軌跡」の無料体験版ダウンロード配信。
  • 2011年3月24日 - 日本ファルコムのIR情報、及び同日発売の『電撃PlayStation』vol.492において、次作「英雄伝説 碧の軌跡」が2011年9月29日に発売予定であることを発表し、インターネット上で予告映像を公開[6][7]
  • 2011年9月29日 - 前作からちょうど1年を経て、「英雄伝説 碧の軌跡」発売。
  • 2011年 - ライセンス提供のもと中国で「英雄伝説 零の軌跡」PC版が発売。
  • 2012年2月9日 - PlayStation Vita用ソフトとして「英雄伝説 零の軌跡 Evolution」を制作、2012年夏に発売すると発表。企画・製作を日本ファルコムとキャラアニ、開発をピラミッド、販売を角川ゲームスが担当する[19]
  • 2012年10月18日 - PlayStation Vita版の「零の軌跡 Evolution」が発売。メインストーリーに登場する総勢157名のキャラクターの会話を新規収録でフルボイス化したほか、使用している楽曲をフルアレンジして収録、ムービーシーンの再構成、支援要請の追加、ビジュアルをVitaの画質にあう形に修正、Vitaの機能を使用したミニゲームの追加、などの新要素・改善が施されている[20]
  • 2013年6月14日 - 「英雄伝説 零の軌跡」PC版が発売。中国語PC版をベースに日本語化したものである。ゲームパッドでの操作も可能になっている[21]
  • 2013年7月11日 - 「零の軌跡 Evolution」同様にフルボイス化された「碧の軌跡 Evolution」がPlayStation Vitaで2014年発売予定と発表され[22]、後に、2014年6月12日発売も発表された。
  • 2014年6月12日 - 「碧の軌跡 Evolution」が発売。
  • 2019年12月18日 - PlayStation 4用ソフト「零の軌跡 : 改」「碧の軌跡 : 改」が発表。
  • 2020年4月23日 - PlayStation 4版の「零の軌跡:改」(移植開発:スタジオアートディンク)が発売。2020年夏発売予定の新作『創の軌跡』にロイドらクロスベル編のメンバーが登場するものの、オリジナルであるPSPやPS Vitaは携帯機であったことから、英語版が発売されておらず未プレイのユーザーがいた。また、発売から10年近くたっており既存のユーザーにも再度復習して欲しいといったことからPS4への移植が決定した。
  • 2020年5月28日 - PlayStation 4版の「碧の軌跡:改」(移植開発:スタジオアートディンク)が発売。
  • 2022年9月28日 - Steamで「零の軌跡 : 改」改が発売。
  • 2023年3月15日 - Steamで「碧の軌跡:改」が発売。
  • 2023年8月31日 - 「零の軌跡 : 改」「碧の軌跡 : 改」のNintendo Switch版が発売。

注釈

  1. ^ 「碧」作中において、「零」作中に登場した『クロスベルタイムズ』が「04年度前期」分としてクロスベルタイムズ社にアーカイブされている。また「碧」作中の『クロスベルタイムズ(1)』において、「'05年度」を「来年度」と扱っている。
  2. ^ 「審判の指環」の連載時及び「零の軌跡」連載開始時の誌名は『電撃王』。「零の軌跡」連載中の2011年12月号より『電撃マオウ』に誌名変更。

