ボンバーマンMAX ボンバーマンMAXの概要

ボンバーマンMAX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 23:36 UTC 版)

ボンバーマンMAX
Bomberman Max
ジャンル アクション
対応機種 ゲームボーイカラー
発売元 ハドソン
シリーズ ボンバーマンシリーズ
人数 1人(ノーマルゲーム)
2人(バトルゲーム)
発売日 1999年12月17日
その他 型式: CGB-A8BJ-JPN
(光の勇者) CGB-A7BJ-JPN
(闇の戦士) CGB-BBPJ-JPN
(Ain)
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概要

本作はボンバーマンシリーズ初の2バージョンで発売されたソフトであり、それぞれ『ボンバーマンMAX 光の勇者』と『ボンバーマンMAX 闇の戦士』という名称である。各バージョンは海外ではそれぞれ『BLUE CHAMPION』(光の勇者)、『RED CHALLENGER』(闇の戦士)の名称になっている。

各バージョンは操作できる主人公キャラクター[1]や登場するキャラボン、収録されているステージが異なる。

開発当初は闇の戦士版の主人公を黒ボンバーマンにする予定であったと思われる[2]

ストーリー

とある宇宙空間に、それぞれ異なる進化をした5つの星があった。その中の1つ、機械惑星「フューチャースター」に怪しい影が忍び寄り、惑星を管理しているコンピューター「ブレイン」が暴走を始めた。フューチャースターから放たれた光によって、他の惑星が次々に機械化されてしまう。宇宙基地「ボンバーベース」のDr.アインは、事件の原因を究明し、それぞれの星に生息するキャラボンたちを救うようにボンバーマンとマックスの2人に指令を送った。この事件の裏には全宇宙の機械化を企む謎の組織「機械化組織」の存在があるようだが…。はたして、ブレインの暴走を止め、宇宙の危機を救うのはボンバーマンとマックスのどちらだろうか…。

操作キャラクター

ボンバーマン
全宇宙の機械化を企む謎の組織を倒すために立ち上がった、光の勇者バージョンの主人公。絶滅の危機を迎えているキャラボンの救出に全力を尽くす熱い心の持ち主。炎の爆弾で戦う。
マックス(MAX)
全てが謎に包まれた、闇の戦士バージョンの主人公。機械化された右手は様々な能力が隠されているらしいが、その全てを見たものはいない。ボンバーマンとは対照的にクールな性格だが、敵である機械化組織に対しては、なぜか激しい怒りの感情を抱いている。雷属性の爆弾「ライトニングボム[3]」で戦う。

ノーマルゲーム

ボンバーマンまたはマックスを操作し、爆弾を武器に数々のエリアをクリアしていく。エリア毎に決められたクリア条件を満たすと次のエリアに進むことになり、最終エリアをクリアするのが目的。今回は出口が複数出現する事があり、選んだ出口によって次のステージが変化する。ステージには番号が割り振られているが、ルート分岐するため番号順に進むとは限らない。出口の色は行き先が未クリアなら青・クリア済なら赤になるため、ルート進行の参考にできる。また、「○○以外を倒せ」や「残り時間が1:00になるまでに○○せよ」などの条件の時に、プレイ途中で条件を満たせなくなるようなことが発生した場合も青いゴールが出現するが、その出口は現在プレイしているエリアの入り口に通じているため、そのエリアをもう一度やり直すことになる。一度クリアしたことのあるエリアは、条件を満たさなくてもゴールが出現する。

爆弾の爆風や、敵・攻撃トラップへの接触、時間切れになるとミス。残り人数が減り、エリアの最初からやり直しになる。基本的なものを除いたアイテムの効果も失われる。残り人数が0の時にミスをするとゲームオーバー。コンティニューは何度でも可能だが能力は初期状態に戻る。特定のアイテムで残り人数が増える。

