ベビーカステラ ベビーカステラの概要

ベビーカステラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 06:59 UTC 版)

天狗堂のベビーカステラ
「三島屋」のベビーカステラの屋台

この場合のベビーとは一般的に小さいという意味であり、赤ちゃん向けという意味ではない。

1918年関西地方の露天組合である金城組(現在の三島屋)が売り出したものが、ベビーカステラの発祥とされている。[3][出典無効]

関西で生まれたベビーカステラは戦後、露店商組合の金城組の商店が東京へ進出し、関東でもベビーカステラが認知されるようになった。一方、粉物文化のない東北地方ではベビーカステラよりもまんじゅうなどで馴染みがある大判焼きの方が主流なため、現在でもベビーカステラ自体を知らない人が多くいる。

関西兵庫県では地域ごとにオリジナル名が数多く存在し[4][5]、中でも明石市周辺や淡路島では表面だけ焼いて中は半熟の状態で供されることもある。他に、三重県ではピーピー焼き、東京ケーキ、チンチン焼、松露焼き、福玉焼き、玉子焼き、ピンス焼き、コンチネンタルカステラ、ドラちゃんカステラなど、非常に多くの名称が存在する[4][5]。移動販売によるFCなど、販売店の形態も様々である。


  1. ^ 山下金物サンテックコーポレーション等を参照
  2. ^ 表面の焦げ目が均一なベビーカステラと違い、鈴カステラは焦げ目が半面のみにつけられのような外見になる。味付けや販売形態も異なる。
  3. ^ 厚香苗『テキヤはどこからやってくるのか?』光文社新書、2014年4月17日。 
  4. ^ a b 中が“トロトロ”のベビーカステラが主流の町”. Excite bit. 2020年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月2日閲覧。
  5. ^ a b はてな?探偵団 ベビーカステラの名は?”. 神戸新聞. 2008年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月2日閲覧。


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