新風舎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/08 04:19 UTC 版)
トラブル
共同出版が盛んになったことで飛躍的に出版点数が伸び、2005年には出版点数で業界1位となるなど多数の書籍を発行するようになっていたが、同時に著者とのトラブルも増加した。
2007年7月4日、元大学教授ら3人が、全国約800の書店で販売すると勧誘されて新風舎と出版契約を結んだが、実際は一部の書店(原告のひとりの場合にはわずか3店)でしか販売されなかったとして、約736万円の損害賠償を請求する民事訴訟を東京地方裁判所に提起した[3][4]。
批判
- 藤原新也は、新風舎が著者に共同出版を持ちかけ、通常以上の出版費用を出させているのではないかという疑義を提起した[5]。藤原はまた、同形態の流通出版(旧称協力出版)を手がける文芸社への疑義も提起している。
- 有田芳生は「書き手の夢を食い物にするあくどい希望商法」であると批判している[6]が、論拠を明らかにはしていない。
- 一方で江川紹子[7]ら、新風舎を擁護するジャーナリストやライターもいた。
脚注
関連項目
外部リンク
- 川島法律事務所 - 新風舎破産管財人(破産手続に関する情報を随時掲載)
- ^ a b c 出版社別 新刊点数 ランキング 日本著者販促センター
- ^ 第6回財産状況報告集会報告書 川島法律事務所(新風舎破産管財人)
- ^ asahi.com:自費出版でトラブル相次ぐ「本屋に並ぶと思ったのに」 - 文化・芸能 2007年7月5日閲覧
- ^ 元教授ら自費出版「新風舎」提訴、一部書店しか本出回らず:社会:YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2007年7月5日閲覧
- ^ Shinya talk - 「新風舎」なるどうもちょっと気になる出版社 Archived 2007年2月24日, at the Wayback Machine.
- ^ 有田芳生の『酔醒漫録』:「新風舎」のあくどい商法
- ^ よみうりテレビ「ウェークアップ!ぷらす」2007年7月14日放送
固有名詞の分類
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