京コトはじめ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 07:38 UTC 版)
番組休止に関して
金曜日の昼間は、国会中継(特に国会開会に関係する政府四演説・代表質問、新年度予算または補正予算審議等)や報道特別番組などの影響を受けやすい時間帯である。そのため、2021年度は、生放送で行われたのは、番組開始当初の2021年4月を除くと僅かであった(#番組休止の具体的なケースを参照)。
2022年度は、新年度予算審議以外の理由で休止したことは、ほとんどなく、生放送で行われたことが多かった。
2023年度は、15時台に移動したため、大相撲中継の影響で休止が多くなり、放送頻度が減少した[3]。
なお、生放送を予定しながら休止となった場合は、その日のうちに収録を行い、後日放送された。この際、番組冒頭で森田が登場する際や中継コーナー時に「〇月〇日に収録したものです」という字幕表記があるほか、通常は「京都から生放送でお届けします」と言うところを「京都からお伝えします」などと挨拶が変更された。
番組休止の具体的なケース
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置について、新たな宣言発出・対象地域拡大・期間延長などの決定が金曜日に行われることが多い。その場合、午前中に基本的対処方針分科会にて諮問を諮り了承された上で、午後に議院運営委員会への事前説明が行われる場合が大方である。
前述の影響により、当番組の放送前日・当日に急遽、議院運営委員会質疑に関する国会中継が『NHKニュース』への内包の扱いで挟まれ、2021年4月23日(第204回国会・参議院議院運営委員会)[13]および5月の全ての放送が休止となった[注 7]。
2021年7月16日の放送後『2020年東京オリンピック』『第103回全国高等学校野球選手権大会』『2020年東京パラリンピック』とスポーツ中継が相次ぎ、9月10日に再開するまで、約2か月間放送がなかった(前述の『ニュース きん5時』もほぼ同様であった)。
2022年7月1日は、大阪放送局が属する関西地域や、関東地方などでは第26回参議院議員通常選挙の政見放送のため休止[18]。政見放送を同時間帯に行わない地域では、当番組の過去の再放送を実施するため、実質的な裏送りとなった。翌週8日も同様の予定であったが、安倍晋三銃撃事件に伴う報道特別体制のため、全国で休止となった[19]。
放送時間変更の具体的なケース
2023年7月28日は、15時30分 - 15時50分に日銀によるイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)柔軟化決定による、日銀植田和男総裁記者会見が『NHKニュース』として放送されたため[20]、16時5分 - 16時49分に変更された[21]。
生放送最後の回となった2024年3月1日は国会中継(第213回国会 衆議院政治倫理審査会 自民党政治資金パーティー裏金問題事情聴取)に伴い、16時5分 - 16時49分に変更された[8]。
なお、政治倫理審査会は、立憲民主党が小野寺五典衆議院予算委員長(当時)に対する解任決議案の本会議審議が行われたため、実際には17時6分 - 18時30分となり、この影響で『ニュース きん5時』は僅か6分、『首都圏ネットワーク』などの地域情報番組は18時30分開始の短縮放送となった。
注釈
- ^ 通常は京都府内からの生中継または収録放送であったが、大阪のスタジオからの場合もあった。後述の中継コーナーも事前収録で対応したケースもあった。
- ^ 14時 - 14時5分は『NHKニュース』のため一時中断。この枠は、同年3月5日まで放送された『ごごナマ おいしい金曜日』と全く同じである。
- ^ 15時55分 - 16時は『みんなのうた』、16時 - 16時5分は『NHKニュース』のため一時中断。
- ^ a b c 3月15日・22日は『大相撲春場所』、29日は『第96回選抜高等学校野球大会』のため。
- ^ 大阪発全国放送の『ニュース きん5時』(金曜日17時台)も同日に終了。2024年度からは、帯番組で13 - 14時台に放送の『列島ニュース』に大阪発全国放送の機能を集約することが決まっていた。
- ^ 一部の地域を除く。
