日曜日だョ!ドリフターズ!! 日曜日だョ!ドリフターズ!!の概要

日曜日だョ!ドリフターズ!!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 14:17 UTC 版)

日曜日だョ!ドリフターズ!!
ジャンル バラエティ番組
演出 白井荘也
出演者 ザ・ドリフターズ
ゴールデンハーフ
日劇ダンシングチーム
製作
プロデューサー 秋元近史
制作 日本テレビ
放送
放送国・地域 日本
放送期間1971年4月25日 - 10月17日
放送時間日曜 19:00 - 19:56
放送分56分
回数26
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番組のタイトルロゴは「日曜日だョ ドリフターズ!!」[2]であるが資料によっては「日曜日だヨ・ドリフターズ!!」[3]「日曜日だョ・ドリフターズ!!」[4][5]と表記される場合もある。

概要

渡辺プロが強引にTBSの『8時だョ!全員集合』を一時休止してまで製作したと言われている[5]ザ・ドリフターズがメインの公開生番組である。

『全員集合』のプロデューサーだった居作昌果によると、当時の渡辺プロ社長である渡辺晋から「全員集合は1971年3月いっぱいで一旦休止。4月から半年間だけ、ドリフは日本テレビで1時間の生放送(→本番組)、TBSの土曜夜8時はクレイジー・キャッツ(→『8時だョ!出発進行』)で行く」との通告があった際、TBS内部は居作曰く「蜂の巣をつついたような大騒動」[6]になったという。だが結局は、居作の「NTVで新番組をやっても、絶対に『全員集合』にはなりません。ドリフが出ているだけで高視聴率になるほど世の中甘くはない。(ドリフがいないのは)たった半年じゃないですか。『全員集合』は、その先何年でも頑張れるはずです」という意見を編成局長が受け入れ[7]、『全員集合』の半年間休止が決定。本番組の開始に至った。

『全員集合』の二番煎じと評され[5]、さらに大掛かりなセットやバンド演奏による生BGMなど制作費が大幅に掛かることが日本テレビの幹部に嫌われ[8]、結局当初の予定通りの半年間の放送に留まり[5]、ドリフターズはTBSで『全員集合』を再開することになった。

本番組のフォーマットは『全員集合』と類似。6つのコーナーで構成され[1]、各コーナー間にはゲスト歌手による歌の披露があった[1]。本番組のセットは、後に同局の『ハッチャキ!マチャアキ!!』や『金曜10時!うわさのチャンネル!!』に流用された。

番組は、いかりや長介と観客による以下の掛け声で始まっていた。

いかりや:「今日は何曜日?」
観客:「日曜日!」
いかりや:「じゃあ、今何時?」
観客:「7時!」
いかりや:「行こうかー!」
観客:「行こうー!」

テーマソングは、オープニング・エンディングともに軍国歌謡の「月月火水木金金」の替え歌(同局の『ドリフのドパンチ!学園』のエンディングテーマや後年のフジテレビドリフ大爆笑』の初期オープニングテーマにも同曲の替え歌が使われていた)。なおエンディングでは、イントロ部と間奏部に「ドリフのビバノン音頭」(いい湯だな)のイントロ部を挿入し、加藤茶が『全員集合』同様、子供の視聴者に「宿題やれよ!」「冷たい物食べ過ぎるなよ!」などと呼びかけていた。

なお第1回は放送ライブラリーにあるが、いかり矢長介とクレジットされている。

出演者


  1. ^ a b c d e f 外部リンク(放送ライブラリー)を参照。
  2. ^ 日曜日だよドリフターズ!! - 脚本データベース
  3. ^ 放送当時の新聞番組表(参考:『ザ・テレビ欄 大阪版』P126に縮刷掲載された、『報知新聞』大阪版1971年10月10日付に掲載のよみうりテレビ番組表)。
  4. ^ 放送当時の新聞番組表(参考:『ザ・テレビ欄 1954〜1974』P186に縮刷掲載された、『報知新聞』東京版1971年10月10日付に掲載の日本テレビ番組表)。
  5. ^ a b c d 『ザ・テレビ欄 大阪版』P126欄外の2行コラム。
  6. ^ 『8時だョ!全員集合伝説』(文庫版)P157
  7. ^ 『8時だョ!全員集合伝説』(文庫版)P161
  8. ^ 『8時だョ!全員集合の作り方』(山田満郎著・双葉社刊) p.37 「当時の日本テレビ幹部がこういったと言うんです。「こんなに金のかかる番組、TBSに返してしまえ」って。」
  9. ^ a b 北國新聞』1971年10月3日付朝刊、テレビ欄。


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