南江堂 概要

南江堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 05:14 UTC 版)

概要

創業者は小田原藩士の4男、小立鉦四郎(安政3年生まれ)。1879年2月に南江堂書店を創立し、昭和9年に株式会社にした。明治42年の森鴎外の小説「ヰタ・セクスアリス」にも南江堂の名が確認できる。

創業以来、「文化的意義の深い出版事業を通して、社会に貢献する」という理念のもと、医学薬学看護学生物学化学栄養学の専門図書を刊行。 現在は年間約100点におよぶ新刊書籍のほか、月刊誌として臨床雑誌『内科』、臨床雑誌『外科』、臨床雑誌『整形外科』『胸部外科』、隔月刊誌として『がん看護』を発行している。 また、医学の洋書・洋雑誌の輸入販売では、世界各国の出版社とネットワークを築いている。

以前は「化学の領域」のような化学系の雑誌や、ドイツ語の教科書やドイツ語辞書も刊行していたが、現在では医学、薬学、看護の分野に収束している。その一方で、創成期には主流であった洋書籍に比べ、和書出版の比率が7割近くになっている。医学書の定番となった『今日の治療薬』は昭和52年(1977年)に初版を発行以来、版を重ね、薬剤情報の分野ではベストセラーとなっている。

柔道整復師養成施設の接骨系科目の教科書(衛生学・公衆衛生学、生理学、柔道整復理論、柔道整復実技、外科学概論、整形外科学、包帯固定学)の出版も行っている。平成5年(1994年)時点では、フロッピーディスク付きの医学書籍も出版していた。

雑誌

  • 臨床雑誌外科(月刊)
  • 胸部外科(月刊)
  • 臨床雑誌整形外科(月刊)
  • 臨床雑誌内科(月刊)
  • がん看護(隔月刊)

関連項目

脚注

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