リュシマコス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 10:24 UTC 版)
人物
ある時、アレクサンドロスの不興を買って手足を縛られ、耳と鼻と唇を削がれて見世物にされていた哲学者のカリステネスを哀れに思ったリュシマコスはカリステネスに毒を与えて死なせてやった。これに怒ったアレクサンドロスによってリュシマコスはライオンの檻に投げ込まれたが、リュシマコスはライオンを素手で倒し、感嘆した王に許された。このようにリュシマコスは勇猛な戦士であった[17]。
逸話
ビテュニアのニカイアは、アンティゴネアの街を支配することになったリュシマコスが、紀元前300年頃、亡き妻ニケアに敬意を表して彼女の名にちなみ街の名を改めたものである。
参考文献
- アッリアノス『アレクサンドロス大王東征記』 大牟田章 訳、岩波文庫(上下)、2001年
- ポンペイウス・トログス / ユスティヌス抄録『地中海世界史』 合阪學 訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、1998年
- ディオドロス『アレクサンドロス大王の歴史』 森谷公俊 訳註、河出書房新社、2023年。完訳版
外部リンク
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固有名詞の分類
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