ブルックリン区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 19:23 UTC 版)
その他
英語のブルックリン訛り(ニューヨーク方言に属する)はテレビや映画などで典型的なニューヨーカーを表す特徴のひとつとして使用されることが多かった。徐々に廃れてきてはいるがブルックリンの労働階級は「ブルックリン訛り」または「ブルックリニーズ」という独特な英語を話す。実際は「ブルックリン訛り」とは言ってもニューヨーク5区全体及び隣接のニュージャージー州北部の労働階級でもよく聞かれる。このブルックリン訛りは、主に、第二次世界大戦終了以前まで国語の教師にイギリス出身者を雇用していた影響と、ドイツから来たユダヤ系、アイルランド系、イタリア系の訛りや慣用表現、それに加えて最近では黒人系、ヒスパニック系の表現の影響もみられる。ブルックリン育ちのヨーロッパ系よりはかなり一般アメリカ英語に近いがアジア系の間でも確認できる。基本的に人種を問わず公立の学校の生徒の間では幅広く聞かれる。
古い世代ではマンハッタンに行く事を「ニューヨークに行く」と言う場合がある(マンハッタンの公式名称はニューヨーク州ニューヨーク郡であるため誤認ではない)。そのほかマンハッタンを「ザ・シティ(The City)」と呼ぶ場合もあるが、ザ・シティというのはアメリカ全土で通用するニューヨーク市の通称であるため必ずしもマンハッタンのみを指すわけではない(例:アメリカのテレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」はアメリカ人であればニューヨーク市が舞台の物語であることをタイトルから読み取れる)
1907年にヴィタグラフがミッドウッド地区のアヴェニューMにスタジオを構えたのが映画産業の始まり。後にワーナーブラザーズに売却されるが、1939年に現在のカリフォルニア州ロサンジェルス市ハリウッド地区に移動され現在の映画産業の元となる。
ブルックリンのいたるところで売っているポピュラーなストリートフードに、シンプルなチーズピザのスライス、ジャマイカンビーフパティー、ギリシャ・トルコ系のジャイロやシシカバブ、ホットドッグ、ヒーロー(他の町ではサブ等と呼ばれる)と呼ばれる長いパンにはさんだサンドイッチ、ユダヤ系のパストラミのサンドイッチ、中国系のフライドチキン等がある。
有名なブルックリン出身のギャングにシカゴで組織を作ったアル・カポネとラスベガスのカジノ産業を始めたユダヤ系のバグジーがいる。
- ^ “CITY POPULATION”. 2023年8月11日閲覧。
- ^ “Dave Leip's Atlas of U.S. Presidential Elections”. 2023年5月18日閲覧。
- ^ “BOARD OF ELECTIONS IN THE CITY OF NEW YORK 2020 ELECTION NIGHT RESULTS President/Vice President”. 2020年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月7日閲覧。
- ^ “New York State Board of Elections, 2020 General Election Night Results”. 2018年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月7日閲覧。
- ^ 石油タンク大爆発『朝日新聞』1976年1月6日夕刊、3版、7面
- ^ Per the County and City Data Book:2007 (U.S. Census Bureau), Table B-1, Area and Population, retrieved on July 12, 2008, New York County (Manhattan) was the nation's densest-populated county, followed by Kings County (Brooklyn), Bronx County, Queens County and San Francisco, California.
- ^ American Fact Finder (U.S. Census Bureau): New York by County - Table GCT-PH1. Population, Housing Units, Area, and Density: 2000 Data Set: Census 2000 Summary File 1 (SF 1) 100-Percent Data, retrieved on February 6, 2009
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