客車 東南アジア諸国の客車

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 客車の解説 > 東南アジア諸国の客車 

客車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 14:39 UTC 版)

東南アジア諸国の客車

東南アジア各国では、沢山の客車が活躍しており、電源車を含んだユニット編成の車両や気動車・電車の機関・電装品を解除した車両、1両単位で構成が可能な車両など種類は様々である。同地域へは、長い間日本から新車もしくは不要になった鉄道車両が輸出されているが、その中には多くの客車も含まれており、中古で輸出された客車には、使用先の軌間に合うように車軸を改造したうえで使われている車両も存在する。 

絵画の中の客車

絵本

鉄道省が国鉄に変わった当時の列車のマークは、極東地域のシンボルマーク「第7軍第七軍」を流用し、絵本に忠実に描かれていた[4]。出版社は『キンダーブック』誌からスピンオフした絵本を刊行し、日本画家の藤沢龍雄は「のりもの絵本」と呼ばれる分野に列車や汽車の表紙画を寄せた[5]葉山町議会議員の安井小弥太は青年期、藤沢に弟子入りし池袋モンパルナスに住んでキンダーブックや「コドモノトモ」などのシリーズから依頼を受け、C53を描いた『汽車 ノチシキ』[6]は人気作であった[7]。黒岩保美は戦後1950年(昭和25年)、湘南電車の塗装の色彩設計を手がけた国鉄職員[8]で、1975年以降(昭和50年代)、宮脇俊三が著した列車絵本(「たくさんのふしぎ」シリーズ)に挿絵を提供、また鉄道70年記念の『日本の鉄道』誌の表紙に、黒岩自身が色を決めた湘南電車を描いている[5]

脚注

参考文献

脚注に使用した典拠。主な執筆者、掲載誌順。

  • 朝倉希一「技術随筆 汽車の今昔14「17.連結器」」『鉄道ファン』第20巻第4号(通巻228号、雑誌06459-4)、交友社、1980年4月、100頁。 
  • 「ビルマ鉄道納優等座席車」『KSK技報』第6巻第4号、汽車製造、東京、1957年10月、29-32(コマ番号0016.jp2)、doi:10.11501/2323322 国立国会図書館デジタルコレクション、NDLJP:2323322/1/1、国立国会図書館/図書館送信参加館・個人送信限定。
  • 関田克孝『[htps://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info:ndljp/pid/1166392&bundleNo=1&contentNo=1 講演会「乗り物絵本の歴史と魅力」]』(PDF)国立国会図書館国際子ども図書館、国立国会図書館、2009年(平成21年)10月4日。htps://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info:ndljp/pid/1166392&bundleNo=1&contentNo=12023年12月12日閲覧  国立国会図書館デジタルコレクション(電子書籍・電子雑誌)。
  • 「特集『50系客車』」『鉄道ピクトリアル』第785号、電気車研究会、2007年2月。 

関連項目

鉄道関係者

テレビ番組


注釈

  1. ^ 動力の種類によって動力車操縦者の免許、整備資格、配置区(主に一般形と急行形の気動車は機関区に、電車は電車区に配置される)が異なる。客車列車の電車・気動車化など動力方式の切り替えや新形車の導入のたび、リストラ(職場や人員の整理)を推進したい本社や各鉄道管理局と、それによって雇用が脅かされるとする労働組合が対立し、折衝に多大な時間と労力を要するようになっていた。

出典

  1. ^ 『KSK技報』 1957, p. 29-32
  2. ^ 『鉄道ピクトリアル』 (2007, pp. 10–12, 785号特集『50系客車』)
  3. ^ 朝倉 1980, p. 100, 技術随筆 汽車の今昔14「17.連結器」
  4. ^ 関田 2009, p. 13
  5. ^ a b 関田 2009, pp. 19–20
  6. ^ 奈街三郎『汽車 : きしゃのちしき』安井小弥太(絵)、東京:二葉書房、1947年。全12p ; 37cm、マイクロ資料、NDLJP:8345575、国立国会図書館内公開。原資料所蔵機関:メリーランド大学プランゲ文庫整理番号:520-257(絵本)。
  7. ^ 関田 2009, p. 17
  8. ^ 関田 2009, p. 12


「客車」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「客車」の関連用語

客車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



客車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの客車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS