島川俊郎 島川俊郎の概要

島川俊郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 11:54 UTC 版)

島川 俊郎
名前
愛称 シマ
カタカナ シマカワ トシオ
ラテン文字 SHIMAKAWA Toshio
基本情報
国籍 日本
生年月日 (1990-05-28) 1990年5月28日(33歳)
出身地 千葉県市川市
身長 180cm
体重 76kg
選手情報
ポジション DF / MF
利き足 右足
ユース
1998-2002 市川FC(市川市立国分小学校
2003-2005 柏レイソルU-15
2006-2008 柏レイソルU-18(柏日体高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009-2013 ベガルタ仙台 0 (0)
2012 東京ヴェルディloan 0 (0)
2012 ブラウブリッツ秋田(loan) 12 (0)
2013 →ブラウブリッツ秋田(loan) 15 (0)
2014-2015 ブラウブリッツ秋田 67 (1)
2016 レノファ山口FC 2 (0)
2016 栃木SC(loan) 11 (3)
2017-2018 ヴァンフォーレ甲府 27 (2)
2019-2020 大分トリニータ 52 (2)
2021-2023 サガン鳥栖 39 (0)
2024 徳島ヴォルティス 7 (0)
通算 232 (8)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年4月1日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴

プロ入り前

元々野球選手になりたかったが、友達がサッカー部に入ったのをきっかけに小学校2年生の時にサッカーを始める[1]。県のトレセンに参加したときに出会った柏レイソルジュニアの面々に衝撃を受け、自身も県選抜に入ったことをきっかけに柏レイソルジュニアユースに加入する[1]。このときの柏レイソルユースは吉田達磨の指導の下「黄金世代」と呼ばれた世代で、同期だけで酒井宏樹工藤壮人比嘉厚平山崎正登武富孝介仙石廉指宿洋史畑田真輝、そして島川という計9名のプロ選手を輩出している[2]

ベガルタ仙台/東京ヴェルディ

トップチーム昇格は果たせず、クラブユース選手権にスカウトが見に来たというベガルタ仙台に2009年に入団[1]U-20日本代表のスペイン遠征メンバーに選ばれるなど期待されたが[3]、2009年秋に左膝外側半月板損傷で手術を受ける[4]、2011年夏の練習中に右足関節脱臼骨折で全治4ヵ月の重傷を負うなど度重なるケガを負い[5]、トップでの出場機会は無かった。

2012年に出場機会を求めて東京ヴェルディに期限付き移籍するが、ここでも出場機会はなかった。

ブラウブリッツ秋田

2012年7月に当時日本フットボールリーグ(JFL)ブラウブリッツ秋田に期限つき移籍。同年7月29日JFL第22節・横河武蔵野FC戦(江東区夢の島陸上競技場)で公式戦初出場を果たしたが、その試合で前半だけで2枚の警告を貰い退場となった[6]

2013年シーズン前に仙台へ復帰したが[7]、出場機会は得られず同年6月に再度秋田へ期限付き移籍した[8]2014年からはJ3リーグに参入した秋田へ完全移籍[9]。守備の要として32試合に出場。翌年はキャプテンも務め35試合に出場した。

レノファ山口/栃木SC

2016年、4年間在籍した秋田を離れ、J2に昇格したレノファ山口FCに完全移籍[10]。しかし、3度の肉離れもあって2試合の出場にとどまり[11]、夏の移籍期間で、秋田時代の恩師・横山雄次が率いる栃木SCに期限付き移籍[12]。サイドバックとしてチームをJ2・J3入れ替え戦にまで導いたが、J2昇格を逃した。

ヴァンフォーレ甲府

2017年、柏U-18時代に指導を受けた吉田達磨の誘いに応じ[11][13]ヴァンフォーレ甲府に完全移籍[14]。第5節・北海道コンサドーレ札幌戦にてJ1初出場を果たしたものの、前半戦の出場機会は2試合に留まっていた。しかし、ベテランの山本英臣のプレーに感化されたこともあり[11]、後半戦ではアンカーのポジションで先発の座を勝ち取り、7試合連続で先発出場するなど出場機会を伸ばした[13]

大分トリニータ

2019年、J1に昇格した大分トリニータに完全移籍[15]2020年9月9日のJ1第15節・湘南ベルマーレ戦にてJ1初得点をマークした[16]

サガン鳥栖

2020年12月30日、わざわざ練習を見に行くほど「サッカーに魅力を感じていた」というサガン鳥栖への完全移籍が発表された[11][17]

2023年12月5日、契約満了が発表された[18]

徳島ヴォルティス

2024年1月5日、徳島ヴォルティスへの移籍を発表[19]

2024年4月1日、現役を引退することを発表した[20]

