小島ケイタニーラブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 05:35 UTC 版)
こじま けいたにーらぶ 小島 ケイタニーラブ | |
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本名 | 小島 敬太 |
生年月日 | 1980年10月16日(43歳) |
出生地 |
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国籍 | 日本 |
職業 | 歌手・音楽家・作家・翻訳者 |
主な楽曲に「毛布の日」(NHKみんなのうた)、著書に『こちら、苦手レスキューQQQ!』(絵・木下ようすけ、白水社)、訳書に『紫禁城の秘密のともだち』シリーズ(著・常怡、絵・おきたもも、偕成社)ほか。
経歴
静岡県立浜松北高等学校、早稲田大学第一文学部卒業。高校の同級生には高柳克弘や木村綾子、ロックバンドSOURのメンバー高橋ケ無がいる。
ロックバンド「ANIMA」のヴォーカリスト・ソングライターとしてデビュー。近年はソロとして野外録音や朗読などを取り入れた表現を追求する[1]。
2010年、古川日出男、蓮沼執太、小島ケイタニーラブ(ANIMA)、鈴木雄介、近藤恵介の5人によるユニット、the coffee group。HEADZ15周年WEATHER10周年のメモリアルイヤーに突如デビュー。2010年2月から始まった、昼間の渋谷O-nestを会場にして、回数を重ねてきたイヴェント『ワンコインからワンドリップ』。ワークインプログレスの方法で制作過程を公開しながら作り上げてきた渾身のアルバムを同年7月14日に発売。
2011年から古川日出男、管啓次郎、柴田元幸と朗読劇『銀河鉄道の夜』に参加し、公演や映画の音楽などを担当[2]。
□□□の三浦康嗣率いるスカイツリー合唱団の主要メンバーとして2012年3月に□□□の通算8枚目となるアルバム「マンパワー」のレコーディングに参加。
2013年春、くもりなのボーカルめいりんと音楽プロジェクト「TOWAI」始動。日本にとどまらずシンガポールやインドネシアでもパフォーマンスを行う。
2014年から温又柔とのプロジェクト「ponto」で共同制作・パフォーマンスを行う。[3][4]
同年よりスイッチ・パブリッシング地下、西麻布Rainy Day Books & Cafeでイベント「ラブナイト」を毎月開催。作家などをゲストに招き、ホスト役をつとめる。
2016年3月、2年間に渡るラブナイトの終了とともに、スイッチ・パブリッシング内に設立されたRainy Day Recordsよりアルバム「It’s a cry run.」をリリース。長らく完売していたが、2018年6月16日に西麻布Rainy Day Books & Cafeで行われた優河との2マンライブ「Hello Goodbye」にて再プレスを発表、会場先行販売を開始。
2016年12月および2017年1月より「NHK みんなのうた」『毛布の日』放送開始。毛布から出たくない心情を歌ったこの歌は、放送開始から多くの共感を呼び、翌17年、日本記念日協会により、正式に11月20日が「毛布の日」に制定された。
2018年5月に愚音堂/SPACE SHOWER MUSICよりアルバム「はるやすみのよる」をリリース。[5]
リリース同日、J-WAVE「GOOD NEIGHBORS」生出演中に、中国広州へ拠点を移すことを発表した。[6]
2019年1月、イラストレーター木下ようすけと苦手レスキューQQQ!の活動を開始。同年夏よりシンガーソングライターkainatsuもプロジェクトに加わる[7]。
2019年4月、J-WAVE「RADIO SWITCH」公開収録ライブにて、『はるやすみのよる』台湾版(WELCOME MUSIC)を台湾・香港で同時リリースすることを発表[8]。
2020年3月、「こちら、苦手レスキューQQQ!」(文・小島ケイタニーラブ/絵・木下ようすけ)を白水社より刊行。[9][10][11][12][13]
2020年7月、K-mix(静岡エフエム放送)でレギュラーラジオ番組「こちら、苦手レスキューQQQ! in 静岡」がスタート。
2021年1月、「小島敬太」名義で、 SFアンソロジー『中国・アメリカ 謎SF』を柴田元幸との共編訳として白水社より刊行。
2021年4月、中国・広州のレーベル布谷鸟音乐(Cuckoo Music)よりデジタルシングル「旅愁」にて中国デビュー[15]。
2021年9月、東京新聞・中日新聞の「月刊・掌篇小説」で『のこぎり屋根の声』を発表。
2022年8月、朗読劇「銀河鉄道の夜」が第32回宮沢賢治賞奨励賞を受賞[16]。
2024年3月、レギュラーラジオ番組「こちら、苦手レスキューQQQ! in 静岡」の放送が終了[17]。翌月からは同じくK-MIXで「K-MIX 魔法の国の児童文学」がスタートし[18]、「小島敬太」名義で出演する。
人物
ラジオなどでインタビューを受ける際、友人として音楽家・宮内優里の名前をあげることが多い。2018年7月には同月に起こった西日本の大雨被害への募金活動の一環として共同で楽曲を制作している。
低音の喋り声と対照的に、中性的な高音域を多用した歌声である。これは大学のメタルサークル在籍時代に習得したものであると、TOKYO FM「ディア・フレンズ」に出演した際に明かしている[19]。
- ^ “小島ケイタニーラブ トーク&ライブ「ラブナイト ~音と言葉で『草枕』~」ゲスト:柴崎友香 出版社スイッチ・パブリッシング オンラインストア”. www.switch-store.net. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “古川日出男、柴田元幸らによる朗読劇『銀河鉄道の夜』が初の西日本ツアー | CINRA”. www.cinra.net. 2024年4月2日閲覧。
- ^ Superhoki89. “SUPERHOKI89 - Agen Judi Online Resmi KOMPLIT Bawa Hoki” (Indonesian). Superhoki89. 2024年4月2日閲覧。
- ^ a b “『映画をめぐる美術』展で西澤徹夫×日埜直彦トーク、温又柔×ケイタニーラブのコラボ | CINRA”. www.cinra.net. 2024年4月2日閲覧。
- ^ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000065-natalien-musi
- ^ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180523-00000412-bark-musi
- ^ https://www.sankei.com/smp/economy/news/190909/prl1909090296-s1.html
- ^ “小島ケイタニーラブ、5月、中華圏デビューが決定。 (2019.04.22) | SPACE SHOWER MUSIC”. SPACE SHOWER MUSIC (スペースシャワーミュージック). 2024年4月2日閲覧。
- ^ a b “[著者来店]「こちら、苦手レスキューQQQ!」小島ケイタニーラブさん…明るい自己肯定感を”. 読売新聞オンライン (2020年4月12日). 2024年4月2日閲覧。
- ^ a b “「苦手なモノ」の声、聞こえるとしたら QRコードから曲へ 『こちら、苦手レスキューQQQ!』:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2020年5月30日). 2024年4月2日閲覧。
- ^ a b “「こちら、苦手レスキューQQQ!」 コンビニ店員2人とネズミが、36人の「苦手」をお助け|好書好日”. 好書好日. 2024年4月2日閲覧。
- ^ a b Inc, Natasha. “小島ケイタニーラブが苦手をレスキュー!42曲詰め込んだイラストブック刊行(動画あり / コメントあり)”. 音楽ナタリー. 2024年4月2日閲覧。
- ^ a b “お悩み相談本出版 浜松出身・小島さん作詞作曲:中日新聞しずおかWeb”. 中日新聞Web. 2024年4月2日閲覧。
- ^ https://www.at-s.com/news/article/local/west/801735.html
- ^ “抢先听丨小岛敬太重新演绎日版《送别》感受时光的温暖。”. www.xwx.cn. 2021年5月19日閲覧。
- ^ “宮沢賢治賞・イーハトーブ賞、各奨励賞が決定しました - 宮沢賢治学会イーハトーブセンター/宮沢賢治イーハトーブ館” (2022年8月2日). 2022年10月1日閲覧。
- ^ @nigateqqq (2024年3月28日). "K-MIX(静岡エフエム)で2020年7月から始まったラジオ番組「こちら、苦手レスキューQQQ! in 静岡」が、本日3月29日の放送をもって終了します。". X(旧Twitter)より2024年4月3日閲覧。
- ^ @nigateqqq (2024年3月31日). "【4月5日スタート新番組】🦉魔法の国の児童文学📕毎週金曜日 17:20-17:25". X(旧Twitter)より2024年4月3日閲覧。
- ^ “ゲストは…小島ケイタニーラブさん - ディアフレンズ - TOKYO FM 80.0MHz - 坂本美雨”. www.tfm.co.jp. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “プロデューサーに益子樹(ROVO)を迎え、ANIMAが新作『シャガール』をリリース!!”. ototoy.jp. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “小島ケイタニーラブ、1stソロ・アルバム『小島敬太』”. ototoy.jp. 2024年4月2日閲覧。
- ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “【エルパカ読書】 小島ケイタニーラブの選ぶ3冊”. www.hmv.co.jp. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “多彩な活動を展開する小島ケイタニーラブ、初ソロアルバムは本名冠した『小島敬太』 | CINRA”. www.cinra.net. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “小島ケイタニーラブ「歌×トーク×朗読×旅」の対話から生まれたアルバム”. PAPERSKY. 2024年4月2日閲覧。
- ^ http://antenna7.com/itsacryrun/
- ^ Inc, Natasha. “小島ケイタニーラブ、著名人との対話から生まれた初のスタジオ録音アルバム”. 音楽ナタリー. 2024年4月2日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “小島ケイタニーラブ、ゴンドウトモヒコと共に制作した2年ぶりアルバム(コメントあり / 動画あり)”. 音楽ナタリー. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “古川日出男らによる朗読劇『銀河鉄道の夜』追うロードドキュメンタリー映画 | CINRA”. www.cinra.net. 2024年4月2日閲覧。
- ^ https://www.sinkan.jp/news/4433
- ^ “古川日出男、柴田元幸ら参加の朗読劇『銀河鉄道の夜』がCD付き書籍化 | CINRA”. www.cinra.net. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “野村喜和夫「花冠日乗」 「コロナ散歩」で生まれた詩と音|好書好日”. 好書好日. 2021年1月22日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年1月6日). “コロナ禍の生きた証しに 詩人・野村喜和夫さんが新作『花冠日乗』”. 産経ニュース. 2021年1月22日閲覧。
- ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160407-00036810-exp-musi
- ^ “時代感覚と言葉の価値 | ブレーン 2014年10月号”. 宣伝会議. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “三島で「おんなのこ」テーマに詩と音楽の朗読会”. 沼津経済新聞. 2024年4月2日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “小林エリカが小島ケイタニーラブとコラボ、通学路のエピソードが新曲に”. コミックナタリー. 2024年4月2日閲覧。
- 1 小島ケイタニーラブとは
- 2 小島ケイタニーラブの概要
- 3 音楽
- 4 その他
- 5 脚注
- 小島ケイタニーラブのページへのリンク