万博記念公園
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主な残存施設
- 太陽の塔
- EXPO'70 パビリオン(2010年3月13日開館、旧鉄鋼館)
- お祭り広場に残るシンボルゾーンの大屋根の一部
- 日本庭園
- 迎賓館
- 大阪日本民藝館
- 万博記念ビル(旧日本万国博覧会記念協会本部ビル)
- 公園東口の斜張橋
- 旧・万国博電報電話局(NTTの施設として残存)
- お祭り広場
建設予定だった施設
- 国立産業技術史博物館 - 日本の技術史に関する資料を展示する博物館で70年代後半から計画があったが、財政難のため計画は頓挫し2009年3月末には、鉄鋼館(現EXPO'70パビリオン)に保管されていた資料は一部を除き全て破棄された。
かつて存在した施設
公園化後も残存していた万博施設
- エキスポランド - 2009年8月までに全アトラクション施設が撤去。休憩所や階段・通路等の構造物も2013年11月からの工事で撤去された。詳細はエキスポランドを参照。
- エキスポタワー - 老朽化で2003年に解体。
- 国立国際美術館 - もと万国博美術館。老朽化により、大阪市北区中之島に移転。解体。
- 万国博ホール - 国立国際美術館とともに2005年に解体。両館の跡地は新設の「日本庭園前駐車場」になっている。
- 日本館(万博記念公園開園後もしばらくは残存していたが、再使用されることなく解体された)
- テーマ館の地下展示部分及び周囲の構造物 - 大屋根と共に撤去された。
- 青春の塔・母の塔 - 元々は太陽の塔の右側に青春の塔が、左側に母の塔が建てられていた。両方とも岡本太郎の芸術作品である建造物であった。大屋根撤去の際に青春の塔のみエキスポランド内に一時移設されたが、後に撤去された。
- 万国博協会別館(万国博覧会郵便局)- 万国博記念館として整備された後、1991年に記念館を縮小して1階が大阪ガスの体験型ショールーム「生活誕生館DILIPA」となった。DILIPAは京セラドーム大阪横への「ハグミュージアム」開設に先立ち2014年9月23日で閉館し、建物全体が2015年5月までに解体され、跡地は駐輪場になっている。
博覧会閉幕後に設置されたが現在は撤去または閉鎖された施設
- 万博プール - 博覧会閉幕後に南駐車場の一角に作られたが、1996年に閉鎖。2005年に撤去され、「総合スポーツ広場」に転用された。
- 万博アーチェリー場 - 博覧会閉幕後に西駐車場に隣接する緑地の一角に作られたが1997年に閉鎖され、跡地はフットサルコートに転用された。
- サイクルランド - 博覧会閉幕後に南駐車場の一角に作られたが、閉鎖され、跡地エキスポフラッシュフィールドに転用された。
- スターダスト千里 - 万博閉幕後に西駐車場の一角に作られたドライブインシアター。乗用車エンジンのアイドリングを避けることが難しいことなどから2001年に閉鎖され、跡地はスーパー銭湯「万博おゆば」に転用された。
- 大阪府立国際児童文学館 - 1984年開館。児童文学や漫画を中心に約70万点の関連資料を所蔵していた。橋下徹が大阪府知事に就任後、財政再建の一環として大阪府立中央図書館に統合することとなり、2009年12月末で休館、2010年3月末で正式に廃止された。
- 万博ファームエキスポ - エキスポランド跡地に2010年より開園された農業体験公園。2011年5月15日に閉園。
- ホテル阪急エキスポパーク - 大阪勤労者職業福祉センター(大阪サンパレス)として建設された施設を第一阪急ホテルズ(現:阪急阪神ホテルズ)が買収、2020年閉館。
今後の予定
万博記念公園駅南の中央駐車場・ホテル阪急エキスポパーク跡・万博記念ビル(旧日本万国博覧会記念協会本部ビル)を含む一帯について、大阪府により大規模アリーナを核とした再開発事業「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」が予定されており、2021年5月に事業者が三菱商事都市開発・アンシュッツ・エンターテイメント・グループ、関電不動産開発の3社による共同企業体が事業予定者として決定した[11][12]。アリーナは2027年秋オープンを目指し、アリーナ以外の施設は2037年までに順次整備を進める予定。
- ^ 大阪府日本万国博覧会記念公園条例
- ^ 結果的には実現しなかった国際機関である。
- ^ 串間努「まぼろし万国博覧会」小学館、1998年、p235
- ^ 吉村元男「森が都市を変える」学芸出版社、2004年、p25
- ^ 黒田隆幸『月の石 下巻 都市復権にかけた中馬馨 命の軌跡』同友館、2001年、p203
- ^ 「アサヒグラフ増刊 開幕!日本万国博」1970年4月1日号「万国博を担当大臣に聴く」朝日新聞社、p40~41
- ^ 前掲『月の石』p204~205
- ^ 前掲「森が都市を変える」p19、25、29、30
- ^ “自然観察学習館 moricara”. 万博記念公園. 2023年8月30日閲覧。
- ^ “ソラード ( 森の空中観察路 )”. 万博記念公園. 2023年8月30日閲覧。
- ^ 『万博記念公園駅前周辺地区活性化事業の事業予定者の決定について』(プレスリリース)大阪府、2021年5月19日 。2022年1月30日閲覧。
- ^ “大阪 万博記念公園駅前に1.8万人収容の西日本最大級アリーナ”. Impress Watch (2021年5月19日). 2022年1月30日閲覧。
- ^ a b c d 戦後の大阪商工会議所(2) - 大阪商工会議所
- ^ a b c わたしと万博(48)…遅れて来た「中国」 - 千里ニュータウン+万博+∞…=吹田市立博物館!(吹田市立博物館)
- ^ ラリアートよ永遠なれ! スタン・ハンセン大特集 24時・外伝に記載あり
- ^ a b 里き・源吉の手紙を読む会 編『故国遙かなり―太平洋を渡った里き・源吉の手紙』ドメス出版、2011年3月15日、207pp. ISBN 978-4-8107-0750-2 (42 - 43ページより)
- ^ 独立行政法人日本万国博覧会記念機構法を廃止する法律 - 衆議院 制定法律
- ^ 大阪府立万国博覧会記念公園指定管理候補者の選定結果について 大阪府 2018-10-03
固有名詞の分類
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