ラムザン・カディロフ
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受賞・勲章
ロシア連邦英雄、勇気勲章、アフマド・カディロフ名称勲章、「公共秩序の警備における優秀さに対する」メダル、「全ロシア国勢調査における貢献に対する」メダル、「チェチェン共和国における対テロ作戦への参加に対する」メダル、「カフカースにおける勤務に対する」メダル、「チェチェン共和国の守護者」メダルを受賞。
チェチェン共和国名誉市民、ロシア自然科学アカデミー名誉会員、功労体育職員。2009年12月14日には、ロシア内務省より民警少将の階級が授与され、ロシア最年少(33歳)の将官となった。
人物
4人の妻を持ち、12児を有する。ムスリムのポリガミーへの支持を公言しており、ロシア国内のムスリムは4人の妻を持つべきだとの考えを示した[19]。
趣味は音楽鑑賞。自動車が好きで、自分で運転することを好む。スポーツマスターの称号を有する。
- 格闘技
- 総合格闘技のファンで暗殺された父の名前から命名した総合格闘技団体「アフマドMMA」を運営している。2015年には総合格闘家のクリス・ワイドマン、ファブリシオ・ヴェウドゥム、フランク・ミアを大統領宮殿に招待している[20]。ボクシングも嗜む。
- サッカークラブ会長歴
- アフマド・カディロフの死後、プロサッカークラブ・FCテレク・グロズヌイの会長職を2004年5月、父から引き継いだ。一時は1部リーグに導いたが、2011年、チームの強化するのに時間がないとの理由で辞任した。
- 馬主
- 競走馬の馬主でもあり、2008年のドバイワールドカップミーティング(アラブ首長国連邦・ドバイ)では有力馬を金銭トレードで購入して、チェチェン共和国の国旗の色を3色使った勝負服(赤と緑・腕に白の模様)で出走させるなど、競馬の国際的な舞台での活動も目立つ。主な保有馬にジターノエルナンド(2009年グッドウッドS〈移籍前〉・2011年シンガポール航空インターナショナルカップ優勝)などを保有。シンガポールインターナショナルカップでは、カディロフ自身が観戦に訪れ、初めてのGI優勝を見届けている。馬主として南アフリカの厩舎(主にハーマン・ブラウンとマイク・デコックとダグ・ブラウン〈2013年から契約〉)を主な顧客にし、芝やオールウェザーコースに適性がある馬を複数頭保有(ほとんどが短距離馬)し、すぐにメインの南アフリカの厩舎に移しているが、ここ最近は欧州の競馬新興国チェコやドバイの王族所有馬の共同オーナーを務めるなど幅広い。ダートに適性のある馬は今の所保有していない。現在では、天然ガスの資金を武器に、ヨーロッパの強豪馬の獲得を目指している。2012年9月に、フォワ賞でオルフェーヴルと激闘を繰り広げたミアンドル(フランス)を獲得している。自身は大統領の公務で多忙のため、自身の代理人に任せている。ちなみに繁殖、育成、調教専用の牧場等は一切持っていない。競走馬の獲得はカディロフと自身の代理人が現地で競走馬を吟味し、自身を軸としたオーナーグループが獲得している。
- 新型コロナウイルスについて
- 新型コロナウイルス感染症の世界的な流行について予防法として蜂蜜とレモンを湯に溶いたものとニンニクの摂取を市民に奨励した[21]。その後カディロフ自身も感染した。
脚注
注釈
出典
- ^ 「チェチェン首相が「マロースおじさん」で登場」『AFPBB News』フランス通信社、2007年1月1日。2020年5月9日閲覧。
- ^ Jones, Timothy (2022年3月3日). “Germany charges Russian over planned murder of Chechen dissident” (英語). ドイチェ・ヴェレ 2022年10月28日閲覧。
- ^ a b “コロナウイルス:チェチェンのラムザン・カディロフ氏が「モスクワの病院に飛んだ」” (英語). BBC News (BBC). (2020年5月21日) 2020年5月22日閲覧。
- ^ ウクライナにチェチェンの“残虐部隊”投入 プーチン氏に忠誠を誓う“カディロフツィ”【報道1930】 - ウェイバックマシン(2022年3月25日アーカイブ分) - TBS NEWS
- ^ “Kadyrov's men: a brutal force serving Putin in Ukraine” (英語). France24. (2022年7月4日) 2022年10月28日閲覧。
- ^ Hansler, Jennifer; Gaouette, Nicole (2020年7月20日). “US sanctions Chechen leader for major human rights violations” (英語). CNN 2020年7月27日閲覧。
- ^ 「ゼレンスキー大統領を狙う「暗殺部隊」の正体」『クーリエ・ジャポン』、2022年3月4日。2022年3月10日閲覧。
- ^ 「チェチェン共和国のカディロフ首長が日本の制裁を嘲笑「アニメや桜の鑑賞も禁止されそう」―中国メディア」『Record China』、2022年3月9日。2022年3月10日閲覧。
- ^ 「チェチェン独裁者、ウクライナ入り ロシア軍に同行、降伏促す」『時事ドットコム』時事通信社、2022年3月14日。2022年3月14日閲覧。
- ^ TKACH, MIKHAIL (2022年3月16日). “Кадыров не был в Украине. УП проверила по телефону главы Чечни” (ロシア語). ウクライナ・プラウダ 2022年3月20日閲覧。
- ^ “Zelenskiy hails Ukraine territorial gains in surprise north-east counteroffensive” (英語). ガーディアン. (2022年9月11日) 2022年9月14日閲覧。
- ^ “Putin loyalist Kadyrov criticises Russian army’s performance over Ukraine retreat” (英語). ガーディアン. (2022年9月11日) 2022年9月14日閲覧。
- ^ 「プーチン氏、チェチェン首長を上級大将に昇級」『AFPBB News』フランス通信社、2022年10月6日。2022年10月6日閲覧。
- ^ “プーチン氏に尽くすチェチェン首長が重病か、ウクライナ情報機関”. CNN.co.jp. CNN. (2023年9月17日) 2023年9月18日閲覧。
- ^ “チェチェン、拷問、ウクライナ……深まる「ネムツォフ氏暗殺事件」の謎 フォーサイト-新潮社ニュースマガジン:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2022年3月9日閲覧。
- ^ 真野森作 (2022年1月26日). “「LGBTの粛清」が蔓延るロシアの「内なる外国」チェチェン”. 新潮社 Foresight(フォーサイト). 2022年3月9日閲覧。
- ^ Nechepurenko, Ivan (2015年4月23日). “Kadyrov Authorizes His Police to Shoot Officers From Other Parts of Russia” (英語). ザ・モスクワ・タイムズ 2022年3月9日閲覧。
- ^ 廣瀬陽子. “チェチェン紛争~日常と非日常の共存”. 「チェチェンヘ アレクサンドラの旅」/作品情報. 2013年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月17日閲覧。
- ^ “Polygamy is blessing, mistresses are evil - Chechen leader” (英語). ロシア・ビヨンド. インテルファクス通信. (2015年6月18日) 2022年3月9日閲覧。
- ^ Zidan, Karim (2015年3月16日). “Video: UFC champions do a traditional dance at Chechen President's Palace following MMA event” (英語). Bloody Elbow 2022年10月28日閲覧。
- ^ Cole, Brendan (2020年3月25日). “Anyone Who Breaks Coronavirus Quarantine Should be Executed, Says Chechnya President” (英語). ニューズウィーク 2022年10月28日閲覧。
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