マリオカート64
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 15:52 UTC 版)
バトルコース
- ビッグドーナッツ
- 大きなドーナツの形をしたシンプルなコース。内側はマグマだがフェンスが無いので、マグマの中に転落しやすい。
- ブロックとりで
- 3段階の高さの砦が4つある。砦は赤・黄・緑・青に色分けされている。
- ダブルデッキ
- 4段階の高さがある「ロ」の字型のフロアーを、斜面でつないで行き来する。4コースの中で最も広く、他のカートと遭いにくい上に、同じ配置の階が2つずつあるため、レーダーでは分かりづらい。
- まてんろう
- 高層ビルの屋上に作られたコース。コースにフェンスが無いので、ビルから転落しやすい。また、ビルから落ちた後の復帰時間が長いため、誰かが落下したらこれを利用してアイテムの準備をすることが可能。
他機種版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | マリオカート64 | 2007年1月26日 2007年1月29日 2007年1月30日 |
Wii(バーチャルコンソール) | 任天堂 | 任天堂 | ダウンロード | |
2 | マリオカート64 | 2015年1月6日 |
Wii U(バーチャルコンソール) | 任天堂 | 任天堂 | ダウンロード | |
3 | NINTENDO 64 Nintendo Switch Online | 2021年10月26日[9] |
Nintendo Switch | 任天堂 | 任天堂 | ダウンロード |
- Wii版
- サンダーの点滅表現が変更され、蒸気機関車や滝の色が異なる。3 - 4人モードのゲームスピードがオリジナル版よりかなり速い。
- Wii U版
- 明度を下げる代わりに、エフェクト(サンダーの点滅表現)やテクスチャ(蒸気機関車や滝の色)に変更はないが、一部オブジェクト(ドンキージャングルパークやヨッシーバレーに該当する)のテクスチャフィルタリングが解除されている。また、振動パック接続状態になっているため、タイムアタックのメッセージが「コントローラパックのデータをよみこめませんでした。」になっている。また、3 - 4人モードのフレームレートが30fpsに固定され、ゲームスピードが通常になっている。
- NINTENDO 64 Nintendo Switch Online
- 明度がオリジナル同様になり、サンダーの点滅表現が元通りにしつつも点滅が3回まで短縮といった調整がなされている。それ以外の仕様はWii U版に準拠するが、タイムアタックのメッセージがWii版同様「コントローラパックがセットされていません。ゴーストデータをセーブしたいときは、1Pのコントローラにパックをセットしてください。」になっている。また、各コースの看板が日本国外版のものに置き換えられている。
開発
前作に引き続き、本作のディレクターは紺野秀樹が務めた[10]。一方で、宮本茂ら前作の開発チームの大半は本作と並行して開発されていた『スーパーマリオ64』に流れてしまったため、紺野は別の部署に応援を依頼した[10]。
また、本作で初めて3Dが取り入れられたものの、紺野はあまり3Dに詳しくなかったため苦労したと前述の対談の中で振り返っている[10]。
NINTENDO64というハードにおいて、キャラクターを3Dで表現すると処理が重くなるため、同時に8人の3Dキャラクターを画面上に表示させるということはできず、その代わりに様々なアングルから描いた絵を事前に用意し、それをアニメーションのように平面で表現するビルボードという手法が取られた[10]。
ゲーム内の効果音に関して、カートのエンジン音はキャラクターのタイプごとに異なり、合計で5種類に分けている[4]。またドップラー効果を導入したことで離れたところにいるカートが起こしたアクションに対する音も、正しい位置で可能な限り鳴るようになった[4]。
なお当初は『スーパーマリオカートR』というタイトルで、ドンキーコングではなくカメックがプレイヤーキャラクターとして登場する予定だった[要出典]。
注釈
- ^ 「テレサ」でプレイヤーのアイテムを奪うことは無い。
- ^ 「アカのこうら」や「にせものアイテム」でクラッシュせず一旦停止するだけ、「カラカラさばく」の蒸気機関車や「キノピオハイウェイ」の車をすり抜けたりするなど。視点内でも遠くで攻撃を受けている場合は、先述の一旦停止だけになっているのを確認出来る。
- ^ 1位から順に9・6・3・1ポイント。
- ^ STARTボタンを押したまま本体の電源を入れると、コントローラパック内のデータを確認したり、削除することができる。移植版はコントローラパックの機能に対応していないため、ゴーストを保存することが出来ない。
- ^ 「バトル」を除く。
- ^ バックをするとアイテムが前に移動し、前方からの攻撃を防げるようになる。
- ^ 他のアイテムや障害物とはクラッシュ時の挙動が異なり、何回か跳ねた後に急停止する。
- ^ a b 本作では起点が固定されておらず、発射した時の位置から直進する。
- ^ 5位以下で使用した場合は、コースの中央に沿って進み、敵カートに近づくと追尾する。
- ^ a b c d e f 「バトル」では出現しない。
- ^ ぶら下げている間に他のカートに当たっても消滅しない。
- ^ 小さくなったカート同士がぶつかっても両方潰れてしまう。
- ^ スピードがある時に衝突するとスピンするものと、「ドンキージャングルパーク」の石つぶて。
- ^ 使用したタイミングによって変動する。また、見た目よりも1秒長く効果が続く。
- ^ a b 「ドンキージャングルパーク」の遊覧船を除く。
- ^ 「ノコノコビーチ」での水没中を除く。
- ^ 使用したタイミングによって変動する。
- ^ COMキャラからも本来使わないアイテムを入手できる。
- ^ 前述の仕様により、COMは待避所を通らずにアイテムを使う。
- ^ 救出中に他のカートにぶつかると復帰できる。
- ^ 前者は通常は4体だが、50ccでは2体に減る。後者は50ccでは1体、100ccと「おまけ」では2体、150ccでは3体。
出典
- ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、194頁。ISBN 978-4-902346-47-3。
- ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、188頁。ISBN 978-4-902346-47-3。
- ^ “マリオカート64”. 任天堂. 2024年1月29日閲覧。
- ^ a b c “ジュゲムが贈るマル秘密攻略法”. 任天堂. 2023年5月9日閲覧。
- ^ 『任天堂公式ガイドブック マリオカート64』小学館、1997年1月、21頁。
- ^ 『任天堂公式ガイドブック マリオカート64』小学館、1997年1月、25頁。
- ^ 『任天堂公式ガイドブック マリオカート64』小学館、1997年1月、68頁。
- ^ 『任天堂公式ガイドブック マリオカート64』小学館、1997年1月、58頁。
- ^ ““Nintendo Switch Online+追加パック”が本日よりサービス開始。ニンテンドウ64やメガドラソフトが楽しめる! 11/5からは『あつ森』DLCも!!” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2021年10月26日). 2021年10月31日閲覧。
- ^ a b c d 宮本茂; 紺野秀樹; 芦田健一郎『社長が訊く『マリオカートWii』』(インタビュアー:岩田聡)、任天堂、2008年4月3日 。2020年6月15日閲覧。
固有名詞の分類
バーチャルコンソール対応ソフト |
ギャラガ 聖剣伝説2 マリオカート64 アルバートオデッセイ ヨッシーストーリー |
NINTENDO64用ソフト |
超空間ナイター プロ野球キング 栄光のセントアンドリュース マリオカート64 爆ボンバーマン2 爆ボンバーマン |
マリオカート |
マリオカート64 マリオカートDS マリオカート アーケードグランプリ マリオカート ダブルダッシュ!! マリオカートWii |
- マリオカート64のページへのリンク