東映ロボットガールズ 東映ロボットガールズの概要

東映ロボットガールズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/12 06:04 UTC 版)

概要

東映ロボットアニメ作品『大空魔竜ガイキング』『マグネロボ ガ・キーン』『超人戦隊バラタック』の各主役ロボットを美少女キャラ化したキャラクターによって構成されている。公式サイト[5]でDVDソフト情報が掲載されていたり、コミックマーケットで原作と絡めたプロモーションが行われたりと、各原作アニメの販促キャラクターとしても位置づけられている。

恐るべき敵(根拠は無い)の出現に備え、研究所から「伝説のロボット」の力を授けられた(かもしれない)3人が平和な日常を送るストーリー。

関連プロジェクトに『ロボットガールズZ』『ロボットガールズNEO』がそれぞれ展開されている。

主な展開

2009年

  • 3月 - 『東京国際アニメフェア2009』でイラストを公開、一般に初お披露目される。
  • 6月30日 - 公式サイトがオープン。週1回の4コマ漫画(ガールズレポート)連載(配信)、イベントやCMなどでの原典3作品の紹介を行う。
  • 12月 - 『コミックマーケット77』で、サイト未発表の描きおろしを含めた4コマや設定資料を収録した「東映ロボットガールズオフィシャルファンブック」が販売された。

2010年

  • 2月21日 - DVD『超人戦隊バラタック』CMのナビゲーターに起用。声優がキャスティングされ、しゃべるロボットガールズが初披露された[1]。CMの内容はDVD告知ポスター内4コマをベースにし、若干修正を加えた新作的内容。
  • 3月28日 - 『東京国際アニメフェア2010』東映アニメーションブースステージに参加。当日には4コマの生アテレコが行われた。2010年4月9日にはPV『東映ロボットガールズ研究所 設立宣言』が公式サイトで配信、2010年4月13日に東京アニメセンターで開催の『東映アニメーション オリジナル企画展』でも公開。
  • 6月29日 - イラスト作者の新久保だいすけ個人ブログで、4コマ連載1周年記念漫画が期間限定掲載される。
  • 12月1日 - 東京アニメセンター一時休館に伴い開催された特別企画展『東京アニメセンタークロニクル』に参加。同年12月10日には、この会場でブロッコリーより初の版権キャラグッズ(マイクロファイバーミニタオル)が発売された。

2011年

  • 5月24日 - 4コマ漫画が連載100回に達する。これを記念し、6月7日にパイロットフィルムの制作決定と同年7月上旬に公式サイトほかで公開予定と発表(この時点でのキャストなど詳細は未発表)。
  • 6月28日 - 新キャラクター・ダンダンが登場した。
  • 7月2日 - パイロットフィルム配信。

2013年

  • 2月26日 - 3年8ヶ月年間続いた4コマ漫画・ガールズレポートが#192を持って連載(配信)終了。

2014年

  • 2月 - 同キャストでテレビアニメ『ロボットガールズZ』第4話に「ロボットガールズ チームT」として登場(3月放送の第9話にも登場)。
  • 6月 - ブラウザゲーム『ロボットガールズZ ONLINE』に参戦。

キャラクター

普段は大泉学園の東映アニメーションスタジオ・東映アニメーションギャラリー内の東映ロボットガールズ研究所で生活し、一緒に東堂学園へも通っている。東堂学園の名称の由来は、東映アニメーションの擬人名称でもある「東堂いづみ」から。

体重など一部スペックは原作ロボットのものを受け継いでいるらしい(詳細不明)が、ロボット状のパーツはコスプレ衣装に近いものらしく、着脱は自由にできる。

初期メンバー3人の好きなスポーツは、各原作アニメの主人公から取られている[2]

ガイちゃん (ガイキング
声 - 高岡香
しっかり者で、野球好きの脳筋(脳みそ筋肉)少女。ガールズレポートでは、作者の新久保による公式設定のアレンジ[3]で若干天然ボケのキャラとなっている。原作主人公のツワブキ・サンシローが左投げピッチャーである事から左利き(オフィシャルファンブックや、東京国際アニメフェアのイベントで発表されている)。困った人を見捨てておけない性格。ネコ口から時折覗く八重歯がチャームポイント。ロングヘアはコンバットフォース隊員・フジヤマミドリがモデル。
研究所敷地内の『大空魔竜ハウス』なる小屋に住んでいる。表札の表記は#009では『大空魔竜ハウス☆』で、#034で☆が消え、#053ではハートマーク、#063では「@」、#094では「.jp」に変わった。ハウスは、モデルとなった大空魔竜同様のボリューションプロテクト(渦巻き防御形態)変形機能や、謎の音声アナウンスと共に射出、強制的に着替え(合体)させる「ガイちゃんお目覚め機能」を装備。しばしばガイちゃん本人と表情が連動する[4]胸飾り(大空魔竜ヘッド)は脱着が可能で、ハロウィン専用パーツに交換したり獅子舞にしたり、「キラーバイト」として相手に噛みつくことも可能(本人は愛情表現と勘違いしている)。外した頭部と角をハウスの先端部分に付けで洗濯物を干すこともあるらしい。フェイスオープンも可能であるが無闇にしてはいけないと注意されているためほとんど見た人がいない[5]
新久保だいすけの個人ブログで、『ガイキングLOD』のパイロット版『大空魔竜ガイキングNEO』準拠のコスチュームを身につけた絵が発表された[6]こともある。
ガッキー (ガ・キーン
声 - 佐藤聡美
格闘マニアの男前な少女で、当初バラたんとガイちゃんからは男だと思われていた。なお「男前な少女」の設定は、原作アニメのガ・キーンが北条猛と花月舞の男女合体により完成する事から。髪型も花月舞がモデルとなっている。
ガールズレポートでは、バラたんの突拍子もない行動・言動に対するツッコミ役となることが多い。マグネパワーで金属を引き寄せることが出来るが、砂鉄まみれになるため砂場は苦手。形状がブレーン総司令官(敵・イザール星人の総司令官)の頭部を連想させられる事から、間近で見たら殺意と憎悪が剥き出しになるほどブロッコリーが大嫌い。
専用車として「バリアント・アンカー」と「ガッキー重戦車」を研究所から支給された[7]。後者の元ネタは「ガ・キーン重戦車」で、この作品ではバリアント・アンカーとは別マシンである。バリアント・アンカーはバラたんの方がうまく乗りこなせるため、実質上バラたんに奪われてしまっている[8]。これは、『バラタック』放映当時に発売された玩具の説明書でバリアント・アンカーとの合体が強く勧められていた事が元ネタである。バリアントアンカーのマッハウィングパーツを使えば飛行も可能だが、バラたんに遠慮して使っている。
熱々のラーメンに息を吹きかけようとしたら勢い余って「バラたんタイフーン」を発射、麺も具も吹き飛ばしてしまい嘆くバラたんの為に手本を示そうとして「ミラクル・ハリケーン」を使った事があるが真正面に伸びず真横のガイちゃんの丼を直撃した[9]
バラたん (バラタック
声 - 辻あゆみ
無邪気だが腹黒な一面も持つ少女。アメフトが好きで、自称予知能力者。自分専用の巨大ヘルメットを(アンテナを外せばいいことに気付かず)特注させたこともある。体重は7000tと3人の中でダントツに重くその重量を生かしてちびっこ相撲の横綱優勝もしているが、本人は不本意らしい。髪型は超人戦隊メンバー・ユリがモデル。
他人の(特にガッキーの)弱点を見つけ出すためならあらゆる労苦を惜しまないが、いとも簡単に自分の弱点を明かしたダンダンの開けっ広げな性格は少々苦手。
いつもランドセルを背負っている。元ネタは、原作アニメでバラタックの背中に搭載されていた「ランドセル」と呼ばれるバックパック[10]。中には何かが入っているが秘密。ドリルに強いこだわりを持っており、自らのドリル状オプション(アラーム機能つき)の正式名がヤリアームだと知った時は愕然としていた。原作アニメで敵メカとして爬虫ロボが登場することから、周りの人が全力で逃げ出すほど暴れ狂うくらい爬虫類が大嫌い[11]。猫舌でもある。
1時間自動的に動けるオート能力を手に入れたものの、試験的に使用した際に予想外の行動をしたので余程のことがない限り使わない事にしている。頭のアンテナからはバラたんビームを出せるが、ビームカットと言わないといつまでも出続け、しかも中途半端に言い間違えると相手が「か」の付くものに変身してしまう。
グリーンバラたん
緑色のスク水を着た形態。浮き輪を装備し両腕にはブイを足には足ヒレもつけている。原作に登場した水中戦用のグリーンバラタックが元。
ブルーバラたん
青いセーラー服を着た形態。装着時はブルーな気分になる。ブルーバラたんの時はランドセルから飛行翼が出るが飛んでいる所を見せた事はなく、飛び方を忘れているのではないかとも言われている。原作に登場した空中戦用のブルーバラタックが元だが通常のバラたんの手足が残っている。
ブラックバラたん
尻尾付きの黒いゴスロリ服を着た形態で、地面を掘ることもできる。日傘を装備しているが高速回転するため雨の日は役に立たない。バラたんが着ても特に何も変わらないが、他の人が着ると性格が黒くなる。原作に登場した地中潜航・地上走行用のブラックバラタックが元だが足に通常時のパーツがついたままになっている。
恐竜戦隊コンバットフォース
#054より登場のガイちゃんのペット部隊。ばぞらーねっさーすかいらーの3匹。増築された原作アニメ第11話に登場した「大空魔竜2号」がモデルの『大空魔竜ハウス2号』に住む。
ダンダン(ダンガードA
声 - 合田彩(「ロボットガールズZ」では「喜多丘千陽」名義)
#105で一度登場した後#115よりレギュラー化した4人目のロボットガール。胸の服には原作アニメの胸の装甲がプリント(原作では開くと超熱光線「パルサーカノン」を発射)、また脚には逆V字型の脛当てが有る(同・「コズモアロー」)。ヘアスタイルとおしとやかな性格は、ジャスダムの通信オペレーター・霧野リサがモデル。常に花を髪飾りにしている。宇宙飛行士になるのが夢。正式名は「ダンダダンダダダンダンダ=ダンダダンダーダダンダダンダダダダンダンダ…」なのだが(原典は主題歌の出だし)余りにも長すぎるためあだ名の「ダンダン」で呼ばれる。オプションでメガネを持っているものの、かけるとエネルギー弾を発射してしまう(同・「アイブレスターライフル」)。パンチを繰り出すと拳型のエネルギーが飛ぶ(同・「テレポーションパンチ」)。ハゲが苦手で「ドップラー効果」の話題では本気でいやがっていた(同・スキンヘッドの敵の首領「ドップラー総統」)。また「鬼」という言葉にも反応し性格が180度変わって厳しい性格になる(原典ではジャスダムのパイロットコーチである キャプテン・ダンが鬼コーチだったことから)。雷が大の苦手(原典では断鉄失踪のきっかけとなる事故が落雷中に起こったため)。趣味はトランペット(原典ではタクマの亡き同僚・久保の趣味)。苦手なモノは
暗黒怪獣デビルジャガー
ガールズレポート#96、#155に登場。研究所界隈を縄張りにしているボスネコ。たった一匹でコンバットフォース三匹をコテンパンにし、仇討ちに燃えるガイちゃんにも痛手を負わせる[12]など、ただのネコながらもその戦闘力は侮り難いものがある。
暗黒怪獣カブトンガー
ガールズレポート#165に登場。研究所の裏手にある森に生息していた。

