独立美術協会 独立美術協会の概要

独立美術協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/08 23:19 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

概要

1926年前田寛治佐伯祐三らが、バルビゾン派の旧称「1830年派」に倣って結成した1930年協会の展覧会が発端となり、二科会会員の里見勝蔵、児島善三郎、会友の林重義、林武川口軌外、小島善太郎、中山巍、鈴木亜夫、鈴木保徳の9名が会から脱退。春陽会三岸好太郎国画会高畠達四郎、フランス留学から帰国した伊藤廉福沢一郎清水登之とともに“既存の団体からの絶縁” “新時代の美術の確立”を宣言して創立された。

1931年1月に第1回独立展東京府美術館で開催する[2]フォービズム的画風が独立の基調をなし、日本的油絵への一指針を示した。

その後、野口弥太郎須田国太郎曽宮一念海老原喜之助井上長三郎らが、第10回展までに会員として加わる。

1937年、内紛から里見勝蔵、林重義、伊藤廉が脱退。1939年には、福沢一郎が脱退する。脱退者の一部は、1951年の協会設立20周年を期に会員に復帰した。

独立展は、2011年10月までに79回開催されている。2006年まで東京都美術館で開催されていたが、2007年からは、国立新美術館で毎年10月に開催している。

創立会員

参考文献

  • 『独立美術協会80年史』(独立美術協会、2012年)

外部リンク




「独立美術協会」の続きの解説一覧




独立美術協会と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「独立美術協会」の関連用語

1
三岸好太郎 デジタル大辞泉
78% |||||

2
須田国太郎 デジタル大辞泉
78% |||||

3
高畠達四郎 デジタル大辞泉
78% |||||

4
鳥海青児 デジタル大辞泉
78% |||||




8
児島善三郎 デジタル大辞泉
58% |||||

9
林武 デジタル大辞泉
58% |||||

10
海老原喜之助 デジタル大辞泉
58% |||||

独立美術協会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



独立美術協会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの独立美術協会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS