ヘラクレアのマルキアノス ヘラクレアのマルキアノスの概要

ヘラクレアのマルキアノス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 23:02 UTC 版)

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偉大な地理学者ではないが、知られている業績には、次のものがある。

ここでエピトーメ(抄録)の対象となっている著者であるアルテミドロスやメニッポスは、1世紀ころに著述活動をしていた人物である[6]。これらのエピトーメは、ビュザンティオンノステパノス英語版の業績の中に見える題名だけが伝えられているが[7]、 メニッポスについては、写本の一部が存在する。そこから、マルキアノスはメニッポスの業績を改善はしていなかったものと考えられている[6]偽スキュムノス英語版の著作は、その出版史の初期において、マルキアノスによるものと見なされていた。文献学者たちは、マルキアノスが著述のほかにも、地理学に関する文献を収集して注釈を付け、これが今日まで伝わる、先行した地理学書の写本の基礎となったと考えている[7][8]

参考文献


  1. ^ a b Kazhdan, A. P (1991). The Oxford dictionary of Byzantium. 2. New York: Oxford University Press. p. 1302. ISBN 978-0-19-504652-6 
  2. ^ Periplus maris exteri, ed. Müller (1855),515-562.
  3. ^ Schoff, 1927
  4. ^ Menippi periplus maris interni (epitome Marciani), ed. Müller (1855), 563-572.
  5. ^ Artemidori geographia (epitome Marciani), ed. Müller (1855), 574-576.
  6. ^ a b Diller, 147-150
  7. ^ a b Diller, 45-47
  8. ^ Bianca Maria Altomare, For a new critical edition of Marcianus of Heraclea (Summary of PhD Thesis)


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