エリアは全部で100だが、クリアには全てを辿る必要は無い。ゲームオーバーになると、エリア攻略率に応じた称号がもらえる。

本作では2つのセーブファイルが用意され、マニュアルセーブで記録される。ロード時・ゲームオーバー時にクリア済のエリアを自由に選ぶ事ができる。

ステージ

舞台となる進化の異なる5つの惑星。

ステージ1 原始惑星 ザウルススター

  • 特徴:火山から溶岩や火山弾が噴き出し、原人や野獣たちが走り回る未開の惑星。ジャングルに覆われて見えにくい場所が多い。
  • ボス:ドグー

ステージ2 忍者惑星 シークレットスター

  • 特徴:下町情緒溢れる純和風な惑星。忍者や手裏剣、からくり人形などの敵が登場する。ジャンプ台やワープゾーン、トロッコなどの移動タイプの仕掛けが多い。
  • ボス:カブキマン

ステージ3 戦闘惑星 バトルスター

  • 特徴:常に戦争をすることで栄えてきた軍事惑星。踏むと2つの矢印の方向に炎が出る「地雷」や着火点に爆風を当てると燃える「導火線」、上からパラシュートで落ちてきて着地すると爆発する「パラボン」などの危険なトラップが多数存在する。
  • ボス:ソルジャータンク

ステージ4 都市惑星 シティスター

  • 特徴:現在も拡張工事中の市街地風惑星。工事中のため、爆風で道路が陥没し通れなくなる箇所や、安全灯を振り道を塞ぐ「安全人形[4]」なども存在する。
  • ボス:ソーサリー

ステージ5 機械惑星 フューチャースター

  • 特徴:全てを機械が管理する、未来的な科学惑星。進行を遮断するレーザーやバリア、吸爆マグネットなどが設置されている。
  • ボス:ブレイン

  1. ^ 『光の勇者』では「ボンバーマン」、『闇の戦士』では「マックス」を操作することができ、それぞれ爆弾と爆風の演出が異なるが、性能に差は無い。
  2. ^ NINTENDO SPACEWORLD '99 - 会場速報・29日 - ウェイバックマシン(2015年9月5日アーカイブ分)
  3. ^ 爆ボンバーマン2』に登場する「ライトニングボム」と同じデザイン。
  4. ^ 爆風を当てるとしばらく動きを止める。
  5. ^ 爆風を5発当てると破壊できる。
  6. ^ 『光の勇者』では「ボンバーマン」、『闇の戦士』では「マックス」の姿で登場する。
  7. ^ ボンバーマンMAX(ハドソン公式サイト) - ウェイバックマシン(2004年8月4日アーカイブ分)
  8. ^ 火から水への特殊攻撃、水から電気への特殊攻撃など。
  9. ^ 第11回次世代ワールドホビーフェア(ハドソン) - ウェイバックマシン(2004年8月4日アーカイブ分)
  10. ^ 東京ゲームショウ2000春(ハドソン) - ウェイバックマシン(2004年8月4日アーカイブ分)
  11. ^ 次世代ワールドホビーフェア[9]東京ゲームショウ[10]
  12. ^ 例として、光の勇者版のプレイヤーがポミュを出して負けた場合、ノーマルゲーム中のポミュを救出するエリアで再びポミュを入手すること等が挙げられる。
  13. ^ 同じ属性のキャラボン同士は合成できず、合成失敗となるが元のキャラボンが消失することはない。
  14. ^ 単体では最大80%。
  15. ^ ぺんてる製のシャープペンシルの替芯「Ain」を購入することで、本作やボンバーマンシリーズをモチーフにしたミニマスコットがもらえ、付属の応募券をハガキに添付し送付すると抽選で『ボンバーマンMAX Ain(アインバージョン)』が当たるキャンペーン。
  16. ^ 「光の勇者」をベースとしているため、操作キャラクターがボンバーマンのみとなっている他、ピッチエリアで転送できるエリアデータやノーマルゲーム中で入手できるキャラボンも光の勇者版のものだけとなっている。
  17. ^ 爆ボンバーマン2を完全クリアし、グッドエンドの最後に表示される12個の文字を、キャンペーンチラシに付属している「爆ボン2解く得応募券」を添付したハガキに明記して送ると、抽選で150名に『完全データバージョン』を含む4点のグッズが贈られる。






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