写ルンです 写ルンですの概要

写ルンです

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/29 04:22 UTC 版)

「写ルンです」の初期の製品群。右一番上と二つ目が初代、その左隣が二代目の「写ルンですHi」

2012年(平成24年)11月以降、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及などにより、大幅な生産縮小が行われた。2020年現在は「シンプルエース」の1タイプのみが継続して生産・販売されている(ラインアップを参照)。

歴史

  • 1963年 - 使い捨てカメラ「fimera」などが試作されるが、商品化されなかった。
  • 1986年7月1日 - 2年近い開発期間を経て発売。初代モデルはISO感度100の110フィルムとカートリッジを使用。
  • 1987年 - 2代目に当たる「写ルンです Hi」よりISO400の135フィルムに変更。初のフラッシュ搭載モデル(有効距離1~3m)の「写ルンです Flash」を発売。
  • 1989年 - 焦点距離140mmの「写ルンです 望遠」、パノラマ写真の「写ルンです パノラミックHi」、接写40cmまでの「写ルンです 接近」を発売。
  • 1991年 - 水深3mまでの「写ルンです 防水」を発売。
  • 1992年 - 小型化により3コマ増量を図った、実質3代目の「エコノショット」シリーズを発売[3][4]
  • 1995年 - 4代目に当たる「スーパー写ルンです」発売。フラッシュの起動が高速化する。
  • 1996年4月22日 - APSカートリッジ採用の「写ルンです スーパースリム」、モノクロフィルムの「写ルンです Black&White」を発売。以後、1998年に至るまで「スーパースリム」シリーズとしてラインナップが展開される。
  • 2001年 - 世界で1億本以上を売り上げる(最盛期)。12月、現行(2022年現在)モデルの「写ルンです シンプルエース」が発売される。
  • 2003年 - 夜景モード搭載の「写るんです Night&Day」を発売。
  • 2008年 - 生産をアメリカ合衆国サウスカロライナ州の工場のみとする[5]
  • 2013年 - 「写ルンです Room&Day Super」・「写ルンです シンプルエース スティッチ」・「写ルンです シンプルエース ハローキティ レッド」・「写ルンです COLORS」の出荷を終了[6][7]
  • 2014年 - 「写ルンです Night&Day Super」・「写ルンです 400エクストラ」の出荷を終了[6]
  • 2016年 - 誕生30周年を記念して、初代「写ルンです」の外観を模した「アニバーサリーキット」を数量限定販売。同年7月15日の発売30周年に合わせ、第二弾も投入。
  • 2018年 - 3月、「写ルンです シンプルエース」のデザインを変更[8]。5月、「写ルンです 1600 Hi・Speed」の出荷を完全に終了[6]
  • 2019年12月 - 「水に強い写ルンです New Waterproof」の出荷を終了[6]、「写ルンです シンプルエース」1種のみのラインアップとなる。

ラインアップ

現在唯一のラインナップである「シンプルエース」
2004年発売の「Slim1000」
2000年代半ばごろの自販機のラインナップ。

現行製品

スタンダード(ISO400)
135フィルムを採用。2018年より「写ルンです」初代モデルをベースとした本体デザインに変更された。

過去の製品[9]