  1. ^ アニメにはアニメのキャラが番組宣伝を担当――、東映ロボットガールズとは?livedoorニュース 2010年2月15日
  2. ^ [1]
  3. ^ [2]
  4. ^ ただし、風邪はヘッドだけがひく。
  5. ^ ガールズレポート100回達成記念に一発芸として披露した際には、ガッキーとバラたんは二人揃って白目を剥きながら悲鳴を上げていた。
  6. ^ [3]
  7. ^ 「ガッキー重戦車」の方は「バリアント・アンカー」より低スペックに作られており、ガッキーは支給された時「うまく乗りこなせなくて」と弁護している。ただし『ロボットガールズZ』『同ONLINE』では通常の移動・攻撃手段として「バリアント・アンカー」を使用している。
  8. ^ 『ロボットガールズZ』の漫画版第5話でもバラたんの「私のバリアントアンカー」のセリフにガッキーが動揺するシーンがある。
  9. ^ 原典でも真っ直ぐには伸びないが最終的に正面の敵にはヒットしている。
  10. ^ [4]
  11. ^ ただし原作アニメの敵の中にあって唯一の良識人だったジュリアス副司令の事に限っては、うっかり割ってしまった花瓶を修復するつもりが無意識のうちに彼の胸像を作ったり、枕元にぬいぐるみを置いたりする程度には好きらしい。
  12. ^ このことが余程の屈辱だったのか、のちにガイちゃんは「ONLINE」版でもよその飼い猫をこの名で呼ばわり、問答無用で襲いかかっている。


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