宮島競艇場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 06:51 UTC 版)
コース概要
競走水面は海[1]で、水質は海水[1][2]。児島競艇場・徳山競艇場・下関競艇場・丸亀競艇場と並び、瀬戸内海の海水を利用したコースである。
イン優勢の流れは他の競艇場同様変わらないが、潮の干満の差が大きく[3]、干潮時は静か[3]だが満潮時はうねりが出てボートを操作しづらくなる傾向にある[3]他、満潮時はイン有利、干潮時はアウト有利となる傾向がある[3]等、コース不問の幅広い決まり手が発生しやすい競艇場でもある。
競走水面が西日の影響を受けやすく、特に晴天時は大時計が全く見えなくなる時間帯があるため、西日の影響を最も受ける時間帯までには1日の全レースを終えることとしている。このため、1レース開始から12レース終了までの時間が昼間開催を行う他場よりも早くなっている。
主要開催競走
周年記念(GI)として、宮島チャンピオンカップ(旧タイトル名、宮島グランプリ)が行なわれている。企業杯(GIII)の協賛企業は固定されていない。
新鋭リーグ戦の名称は、厳島昇龍決戦。女子リーグ戦の名称は、ジャパンネット銀行プリンセスカップ。正月には日刊スポーツ栄光楯広島ダービー、ゴールデンウィークにはサンケイスポーツ若葉賞競走、お盆にはスポーツニッポン杯が行なわれている。
なお、毎年2月ごろに一般競走ではあるが「ファン謝恩岩田杯競走」が行われ、SG常連の選手の参戦が多い名物レースとなっている。
2008年4月15日 - 4月20日には当地で競艇名人戦競走(GI)が開催された。
2011年1月25日 - 1月31日に新鋭王座決定戦競走(GI)を開催。
過去のSG開催実績
年度 | 競走名 | 優勝者 | 登番 | 出身 |
---|---|---|---|---|
1961 | 第7回モーターボート記念競走 | 松尾泰宏 | 1203 | 佐賀 |
1998 | 第8回グランドチャンピオン決定戦競走 | 上瀧和則 | 3307 | 佐賀 |
2000 | 第5回オーシャンカップ競走 | 西島義則 | 3024 | 島根 |
2002 | 第12回グランドチャンピオン決定戦競走 | 今垣光太郎 | 3388 | 石川 |
2015 | 第25回グランドチャンピオン | 山崎智也 | 3622 | 群馬 |
2020 | 第30回グランドチャンピオン | 徳増秀樹 | 3744 | 静岡 |
2022 | 第49回ボートレースオールスター | 原田幸哉 | 3779 | 愛知 |
※2020の第30回グランドチャンピオンは、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、無観客にて開催。緊急事態宣言発令に伴う無観客措置は6月3日に解除されていたが、例年、多数の来場が見込まれる事から、集団感染(クラスター)が予想された為、本節に限り、再度無観客措置が取られた。
注釈
出典
- ^ a b c d e f 蛭子1992、202頁。
- ^ a b c 藤野2006、226頁。
- ^ a b c d e “競走水面”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
- ^ “競艇沿革史 宮島競艇施行組合”. 日本財団図書館. 2020年8月3日閲覧。
- ^ “宮島ボートから撤退 広島県西部施行組合”. 中国新聞. (2001年12月13日). オリジナルの2002年8月15日時点におけるアーカイブ。 2020年10月8日閲覧。
- ^ a b “施設ガイド”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
- ^ 【レーサーの訃報について】(宮島競艇場)
- ^ ボートレース宮島で初めての死亡事故 中田達也選手(29)亡くなる 11日までレース中止(RCC中国放送)
- ^ 【レース中止打ち切りのお知らせ】(宮島競艇場)
- ^ a b “交通案内”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
- ^ ボートピア呉徳山とボートピア呉宮島の統合についてについて ボートピア呉ホームページ
固有名詞の分類
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