スタンダード(初代を除きISO400)
1980年代
  • SUPER HR1001986年7月1日-1987年
    • 初代。ISO100の110フィルムを使用。フラッシュは非搭載。
  • Hi(1987年-1992年
    • 後述の「Flash」「接近」「望遠」「パノラミックHi」「パノラミックFlash」「防水 Dolphin」と併せて、実質2代目となるシリーズ。SUPER HR400を採用したことで、ISO400の135フィルムとなる。標準小売価格は1,000円。デザインは(1989年のロゴ変更も含めて)複数回変更されている。
  • Flash(1987年-1992年)
  • 接近1989年-1992年)
  • 望遠(1989年-1992年)
  • パノラミックHi(1989年-1992年)
  • パノラミックFlash1991年-1992年)
  • 防水 Dolphin(1991年-1992年)
1990年代
「エコノショット」シリーズ(1992年-1998年)-
実質3代目となるシリーズ。本体の小型化が為され、撮影可能枚数が従来の24枚/36枚から27枚/39枚へと増えた。下記のものに加え、高画素モデルの「Hi Super800」「望遠 Super800」が発売されるなど、多彩なラインナップが展開された。「Hi」が付くものはフラッシュ非搭載モデル。
  • エコノショット Hi1992年-1995年
  • エコノショット Flash(1992年-1995年)
  • エコノショット 迫力ビジョンHi(1992年-1996年)
    • 16:9での撮影を可能にしたモデル。
  • エコノショット 迫力ビジョンFlash(1992年-1996年)
    • 「エコノショット 迫力ビジョンHi」にフラッシュが搭載されたもの。
  • エコノショット パノラミックHi(1992年-1998年)
  • エコノショット パノラミックFlash(1992年-1998年)
  • エコノショット 水中 Dolphin(1992年-1998年頃)
    • 「エコノショット」のラインナップとして発売された為、撮影可能枚数は「防水 Dolphin」より3枚増えている。
  • スーパー写ルンです(1995年6月-1998年)
    • 4代目であるが、シリーズ展開は行われなかった。本モデル以降、フラッシュ搭載が(「Hi」が付されるごく一部のモデルを除き)標準仕様となった。また従来に比べ、フラッシュの起動時間が大幅に短縮された。
「スーパースリム」シリーズ(1996年4月-2002年頃)
APSフィルムを初採用した、実質5代目となるシリーズ。小型・軽量化に成功したことで大ヒット商品となる。派生製品のラインナップが数多く展開された。
  • スーパースリム Hi(1996年4月22日-1999年1月)
    • Golfと併せて、数少ないフラッシュ非搭載モデル。25枚撮りのみ。
  • スーパースリム Flash(1996年4月22日-2002年頃)
    • ベストセラーとなったフラッシュ搭載モデル。撮影可能枚数は25枚/40枚の二種類。1997年8月には「スーパースリム Flash ハローキティ」(25枚撮り)が発売される。
  • スーパースリム ハイビジョンタイプ(1996年12月6日-2002年頃)
    • 「エコノショット 迫力ビジョンFlash」の後継モデル。25枚撮りのみ。
  • スーパースリム 写ルンですコレクション(1997年9月)
  • スーパースリム セピア(1997年9月28日-2002年頃)
  • スーパースリム 切替(1998年3月10日-2002年頃)
    • 「エコノショット 迫力ビジョンFlash」「エコノショット パノラミックFlash」の後継モデル。一台で標準・パノラマ・ハイビジョン(16:9)を切り替えて撮影することが可能となっている。
  • スーパースリムスター(1998年7月10日-2000年頃)
    • レンズカバーを搭載した。25枚撮りのみ。標準小売価格は1,600円。
  • スーパースリムスター キャラクターシリーズ(1998年9月)
  • スーパースリムエース(1998年10月10日-2002年頃)
    • スーパースリム Flashの後継モデル。25枚撮りのみ。
2000年代以降
  • 水に強い写ルンです New Waterproof2000年6月-2019年12月)
  • New 望遠(2001年3月-2007年7月)
    • 最後までフラッシュを搭載しなかったモデル。
  • スリムエースU(2002年3月-2006年10月)
    • 「シンプルエース」(135フィルムを採用)と併せて、実質6代目となるモデル。「スーパースリムエース」の後継モデルとして引き続きAPSフィルムを採用することで「世界最小」を謳っていた。
  • 3ways(2003年5月-2009年5月)
  • 400エクストラ2004年2月-2014年7月)
    • 再び135フィルムへと戻った。「シンプルエース」とは使用しているフィルムのみが異なる。
ベーシックモデル
  • Newエース フラッシュ(1996年-2008年頃)
    • 「スーパースリム」シリーズと併せて、実質5代目となるシリーズ。スタンダードモデルがAPSフィルムの採用により小型・軽量化を行なった一方で、こちらは従来の135フィルムを用いたエントリー・モデルとして展開された。10年以上に渡り製造されたロングセラー商品であり、1999年10月には39枚撮りがラインナップに加わった。現行のシンプルエースの前身に当たる。
高機能モデル
  • ISO800
    • Hi Super8001993年4月-1998年頃)
      • 初の高感度モデル。
    • Super800 パノラマ切替Flash(1993年-1998年頃)
    • 望遠 Super800(1994年-1999年頃)
    • エース800(1997年10月-2001年頃)
    • スーパーEye8002000年7月-)
    • スペシャルEye8002001年8月-)
    • シンプルEye800(2001年9月-)
    • 800プレミアム(2004年3月-2007年7月)
  • ISO1000
    • スリム1000(2004年3月-2010年頃)
    • デート1000(2004年11月-2010年11月)
      • 「スリム1000」に日付写し込み機能が搭載されたもの。
  • ISO1600
  • その他
    • Golf Hi(1996年2月23日-2001年頃)
    • Black&White Flash(1996年6月1日-2001年頃)
      • 1997年8月には「Black&White Flash ハローキティ」(27枚撮り)が発売された。
    • 写ルンです 8コマ写真(1997年10月7日-1999年頃)
    • スケルトン写ルンです(1999年9月-2003年頃)
    • 接写もできる写ルンです(1999年-2003年頃)
    • 写ルンです COLORS(ラインナップ非掲載。ISO400)
    • デート(2000年4月-2003年頃)
      • 日付写し込み機能を初めて搭載した。25枚撮りのみ。
    • エクセレント(2001年12月-2007年12月)
    • Room&Day Super2005年11月-2013年7月)
キャラクターモデル