出典

  1. ^ a b 日本ファルコム『IR情報』2010年4月23日。
  2. ^ a b 日本ファルコム『IR情報』2010年7月2日
  3. ^ Eiyuu Densetsu: Zero no Kiseki
  4. ^ 大众软件:2011中国电脑游戏产业报告
  5. ^ 欢乐百世获《英雄传说:碧之轨迹》代理权
  6. ^ a b c 日本ファルコム『IR情報』2011年3月24日。
  7. ^ a b c 『電撃PlayStation』vol.492、20頁
  8. ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。 
  9. ^ 大众软件2013年中国电脑游戏产业报告
  10. ^ 「PlayStation® Awards 2010」受賞タイトル及び「PlayStation® Awards コレクション」シリーズ展開と購入キャンペーンのご案内〜抽選で100名様にPS3®専用地上デジタルレコーダーキット「torne(トルネ)™」をプレゼント〜”. プレイステーション®オフィシャルサイト. ソニー・コンピュータエンタテインメント (2010年12月3日). 2011年11月14日閲覧。
  11. ^ 【電撃オンラインアワード2010結果発表】2010年一番おもしろかったゲームはコレ”. 2011年2月10日閲覧。
  12. ^ 「日本ゲーム大賞 2011 年間作品部門」 各受賞作品が決定!” (PDF). 日本ゲーム大賞2011. コンピュータエンターテインメント協会. p. 1 (2011年9月15日). 2011年11月14日閲覧。
  13. ^ 日本ゲーム大賞 2011 フューチャー部門 11作品が受賞!” (PDF). 日本ゲーム大賞2011. コンピュータエンターテインメント協会 (2011年9月18日). 2011年11月14日閲覧。
  14. ^ 「ゲーム回想録 英雄伝説シリーズの概要」『Falcom Chronicle』303頁
  15. ^ 日本ファルコム『IR情報』2007年11月14日。
  16. ^ 日本ファルコム『IR情報』2010年4月26日
  17. ^ 電撃オンライン2010年6月3日記事「『イースvs.空の軌跡』に『英雄伝説 零の軌跡』から2人が参戦!!」
  18. ^ a b 日本ファルコム『IR情報』2010年12月21日
  19. ^ キャラアニ、角川ゲームス、日本ファルコム、ピラミッド PS Vita「英雄伝説 零の軌跡 Evolution」制作発表会を開催~今夏発売予定、価格はカード版が6,090円、DL版が5,040円~,Game Watch,2012年2月10日
  20. ^ PS VITA「英雄伝説 零の軌跡 EVOLUTION」”. 2012年6月2日閲覧。
  21. ^ ファルコムオンラインショップ”. 2013年4月19日閲覧。
  22. ^ “あの“碧の軌跡”がフルボイスとなってPS Vitaに登場。「英雄伝説 碧の軌跡 Evolution」が2014年に発売”. 4Gamer.net. (2013年7月11日). https://www.4gamer.net/games/225/G022506/20130711022/ 2013年7月11日閲覧。 
  23. ^ 「英雄伝説軌跡シリーズの概要」『Falcom Chronicle』326頁
  24. ^ https://www.falcom.co.jp/zero_psp/world/keyword03.html
  25. ^ a b 「『英雄伝説 碧の軌跡』最新情報&シナリオスタッフロングインタビュー」『FALCOM MAGAZINE』特別出張版、フィールドワイ、3頁
  26. ^ 『電撃PlayStation』Vol.471
  27. ^ エナミカツミ (2011年5月28日). “また長く放置してしまいました”. エナミブログ. 2011年11月13日閲覧。
  28. ^ 『電撃PlayStation』vol.492、27頁
  29. ^ 「英雄伝説 碧の軌跡」OPムービー(ナレーションあり)
  30. ^ 近藤季洋『電撃PlayStation』vol.492、26頁
  31. ^ エナミカツミ (2011年5月28日). “修羅場を抜けて”. エナミブログ. 2011年11月13日閲覧。
  32. ^ エナミカツミ (2011年5月28日). “久々に”. エナミブログ. 2011年11月13日閲覧。
  33. ^ 予約特典”. 英雄伝説 零の軌跡 公式サイト. 2011年11月13日閲覧。
  34. ^ 予約特典2”. 英雄伝説 零の軌跡 公式サイト. 2011年11月13日閲覧。
  35. ^ 日本ファルコム『IR情報』2010年11月2日。
  36. ^ 日本ファルコム『IR情報』2011年1月14日。
  37. ^ 日本ファルコム『IR情報』2012年10月19日。
  38. ^ 日本ファルコム『IR情報』2011年7月15日。
  39. ^ 店舗特典2”. 英雄伝説 碧の軌跡 公式サイト (2011年5月27日). 2011年11月13日閲覧。
  40. ^ 日本ファルコム『IR情報』2011年10月28日。
  41. ^ 日本ファルコム『IR情報』2014年6月20日。





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