ワイドスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 02:31 UTC 版)
ワイドスターII
キャリア | NTTドコモ |
---|---|
製造 | 三菱電機 |
発売日 | 2010年4月12日 |
概要 | |
音声通信方式 | PSI-CELP (衛星端末間 2.6GHz/2.5GHz) |
形状 | 以下3タイプ
|
サイズ | 196 × 180 × 39 mm |
質量 | 1.3k g |
連続通話時間 | 約132分 |
連続待受時間 | 約26時間 |
外部メモリ | なし |
FeliCa | なし |
赤外線通信機能 | なし |
Bluetooth | なし |
放送受信機能 | なし |
メインディスプレイ | |
方式 | モノクロ液晶 |
解像度 | |
サイズ | |
表示色数 | 2 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
なし | |
サブカメラ | |
なし | |
カラーバリエーション | |
グレー | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
2010年(平成22年)4月12日より、新たな衛星電話サービス「ワイドスターII」の提供が開始された。
ワイドスターIIでは現行のワイドスターでは最大64Kbpsであったパケット通信速度を下り最大384Kbps上り最大144kbpsに高速化している。また64Kbpsの帯域保証タイプや帯域占有サービス、FAXゲートウェイサービス ダイレクトコネクトサービスなどを提供している。
パケット通信単価は従来の1/4以下となった。音声用のCODECはIP電話などで利用されているG.729aを採用、従来PDCのハーフレート相当だったワイドスターよりも音質は改善している。
その他の機能として最大200ユーザに対して、音声・FAX・電子メールにて一斉同報なども対応している[5]。
ワイドスターIIのサービス開始に伴い、新端末である衛星可搬端末01や衛星船舶・車載端末 01、モバイルWi-Fiルーターの販売が開始された[6][7][8]。
それに伴い2000年(平成12年)3月より提供されていた、ワイドスター向けの最大64kbpsの無線パケット通信サービス「衛星パケットサービス」は、2012年(平成24年)3月31日で終了した[9]。
ワイドスター公衆電話の後継として、ワイドスターII簡易公衆電話サービスの提供も2011年(平成23年)6月1日より開始されている(月額14,500円税抜 レンタル料込み)[10]。この簡易公衆電話機では電子マネーであるEdyまたは100円硬貨のみが使用できるが、edyが使えないものがある。また、本公衆電話はコレクトコールを使えることができたが、その機能は2015年(平成27年)7月31日をもってサービスが終了した為、使用できない。
2020年(令和2年)10月1日に64kb/sデータ通信モードの提供が終了した[11]。
通信衛星にあるソーラーパネルの発電電力が低下することによる、サービスの中断の可能性が2022年(令和4年)10月に発表された[12]。
ワイドスターII料金体系
料金プラン
プラン | 基本使用料 | 無料通信料 | 通話料 | データ通信料 |
---|---|---|---|---|
タイプM | 5,145円 | 1,050円 | 94.5円/30秒 | 0.105円/1パケット 64kデータ通信 393.75円/30秒 |
タイプL | 15,750円 | 2,100円 | 47.25円/30秒 | |
タイプリミット | 16,275円 | 2,100円 | 47.25円/30秒 |
パケット割引
パケット数 | 通信料金 |
---|---|
12.5万パケット以下 | 月額10,500円 |
12.5万超 - 80万パケット以下 | 月額10,500円+1パケットあたり0.084円 |
80万超 - 100万パケット以下 | 月額67,200円 |
100万パケット超 | 月額67,200円+1パケットあたり0.084円 |
- ^ 東北地方太平洋沖地震の影響による携帯電話のつながりにくい状況について
6.衛星携帯電話の配備について以下の避難所に衛星携帯電話を配備いたしました。(3月19日 午後1時現在) - ^ フレッツ「ひかり電話サービスからNTTドコモ衛星船舶電話への接続開始について」『NTT西日本』 2009年9月3日、西日本電信電話
- ^ 「光でんわオフィス/お仕事ピカラ光でんわ 光でんわ 通話可能な接続先」『株式会社STNet』 STNet
- ^ かつて割り当てられていた、030-02-xxxxxに由来。衛星船舶電話は090-302-20xxx〜41xxx、090-302-43xxx〜47xxx、090-302-57xxx〜63xxx、090-302-66xxx〜67xxxの4ブロック[2]。廃止された航空機電話・衛星航空機電話は090-300-42xxx、090-302-01xxx、090-302-42xxx、090-302-55xxxの4ブロック[3]。
- ^ NTTドコモ報道発表資料「衛星電話次期サービスの開発」
- ^ WIDESTAR II 衛星可搬端末 01
- ^ “ワイドスターII 衛星船舶・車載端末 01 | ドコモビジネス|NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま”. www.ntt.com. 2023年9月16日閲覧。
- ^ “モバイルWi-Fiルーター(ワイドスターII専用) | ドコモビジネス|NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま”. www.ntt.com. 2023年9月16日閲覧。
- ^ NTTドコモ報道発表資料 「衛星パケットサービス」の終了について
- ^ “報道発表資料 : 衛星電話サービス「ワイドスターII」を利用した「簡易公衆電話サービス」を提供開始 | お知らせ | NTTドコモ”. www.docomo.ne.jp. 2023年9月16日閲覧。
- ^ “サービス・ソリューションのお知らせ ワイドスター通信サービス「64kb/sデータ通信モード」の提供終了について”. www.ntt.com. 2023年9月16日閲覧。
- ^ “衛星電話サービス(ワイドスターII)のサービス中断の可能性について”. www.ntt.com. 2023年9月16日閲覧。
- ^ “衛星電話サービス「ワイドスターIII」を提供開始”. 株式会社NTTドコモ (2023年9月20日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ “ドコモが提供する衛星電話サービス「ワイドスターⅢ」の取り扱いを開始”. www.ntt.com. 2024年1月15日閲覧。
固有名詞の分類
- ワイドスターのページへのリンク