存在 科学的存在と社会的存在

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存在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/10 14:33 UTC 版)

科学的存在と社会的存在

科学的な物の考え方によれば、現実世界は、感覚的に受け取れる物事から構成されている。地球から遥かに遠い星々も、肉眼か、でなければ望遠鏡などを使って観測することができ、それゆえに「あの星は存在している」といえる。細菌など微視的な事物についても同様である。[要出典]

[要出典]一般に自然科学は存在する物事についての理論的説明であり、理論によって予測された通りの振る舞いが、実験や観測によって確認できるかどうかを頼りに考察を積み重ねていく営みである。そこで、観測不可能なものについては、科学的には存在しているともしていないともいうことができない。

[要出典]このように観測や実験を通じて確認できる存在は、しばしば科学的存在と呼ばれ、超常現象死後の世界などのように確認することのできない物事と区別される。また、多くの観察や実験結果と一致するような既存の科学の理論と大きく矛盾をきたす物事は、その存在が疑わしいとされ、科学的存在とは考えられない。

[要出典]社会的存在という考え方もあり、これは簡単に言ってしまえば、その人物の社会における尺度を軸にその存在をはかるものである。社会における尺度は、社会的地位や、社会に対する影響力などがある。(例えばショパンは音楽界において重大な存在であるが、当時は音楽家の社会的地位は現代よりは低いものとされていた。)

[要出典]社会的地位が高いと見做される職業に就いていたり、社会的重要性や貢献度の高い業績があれば、その人物は社会的に存在すると言えるが、逆にその人物でなくても代用可能な労働をしている者、また、昔の隠者、現代の引きこもりニート等はそれぞれ、社会的には存在が応分に希薄であると言える。使い方によっては暴言になる。


  1. ^ a b c d 広辞苑 第五版 p.1586 存在
  2. ^ a b c d 大辞泉 「存在」
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag 哲学思想事典 1998年 pp.991-992 岩田靖夫 執筆「存在」
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 哲学思想事典 1998年 pp.992-993 丸井浩 執筆「存在」
  5. ^ 平凡社『世界大百科事典』村上陽一郎 執筆【物質】
  6. ^ エネルギーは通常「実体」とはされない(百科事典や哲学事典のエネルギーの記事参照のこと)。エネルギーそれ自体が文字通り(定義通りに)「実体」として存在しているわけではない(詳しくは青木書店『哲学辞典』あるいは岩波『哲学・思想事典』などの「実体」の記事を熟読のこと)。例えばゴルフボールの運動エネルギーはゴルフボールがあって、なおかつそれが移動しているから、物理の数式上は存在していることになる、という非常に概念的な存在であるが、相対性理論以降はエネルギーが物質化することもある、とされるようになり、これも古いの概念枠ではもはや分類が困難な、微妙な存在である。)
  7. ^ 非常に議論のある存在である
  8. ^ 非常に議論のある存在である
  9. ^ 生物は物質でできている、と一応は言えるが、生命は物質そのものではない。近代の(つまり一昔前の古い)生物学では「機械論⇔生気論」などという非常に単純化した図式(一種の2項対立思考)を採用する考え方や議論が学者の共同体に蔓延し、この説明がそもそもあくまでひとつの仮説にすぎないということにも気づかないで教条のように扱う科学者まで現れたが、現代の先端の生物学では生物情報学が登場し、生命を物質とだけ捕らえていては理解できない、情報の流れという無形の存在が重要なのだと、健全な科学者には認知されるようになってきた。(ただし、いまだに「機械論⇔生気論」という図式で全てを把握しようとする人が学者の共同体には(高齢者を中心として)多数存在する。このように図式(仮説)を否定する事例が提示されても図式(仮説)を棄却できないというのはもはや健全な科学的な思考プロセスとは言えず、観念にとりつかれてしまっている状態、一種の「固定観念」化している状態とも言える。あるいは、科学共同体の内に潜む、一種のドグマ主義や原理主義にあたるとも言え、共同体内部の問題だけに非常にやっかいな問題である)(生命のとらえ方、概念の発展については生物学の項も参照可)
  10. ^ 「自然」と「法則」という概念を組み合わせたこと自体デカルトが行った恣意的なことで、さらに自然自体に本当に法則があるのかは怪しく、デカルト以降の方法論によって自然に対して恣意的な接し方をすることで「自然法則」とされるもの(という人間的な記述)を人間が恣意的につくりだしている、と指摘する学者も多々いる。


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