小丸川発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/18 15:20 UTC 版)
周辺
宮崎県の海岸線を南北に縦断する国道10号から、高鍋町菖蒲池交差点より宮崎県道19号石河内高城高鍋線が分岐している。小丸川を上流に向かって進み、小丸川渓谷を過ぎるとやがて石河内ダムである。石河内ダムのすぐ上流には戸崎(とざき)ダムが、下流には川原(かわばる)ダム(別名・浜口ダム)がある。これらはいずれも九州電力の発電用ダムである。県道19号は戸崎ダムまでは整備されているが、それより北については未整備であり隘路(あいろ)でカーブも多く、かつ落石の危険もあるため注意が必要である。北上すれば小丸川最大規模の松尾ダムを通過し、東臼杵郡美郷町に至る。
九州電力は小丸川発電所の広報施設として、ピノッQパーク(ピノッキューパーク)を2008年(平成20年)7月17日に開館した[6][7]。発電所のミニチュア模型や各種映画、遊具などを用いて揚水発電の仕組みを解説するもので、団体客限定ではあるが発電所の見学も受け付けている。
なお、宮崎県内には九州初の揚水発電所である諸塚発電所があるほか、一般水力でも上椎葉(かみしいば)発電所や、一ツ瀬(ひとつせ)発電所など、著名な水力発電所が多い。
関連項目
参考文献
- 九州電力株式会社小丸川発電所建設所「岩の力学 News No.080」2004年。
- 九州電力株式会社「小丸川発電所 初号機の営業運転開始について」2007年7月10日。
- (添付ファイル)「小丸川発電所 初号機の営業運転開始について」
- 九州電力株式会社宮崎支店「尾鈴発電所の営業運転開始について」2009年3月12日。
- 「九州電力 宮崎で小規模水力運開 年度内、RPS法認定へ」『電気新聞』2009年3月13日。
外部リンク
- ^ a b 画像は国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(2008年撮影)。
- ^ a b 発電・送配電の再整理について - 九州電力(平成27年10月30日)
- ^ 九州電力「小丸川発電所 3号機の営業運転開始について」2009年1月22日。
- ^ 九州電力「小丸川発電所 1号機の営業運転開始について」2010年7月2日。
- ^ 九州電力「小丸川発電所 2号機の営業運転開始について」2011年7月6日。
- ^ 九州電力「小丸川発電所展示館「ピノッQパーク」の開館について」平成20年5月19日。
- ^ 『模型や映像で揚水発電学ぶ 木城にピノッQパーク開館』 宮崎日日新聞、2008年7月18日。
固有名詞の分類
- 小丸川発電所のページへのリンク