人物・エピソード


  1. ^ a b c 【前編】自分は特別じゃないと感じた 凄すぎる同期と神様との出会い【ターニングポイント:島川 俊郎編】”. J.LEAGUE.jp (2021年8月11日). 2021年8月14日閲覧。
  2. ^ 鈴木潤 (2012年9月12日). “史上初の「兄弟対決」が示した明るい未来 柏レイソルのクラブコンセプト”. スポーツナビ. 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月5日閲覧。
  3. ^ U-20日本代表チーム スペイン遠征(アルクディア国際ユーストーナメント2009)メンバー』(プレスリリース)日本サッカー協会、2009年7月28日https://www.jfa.or.jp/national_team/topics/2009/230.html2016年1月5日閲覧 
  4. ^ “仙台DF島川が左膝を手術”. ゲキサカ (講談社). (2009年10月27日). http://web.gekisaka.jp/news/detail/?61067-44983-fl 2016年1月5日閲覧。 
  5. ^ “仙台DFが全治4ヵ月の重傷”. ゲキサカ (講談社). (2011年7月7日). http://web.gekisaka.jp/news/detail/?87074-81890-fl 2016年1月5日閲覧。 
  6. ^ 公式記録 第14回日本フットボールリーグ 第22節 横河武蔵野FCvsブラウブリッツ秋田 (PDF)
  7. ^ 島川俊郎選手 復帰のお知らせ”. ベガルタ仙台 (2012年12月26日). 2012年12月26日閲覧。
  8. ^ 島川俊郎選手 ブラウブリッツ秋田へ期限付き移籍のお知らせ”. ベガルタ仙台 (2013年6月25日). 2013年6月25日閲覧。
  9. ^ 島川俊郎選手 ベガルタ仙台より完全移籍のお知らせ”. ブラウブリッツ秋田 (2013年12月25日). 2013年12月25日閲覧。
  10. ^ “秋田DF島川が山口へ加入「大事な年に一緒に闘えることに感謝」”. ゲキサカ (講談社). (2016年1月5日). http://web.gekisaka.jp/news/detail/?180359-180359-fl 2016年1月5日閲覧。 
  11. ^ a b c d 【後編】27歳でJ1初スタメン。遅咲きのボランチを開花させた恩師の言葉と「オミさん」の闘う姿勢【ターニングポイント:島川 俊郎編】”. J.LEAGUE.jp (2021年8月11日). 2021年8月14日閲覧。
  12. ^ 島川俊郎選手 レノファ山口FCより期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)栃木SC、2016年7月26日。 オリジナルの2016年9月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160923012852/http://www.tochigisc.jp/news/article/00007740.html2016年7月26日閲覧 
  13. ^ a b c 【ライターコラムfrom甲府】異色のキャリアを持つ“伴奏者”…島川俊郎がJ1残留のカギを握る”. サッカーキング (2017年10月18日). 2018年12月26日閲覧。
  14. ^ 島川 俊郎選手 レノファ山口FCより完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)ヴァンフォーレ甲府、2016年12月28日http://www.ventforet.jp/news/press_release/5130272017年1月8日閲覧 
  15. ^ 島川俊郎選手 ヴァンフォーレ甲府より完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)大分トリニータ、2018年12月26日https://www.oita-trinita.co.jp/news/20181248107/2018年12月26日閲覧 
  16. ^ MF 4 島川俊郎「これですべてのカテゴリーでやっと点が取れた」”. 大分トリニータ (2020年9月10日). 2020年9月15日閲覧。
  17. ^ 島川俊郎選手 完全移籍加入のお知らせ”. サガン鳥栖 (2020年12月30日). 2020年12月30日閲覧。
  18. ^ 島川俊郎選手 契約満了のお知らせ』(プレスリリース)サガン鳥栖、2023年12月5日https://www.sagan-tosu.net/news/p/27006/2024年2月24日閲覧 
  19. ^ 島川 俊郎選手 サガン鳥栖より完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)徳島ヴォルティス、2024年1月5日https://www.vortis.jp/news/762/2024年2月24日閲覧 
  20. ^ 島川 俊郎選手 現役引退のお知らせ”. 徳島ヴォルティス オフィシャルサイト (2024年4月1日). 2024年4月1日閲覧。
  21. ^ a b “コロナ禍自粛のJ1大分MF、驚きの美声とピアノで魅了「笑ってもらえたら」”. 西日本スポーツ. (2020年4月28日). オリジナルの2020年4月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200428141738/https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/604194/ 2020年4月29日閲覧。 
  22. ^ 南三陸町で復興支援活動「全員で来ることができて良かった。これからも続けていきます」と手倉森誠監督”. ブロゴラ (2013年3月25日). 2018年12月26日閲覧。
  23. ^ “うわさの美声はJ1大分のMF島川 星野源さん「うちで踊ろう」とコラボ動画も”. 毎日新聞. (2020年4月27日). https://mainichi.jp/articles/20200427/k00/00m/050/225000c 2020年4月29日閲覧。 


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