加賀美幸子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 14:57 UTC 版)
かがみ さちこ 加賀美 幸子 | |
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プロフィール | |
出身地 |
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生年月日 | 1940年6月24日(83歳) |
最終学歴 | 立教大学文学部英米文学科卒業[1] |
職歴 | 東京アナウンス室→フリー |
活動期間 | 1963年 - |
ジャンル | 報道 |
出演番組・活動 | |
出演経歴 |
『ばらえてい テレビファソラシド』 『NHKニュース』 |
元NHKエグゼクティブアナウンサー(理事待遇)でNHKを代表するアナウンサーの1人であった。
来歴・人物
東京都立駒場高等学校を経て、立教大学文学部英米文学科卒業。1963年NHK入局。以来定年まで一貫して東京アナウンス室勤務だった[2]。同期には名取将、広瀬久美子、松田輝雄、村田幸子、森本毅郎、山田康夫、吉川精一などがいた。
放送原稿の朗読の上手さはNHK女性アナウンサーの中で屈指の実力者で、一時期は朗読の加賀美幸子と高く評価されていたほどである。[3][4]。
1979年 - 1982年まで放送された総合テレビの音楽番組『ばらえてい テレビファソラシド』の出演時のタモリとのかけあいで一躍その名は全国区となる。またラジオ第1で2010年9月20日に放送された『ラジオでブラタモリ』では、元々テレビ用に制作されたものに一部、未公開トークを加えたため、通常の戸田恵子によるナレーションのほか、加賀美による補足や状況説明といった補足ナレーションが加わった。
1987年には、ドキュメンタリー映画『柳川堀割物語』(高畑勲監督・制作二馬力)のナレーションを同僚の国井雅比古と共に務めた(NHK在籍中でこのようなことは異例である)。
その落ち着いた雰囲気から、同僚・後輩アナウンサーからは「お母さん」と呼ばれ、親しまれた(タモリが「日本のお母さん」と呼んでいた理由は、このことをタモリが耳にしたことからでもある)。
久保純子のNHK入局試験の際の面接官であり、他の面接官が難色を示す中、加賀美が「全身が言葉という雰囲気が体から溢れてる」と推薦し、久保の入局が決まった。久保は「加賀美さんがいなかったら、今の久保純子はなかった」と感謝しており、(久保の)結婚の際には仲人を加賀美に務めてもらうほど、親交は深い[5]。
チーフアナウンサーから1990年局次長級エグゼクティブアナウンサー、1994年局長級エグゼクティブアナウンサーとなる[6]。
1997年には、「NHK女性アナウンサー初の理事待遇のエグゼクティブアナウンサー」となる。2000年6月に定年退職。
退職後は千葉市女性センター館長に就任。2004年からは同センター名誉館長。フリーの立場で、古巣であるNHKを中心に活動しているほか、講演活動なども精力的に行っている。2005年から2008年までは内閣府の外郭団体である社団法人時事画報社(後に解散)の会長を務めた。
現在の出演番組
- 列島縦断短歌・俳句スペシャル(年2回春と秋開催。NHK BS2)
- 祝女〜shukujo〜シーズン3「祝女の悩み」(2011年10月~、NHK総合テレビジョン 視聴者の悩みに答える回答者として)
- ナレーション
- 絶景 日本の名峰(毎週日曜日4:55~NHK総合、毎週火曜日10:50~NHK BS2)
- 古典講読(NHKラジオ第2放送)
- ひょうたんからコトバ(声の出演)
- 耳をすませば(毎年12月29日~12月31日、NHK総合)
- Magical Japanese[7](NHK国際放送、日本語ナレーション)
- ^ コラム執筆者紹介(全国町村会)
- ^ 実力が評価されていたこと、大学教授と結婚し一女を儲けていたことや当時NHKに女性アナウンサーが少なかったことなどの理由はあるが、地方転勤が多いNHKアナウンサーとしては異例中の異例であった。
- ^ 「朗読の加賀美、ニュースの森田美由紀、ナレーションの山根基世と称されたことがある。
- ^ “NHK女子アナ 知性・アナウンス能力で民放と段違いな理由”. 週刊ポスト (2012年2月17日). 2020年4月12日閲覧。
- ^ “265号 注目の人 アナウンサー(元NHK)加賀美幸子さん”. Wendy Net. 2014年4月26日閲覧。
- ^ “稲毛新聞2000年10月号”. www.hanae.ne.jp. 2020年3月17日閲覧。
- ^ “Magical Japanese | NHK WORLD-JAPAN On Demand” (英語). NHK WORLD. 2022年2月23日閲覧。
- ^ くらしの1分メモ - NHK放送史
- ^ 番組エピソード くらしの1分メモ - NHKアーカイブス
固有名詞の分類
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