  1. ^ 『31年目の「写ルンです」』60頁。
  2. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.93.
  3. ^ a b 読売ADリポート ojo:adv.yomiuri 2000年2月号”. 2020年5月14日閲覧。
  4. ^ 『昭和40年男』Vol. 16、2012年。
  5. ^ a b オトナファミ2012年3月号」 p069-p073 誕生25周年!フジカラー写ルンです
  6. ^ a b c d 写ルンです 出荷終了品”. 2020年1月24日閲覧。
  7. ^ “「フジカラー 写ルンです COLORS」 販売終了のご案内” (プレスリリース), 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社, (2013年9月6日), http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0028.html 2020年1月24日閲覧。 
  8. ^ “「フジカラー写ルンです シンプルエース27枚撮」価格改定およびパッケージリニューアルならびに「フジカラー写ルンです シンプルエース39枚撮」販売終了のご案内” (プレスリリース), 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社, (2018年1月19日), http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0077.html 2020年1月24日閲覧。 
  9. ^ FUJIFILM:ニュースリリース一覧”. 2001年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月18日閲覧。
  10. ^ a b 『31年目の「写ルンです」』59頁。
  11. ^ 『31年目の「写ルンです」』61頁。
  12. ^ a b 『撮るライカ 1』 (ISBN 4-7698-1165-9) p. 153 / 『写真工業』誌の連載では第24回、同誌 Vol. 61, No. 9(通巻653, 2003年9月号) pp. 95 - 99、該当の記述は p.96
  13. ^ 『カラーネガフィルムの技術系統化調査』§10.1.1
  14. ^ 激動の時代に 関西企業トップストーリー (52) オリオン社長 小西 靖介氏 子どもの「憧れ」形に/駄菓子にこだわり63年神戸新聞社、2011年10月2日。
  15. ^ TV-CM index FUJIFILM
  16. ^ 高橋政士(編) 『深迷怪鉄道用語辞典』海拓舎、2001年4月、252頁。ISBN 4-907727-18-6 


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