メタルギア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 04:31 UTC 版)
ゲームシステム
軍事要塞に潜入し、アイテムを収集しながら進み、破壊目標であるメタルギアを目指す。マップ移動は1画面ごとの切り替え式。アイテムや無線通信による仲間からの情報を活用しながらゲームを進める。ライフが無くなるとゲームオーバー。
主人公はアイテムをほとんど何も持たない状態でスタートし、アイテムや銃器などの武器も現地調達である。さらに、敵兵や監視カメラの視界に入ったり、発砲してその音を聞かれたりすると敵に発見され、その画面内にいる敵兵が襲い掛かかる上、場合によっては画面外から敵兵が次々と出現する。そのため、敵兵に見つからずに潜入し、戦闘を避けて進むことが重要な要素となる。
敵兵は銃器で倒す以外にも、死角から敵兵に接近して殴打でも倒すことができ、特に銃器とサイレンサーを入手するまでは、殴打が事実上唯一の敵兵を倒す手段になる。また、殴打で倒すと敵兵がレーションや銃弾などのアイテムを落とすことがある(MSX版のみ)。敵兵の視界範囲は、敵兵が向いている方向の真正面のみであり、移動アルゴリズムも画面ごとに一定。
本作のみのシステムとしてランクシステムが存在する。マップのどこかにいる捕虜と接触することにより階級が徐々に上昇していき、これに伴ってライフや所持銃弾の最大値が上昇していく。逆に捕虜を殺害すると低下する。最大レベルでないとジェニファーとの通信が行えず、ロケットランチャー、コンパスが入手できないほか、メタルギア破壊に必要な数の爆薬を持てない。最大レベルへの到達がクリアの必須条件である。
MSX版の標準のセーブ機能は、カセットテープへのセーブのみである。『コナミの新10倍カートリッジ』を併用すれば、フロッピーディスクへのセーブ(どこでもセーブ機能)が可能になる。ファミコン版はパスワード方式。
注釈
- ^ 『メタルギアソリッドV ファントムペイン』では、そのオマージュとしてエンディングで「OPERATION INTRUDE N313」と書かれたカセットテープとMSX2本体が登場する。
出典
- ^ ウワーマン (2023年7月13日). “『メタルギア』がMSX2で発売された日。ステルス要素を完全に取り入れた最初のビデオゲームとしてギネス認定もされたMSX2の代表作【今日は何の日?】”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage. 2023年11月8日閲覧。
- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、93頁。
- ^ “『メタルギア』の携帯電話版が本日配信開始” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2004年8月18日). 2019年10月27日閲覧。
- ^ “若きスネークが活躍!「i-revo」で『MGS』シリーズの原点MSX版『メタルギア』が配信” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2006年4月20日). 2019年10月27日閲覧。
- ^ “『メタルギア』がバーチャルコンソールに登場! 配信は12月8日” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2009年11月24日). 2019年10月27日閲覧。
- ^ “MSX版『メタルギア』がバーチャルコンソールに” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2009年12月8日). 2019年10月27日閲覧。
- ^ 冨岡晶 (2009年12月8日). “コナミ、バーチャルコンソールでMSX版『メタルギア』と『イーガー皇帝の逆襲』を配信開始” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年10月27日閲覧。
- ^ Kojima_Hideoのツイート(27997421585825792)
- ^ “映画「ニューヨーク1997」の監督、似た設定を持つ『メタルギア』の小島監督を訴えなかった理由語る。「彼はいいやつだったから」”. AUTOMATON (2015年10月28日). 2015年11月4日閲覧。
- ^ “『METAL GEAR SOLID』訴訟の可能性もあった ― ジョン・カーペンター監督が語る”. インサイド (2015年10月28日). 2015年11月4日閲覧。
- ^ a b “メタルギア まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年5月7日閲覧。
- ^ “Metal Gear for MSX (1987)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年5月7日閲覧。
- ^ “Metal Gear for NES (1987)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年5月7日閲覧。
- ^ a b ゾルゲ市蔵「コナミMSX全リスト」『美食倶楽部バカゲー専科外伝 謎のゲーム魔境3』キルタイムコミュニケーション、2002年5月10日、158 - 179頁。ISBN 9784860320218。
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