- ^ このうち4月23日と5月7日は、前述のパイロット版の再編集版(実質的な再放送)を予定していた。5月14日(北海道・岡山・広島へ緊急事態宣言発令)・21日(沖縄県へ緊急事態宣言発令)・28日(宣言延長)は通常の生放送を予定していたが、全て議院運営委員会質疑のため中止。当日中に収録を行い、6月18日以降に順次放送した[14][15][16][17]。
- ^ 石橋は『ニュース きん5時』が大相撲中継で休止の週、佐々木は『NHKニュースおはよう関西』を担当しない週、一柳は『きょうの料理』や『列島ニュース』を担当しない週に出演。2023年3月17日までは、畠山衣美が『きょうの料理』を隔週担当のため非番時に出演した。他の大阪放送局のアナウンサー(加藤向陽、鹿島綾乃など)が担当したこともあった。
- ^ 2021年4月付で、大阪放送局に異動。
出典
- ^ a b c 「NHKクロニクル」による。
- ^ a b “2021年度 国内放送番組編成計画” (PDF). 日本放送協会 (2021年2月10日). 2021年2月10日閲覧。
- ^ a b “2023年度(令和5年度)前半期 放送番組時刻表”. 日本放送協会. p. 2 (2023年2月8日). 2023年2月8日閲覧。
- ^ “京コトはじめ「京都の宝!襖(ふすま)絵の世界」”. NHKクロニクル (2022年1月3日). 2024年3月13日閲覧。
- ^ “京コトはじめ「古都の職人の技SP」”. NHKクロニクル (2022年3月7日). 2024年3月13日閲覧。
- ^ a b “NHK大阪放送局@nhk_osaka_JOBKのポスト”. X(旧・Twitter) (2024年3月28日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ “明日2/2放送予定の「京コトはじめ」(NHK)が延期になりました。”. お豆腐狂言 茂山千五郎家 (2024年2月1日). 2024年2月22日閲覧。
- ^ a b “NHK大阪放送局@nhk_osaka_JOBKのポスト”. X(旧・Twitter) (2024年2月29日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ “京コトはじめ 受け継がれる美琳派の世界”. NHKクロニクル (2024年2月24日). 2024年3月19日閲覧。
- ^ NHK京都放送局 (2024年2月7日). “【京コトはじめ】京都 美の様式 琳派 金地 装飾的 大胆な構図”. WEBマガジン. 日本放送協会. 2024年2月22日閲覧。
- ^ “NHK大阪放送局@nhk_osaka_JOBKのポスト”. X(旧・Twitter) (2024年2月23日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ “京コトはじめ 京の食文化を支えるみそ”. NHKクロニクル (2024年2月16日). 2024年3月29日閲覧。
- ^ “ニュース「中継・参議院議院運営委員会」”. NHKクロニクル (2021年4月23日). 2024年3月16日閲覧。
- ^ “ニュース「中継・参議院議院運営委員会」”. NHKクロニクル (2021年5月7日). 2024年3月16日閲覧。
- ^ “ニュース「中継・衆議院議院運営委員会」”. NHKクロニクル (2021年5月14日). 2024年3月16日閲覧。
- ^ “ニュース「中継・衆議院議院運営委員会」”. NHKクロニクル (2021年5月21日). 2024年3月16日閲覧。
- ^ “ニュース「中継・衆議院議院運営委員会」”. NHKクロニクル (2021年5月28日). 2024年3月16日閲覧。
- ^ “参議院選挙区選出議員候補者経歴・政見放送「東京都選挙区」(一部)”. NHKクロニクル (2022年7月1日). 2024年3月23日閲覧。
- ^ “ニュース「安倍元首相奈良市で演説中に倒れる」関連”. NHKクロニクル (2022年7月8日). 2024年3月23日閲覧。
- ^ “ニュース「日銀植田総裁記者会見」関連”. NHKクロニクル (2023年7月28日). 2024年3月23日閲覧。
- ^ “京コトはじめ 火災よけを祈る愛宕(あたご)詣(まい)り”. NHKクロニクル (2023年7月28日). 2024年3月19日閲覧。
- 1 京コトはじめとは
- 2 京コトはじめの概要
- 3 番組休止に関して
- 4 主なコーナー
- 5 脚注
- 京コトはじめのページへのリンク