ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
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主要な著作
フルトヴェングラーは評論、文筆活動にも積極的で、多くの著作も刊行している。
- 音楽ノート(遺稿集)(独: Vermächtnis)
- フルトヴェングラーの没後に残された最終的な推敲を経ていない論考をまとめた本。最終的な推敲を経ていないとはいえ、ほぼ完全な形でまとまったものがほとんどである。特に、「音と言葉」には見られない指揮者自身の役割、フルトヴェングラーの指揮に対する考え方を率直に示した論考も含まれ、極めて貴重である。同時にフルトヴェングラーが自身のカレンダーに記していた覚書も「カレンダーより」として収められている。フルトヴェングラー没後の1956年にこれもドイツのブロックハウス社から出版された。また1996年の新装版では、従来版で割愛されていた青年期の論考1編も新たに収められた。
- その他にヴァルター・アーベントロートとの対談を収めた「音楽を語る」や「手記」、フランク・ティース編纂で書簡集がある。
主な訳書
- 『音と言葉』、芦津丈夫訳、白水社、1978年、新版1996年ほか(度々新装再刊)
- 『音楽ノート』、芦津丈夫訳、白水社、1971年、新版2018年ほか
- 『音楽を語る』、門馬直美訳、東京創元社、1976年/河出文庫、2011年
- 『フルトヴェングラーの手記』、芦津丈夫・石井不二雄訳、白水社、1983年、新版1998年
- フランク・ティース編『フルトヴェングラーの手紙』、仙北谷晃一訳、白水社、1972年、新版2001年
- ^ 脇圭平・芦津丈夫『フルトヴェングラー』岩波新書、1984年、ISBN 978-4004202820、49頁。
- ^ 脇圭平・芦津丈夫『フルトヴェングラー』岩波新書、1984年、50頁。
- ^ 脇圭平・芦津丈夫『フルトヴェングラー』岩波新書、1984年、55頁。
- ^ 吉田秀和『世界の指揮者』新潮文庫、1982年、ISBN 978-4101242026 225頁。
- ^ 吉田秀和『世界の指揮者』新潮文庫、1982年、227頁。
- ^ 脇圭平・芦津丈夫『フルトヴェングラー』岩波新書、1984年、125、126頁。
- ^ ヴェスリンク『フルトヴェングラー 足跡-不滅の巨匠』111頁
- ^ 東京フルトヴェングラー研究会
- ^ フルトヴェングラー・センター
- ^ 同録音は、東芝が1955年に初めて出したLPレコードとなった(規格番号:HA-1001)。
- ^ ヴェスリンク『フルトヴェングラー 足跡ーー不滅の巨匠』128-129頁、334-338頁
- ^ 後年に『丸山眞男座談9』に再録(岩波書店)。
固有名詞の分類
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