民衆殺戮
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20世紀における民衆殺戮
ラムルは20世紀に発生した世界の民衆殺戮を研究し、『中国の民衆殺戮』では以下のように犠牲者数を推計している。
『中国の民衆殺戮』日本語版への序での修正
ただし、2008年に出版された日本語版への序において、ラムルは以下の重要な修正を示唆している。
- 1959年から1963年までの「大躍進運動」の餓死者も国際的影響力強化のための食糧輸出に固執した毛沢東の方針による意図的な食料の収奪であり、その犠牲者数は約3,800万人も民衆殺戮とする。
- これにより、中国共産党による民衆殺戮犠牲者数は約7,700万人と推計され、ソビエト連邦による約6,200万人を超える。
- 一方で、日本軍による「戦闘あるいは民衆殺戮」で殺害された中国人は約400万人としている(原著では民衆殺戮のみで394万9千人)。
出典・脚注
参考文献
- ラムル, R.J. 著、China's Bloody Century 翻訳委員会 訳『中国の民衆殺戮 義和団事変から天安門事件までのジェノサイドと大量殺戮』パレード〈mag2libro〉、2008年、312頁。ISBN 978-4434116278。
関連項目
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