女芸人No.1決定戦 THE W 決勝までの道のり

女芸人No.1決定戦 THE W

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 13:36 UTC 版)

決勝までの道のり

1回戦は東京大阪名古屋福岡札幌沖縄で、2回戦は東京と大阪で、準決勝は東京のみで開催される。ネタ制限時間は、1回戦が2分、2回戦以降は4分。

決勝戦の模様は日本テレビ系列で生放送された。出場組が事前にくじで抽選順を決め自ら1stステージのネタ順を選んでいる(第1回・第2回は同時に1vs1の相手を選んだ)。勝者5組(第3回は2組)が最終決戦に進みもう1ネタする。採点は全て投票制で行う。第1回大会では、ゲスト・一般問わず審査員の1票の重みは同じであり、審査はゲストはスタジオ内、一般は別室で行った。第2回大会では、ゲストは審査を行わず一般審査員のみとなった。

第3回は初めて、芸人を中心としたプロの審査員が起用された。審査は6人の審査員(1人1票ずつ)とデータ放送のdボタンによる「国民投票」(視聴者投票、dボタン投票による得票数が多かった方に1票)によって行われる[42]。プロの審査員を起用した理由については「勝っても負けても、その理由が知りたい。お笑いのプロの方が審査してアドバイスが聞けると、納得するし次につながる」といった芸人からの意見があったという[43]。そして視聴者投票についても人気投票と化するのを防ぐために、チャンネルを変えずに対戦する2組両方のネタを観た視聴者だけに投票権がある、つまり片方だけ観て投票してもカウントされないというシステムとした[43]

シード権についての規定

第1回大会(2017年)においては、主催者が定める過去のお笑いコンテスト(M-1グランプリR-1ぐらんぷりキングオブコントABC漫才・落語新人コンクール→ABCお笑い新人グランプリ[44]ABCお笑いグランプリ歌ネタ王決定戦[注 21])の決勝進出者はシード権が与えられて1回戦は免除となり2回戦からの登場となった。これについて本大会事務局は「第1回なので過去のこの大会の実績がないため、このようなルールを特別に設定した」としている[44]。なお、第2回大会(2018年)は前回(2017年)大会の準決勝以上進出者のみシード権が与えられ1回戦免除[46]、第3回大会は過去の準決勝以上進出者は全てシードで1回戦免除となった[13] が、第4回以降の大会のシード権は直近の2大会(前年大会及び前々年大会)それぞれでの準決勝以上進出者のみとなった(準決勝進出経験が3大会前以前のみの出場者はシード権無しとなる)[14]

各地方予選

  • 2017年の第1回大会においては、名古屋・福岡・札幌・沖縄の各予選(10月22日実施)についてはエントリー数が少なかったため、観客を入れず、審査員の前で直接ネタ見せという形式となった。また当日は台風21号の影響で集合時間に会場へ来られないことも考えられたため、動画審査も行う措置も併せて執られた[47]。なお当日の合格者は各会場から必ず出すというわけではなく、全会場一括で審査が行われた(そのため、第1回においては札幌予選の出場者は全組1回戦敗退となった)[48]
  • 2018年の第2回大会では、福岡1回戦はエントリーが26組集まったことから、観客を入れての開催となった[49]。なお名古屋・札幌・沖縄の各予選については、前年同様エントリー数が少なかったという都合上指定された会場において観客無しでネタを収録した上、3会場一括での審査となった[50][51]
  • 2019年の第3回大会では、上記のように遠方の出場希望者などのために動画エントリーが新設されたため[12]、東京・大阪両会場以外の1回戦の会場審査は無くなった[13]。なお、動画審査合格者も2回戦以降は会場審査に合流して出場する。2020年の第4回以降は1回戦全てが映像審査となったことから東京・大阪以外での会場は設けられていない[14]

審査方法

予選審査
予選は放送作家と日本テレビスタッフからなる数名の審査員が各100点満点で採点し、合計得点の高い順に合格となる。なお、合格者数は日によって異なる。第4回(2020年)は1回戦は新型コロナウイルスの影響で映像審査のみ[52]、2回戦以降は通常通り会場での審査となった[14]
決勝審査
  • 第1回(2017年)・第2回(2018年)- 決勝進出した10組が「ファーストステージ」で1対1の対戦形式(計5戦)でネタを披露して、得点が高かった方の5組が「最終決戦」に進出。2本目のネタを披露して、一番得点が高かった芸人が優勝する[18]。また最終決戦進出者の順位は最終決戦での得点順となっていた。
  • 第3回(2019年)・第4回(2020年) - 決勝進出した10組によるブロックトーナメント。ファーストステージでは5組ずつAブロックとBブロックに分かれ、1組ネタを終えるごとに暫定の1位を決め、最終的に勝ち残った両ブロック1組ずつが最終決戦に進出。ファーストステージ敗退者の順位付けはされない。2本目のネタを披露して、一番票数が多かった芸人が優勝する[37]
    • 第3回から、テレビ画面では1票入るごとにが飛んで票が入った方に止まるという演出が導入されている。審査員のうち、塚地武雅は審査で票を入れることを「蝶々を飛ばす」と、田中卓志は本大会を「蝶の季節」とそれぞれ表現したこともあり[53]、蝶が本大会審査の象徴とも言われている[54]
  • 第5回(2021年) - 第5回では第3・4回のルールに加えてファーストステージ敗退者から視聴者投票を行い最多票を獲得した1組も最終決戦に進出することとなり、最終決戦は3組で競うことになった。
  • 第6回(2022年)以降 - 決勝進出組が12組となり、ファーストステージのブロックトーナメントはA、B、Cの各ブロックに4組ずつに分かれて勝ち残り戦で行われる。 最終的に勝ち残った各ブロック1組ずつ計3組が最終決戦に進出。最終決戦は前回と同様のルールで行う。

決勝戦のリザーバー制度

決勝戦の出場予定者が諸事情で決勝戦に出場できなくなった場合、準決勝を次点で敗退した出場者が繰り上がりで決勝に出場できる制度。過去に2組この制度が適用されて決勝進出を果たしている[注 22]

過去のリザーバー適用例
該当回 辞退者 辞退理由 リザーバー リザーバーの決勝成績
第2回 ガンバレルーヤ よしこの下垂体腺腫による療養 ニッチェ 3位
第4回 スパイク 両者の新型コロナウイルス感染 ターリーターキー 1stステージ敗退






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